インフルエンザの予防接種で疑問や心配ってたくさんありませんか?
- 本当に効果があるの?
- 副作用は大丈夫?
- 値段が上がったって本当?
- 妊婦は大丈夫?
- 成分には水銀?
など挙げたらキリがないですよね。
今回は、インフルエンザの予防接種の疑問を厳選してお届けします。
インフルエンザ予防接種(ワクチン)まとめ
インフルエンザ予防接種(ワクチン)は効果は?
ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が起こります。この状態を「発症」といいます。ワクチンには、この発症を抑える効果が一定程度認められています。
インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、ある程度の発病を阻止する効果があり、また、たとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。
インフルエンザ予防接種(ワクチン)は効果なし?期間や子供には?
インフルエンザ予防接種(ワクチン)の副作用は?
10%から20%の人は、注射を打った患部の腕が腫れる、赤くなる、熱をもつ、固くなる、痛くなる、などの症状がありますが、 2から3日で自然に治ります。
とても稀な重篤な副作用として、インフルエンザワクチンを接種してすぐから30分以内に・アナフィラキシー症状などの症状が現れます。これはとても危険な症状で自然には治りません。医師の緊急処置が必要になります。
だから万が一の時備えて、接種後30分間は病院にに待機して様子を見るように医師から言われます。
インフルエンザ予防接種(ワクチン)の値段は?
インフルエンザワクチンの値段は 子供・大人・高齢者・妊婦により多少の違いがあります。
2015年の値段は、2015年度からインフルエンザワクチンが3価ワクチンから4価ワクチンに変わったので、ワクチンの仕入れ価格が上昇して、昨年度よりも値上げをしました。
妊婦のインフルエンザ予防接種(ワクチン)は大丈夫?
インフルエンザワクチンは不活性ワクチン(インフルエンザ菌は死滅しており予防に必要な成分で作られている)ので、妊婦がインフルエンザワクチンを注射しても、妊婦や胎児に悪い影響が現れることはありません。
妊婦の週数に関わらず、インフルエンザワクチンを接種すると、妊婦の身体に抗体ができ、免疫力が付きます。
また、胎盤を通して、胎児にも免疫力が付き、出生後しばらくは、母体から受け継がれたインフルエンザの抗体によって、インフルエンザにかかりにくくなるというメリットがあります。
インフルエンザ予防接種(ワクチン)の水銀とは?
保存料ありのインフルエンザワクチンの防腐剤にはごく微量のチメロサール(エチル水銀)が使われています。
保存料が入っている種類は、一つの小瓶に数回分のワクチンが入っており、1回ごとに接種量を注射器で吸引して使っています。
そのため、吸引する際に雑菌等が混入する危険性があり、このリスクを無くす目的で、チメロサール(エチル水銀)が使われています。
インフルエンザワクチンの種類とは?
ワクチンの種類は、「生ワクチン」と「不活性ワクチン」があります。
日本で接種されているインフルエンザ予防接種のワクチンは「不活化ワクチン」です。A型とB型の混合ウイルスワクチンを注射します。
前シーズンのインフルエンザの型の流行状況や健康な人の持っている免疫状況などから、流行するインフルエンザの型を予測してワクチンが作られます。
インフルエンザ予防接種で腫れる理由
インフルエンザのワクチンは鶏の有精卵を使って作られているため、ニワトリの卵に含まれる蛋白質がワクチンに混ざっていて、免疫反応(異物混入!!)として身体が反応する症状なのです。
これは軽度の副反応で、インフルエンザワクチンに対する抗体ができたしるしなので、心配する必要はありません。3日間ほどで腫れは収まっていくので様子を見ましょう。
授乳中のインフルエンザ予防接種は大丈夫?
結論から申し上げると、インフルエンザワクチンは「不活性ワクチン」なので、母乳や乳児に影響はありません。
日本ではインフルエンザワクチンは皮下注射による「不活性化ワクチン」を利用しています。
授乳中にインフルエンザの予防接種を受けても、母乳に影響がでたり、母乳を伝わって乳児にインフルエンザ菌が感染することもありませんのでご安心してください。