夏風邪で腹痛が出てきました。
腹痛 → 下痢 → 夏風邪本番
この流れの人も多いのではないでしょうか?
早く治すにはどうしたらいいのでしょう。
今回は、夏風邪で腹痛になる!薬を飲んではいけない理由とは!?についてご説明します。
夏風邪の腹痛
夏風邪で腹痛になる原因は?
夏風邪の腹痛の原因はウイルス感染になります。
腹痛が起きているということは、腸で繁殖する「エンテロウイルス」の可能性が高くなります。
夏風邪のウイルスは大きく分けると2つあります。
- エンテロウイルス → 腸に出る(下痢・腹痛など)
- アデノウイルス → 咳が強く出る
エンテロウイルスとは?
エンテロウイルスは夏から秋にかけて多く繁殖します。高温多湿を好む夏の代表的なウイルスになります。
子供に多い感染症である、手足口病・ヘルパンギーナ・風邪症候群もこのウイルス感染で発症します。
夏風邪による腹痛は3種類
腹痛といっても様々ですので、
ここでは、夏風邪による腹痛を3種類に分けて見ていきます。
- 夏風邪の症状と腹痛がある
- 夏風邪の症状と下痢がある
- 腹痛だけがある
それぞれ見ていきましょう。
1.夏風邪の症状と腹痛がある
腹痛以外に、夏風邪の症状である、
発熱・咳・痰・鼻水・喉の痛み
などが出ている場合は夏風邪の可能性が高くなります。
夏風邪はウイルス性になるため腹痛から下痢に移行するケースがあります。
2.夏風邪の症状と下痢がある
上記で夏風邪の症状を確認しましたが、その症状に加えて下痢が起きている場合は、夏風邪が進行している状態です。
夏風邪で下痢をしている場合は、体外へウイルスを排出している最中になります。
体はウイルスと戦っているんですね。
これは体の防衛反応になり、夏風邪が治るために必要な症状になります。
3.腹痛だけがある
腹痛だけがある場合は、
- 夏風邪の前兆
- 他の腹痛の病気
夏風邪の前兆の場合は、腹痛に加え風邪の症状(咳・鼻水・喉の痛みなど)が出てきます。
他の腹痛の場合、夏特有のものといえば、
- 食中毒
- 熱中症
- 冷房などによる冷え
- 冷たい物の食べ過ぎ・飲み過ぎ
冷えによる腹痛は、夏バテに移行しやすくなります。
各病気・症状の詳しい情報はこちら↓
夏の腹痛の原因は5つもあるって本当なの!?
夏風邪の腹痛の対処法
腹痛の根本原因は夏風邪です。
夏風邪ウイルスが体外へ排出されることで夏風邪も腹痛も治ります。
夏風邪の腹痛は2つの対処法が必要になります。
- 腹痛への対処
- 夏風邪への対処
それぞれ見ていきましょう。
1.夏風邪の腹痛への対処
夏風邪の腹痛で注意したいのが、下痢をしている時です。
この下痢はウイルスを体の外に排出するための体の防衛反応になります。
ウイルス感染を防いでくれているんですね。
夏風邪の下痢時は、水分と同時に体液(ミネラルなど)も一緒に出しているいるため脱水症状を起こしやすい状態にあります。
水分補給が必須ということです。
詳しい夏風邪の下痢はこちら↓
薬は飲まないほうがよい理由も書いています↓
夏風邪で下痢に!食事は摂らない方がいいって本当!?
2.夏風邪の対処法
腹痛を治すには夏風邪を治す必要があります。
夏風邪を治す3か条
- 環境 → ウイルス増殖を防ぐ
- 栄養 → 水分補給・栄養価が高く食べやすい物
- 睡眠 → 体力の回復
基本はこの3つ徹底することです。
夏風邪のウイルスは高温多湿を好むため、室温・湿度の調節が重要になってきます。
ウイルス増殖を防ぐためですね。
詳しくはこちら↓
夏風邪の治し方!咳が出る場合はウイルスが違う!?
夏風邪の腹痛で薬は飲んでいい?
基本的に下痢止め薬・風邪薬は飲まないほうがよいです。
下痢や発熱は体の防衛反応になり、ウイルスを排出・殺菌するために症状として出ています。
薬は夏風邪のウイルスを排出・殺菌を止めてしまうため体内でウイルスが増殖してまう可能性があります。
辛くてしょうがない時は、薬を飲むのもアリですが、すぐに内科に行ったほうがいいですね。
夏風邪の腹痛が治らない場合
夏風邪の腹痛が治らない場合、
体外へウイルスが排出されきっていないことが考えられます。
腸などにウイルスが停滞しているわけですね。
このようなことしていると夏風邪が治りづらくなります。
- 市販薬を飲んでいる
- 部屋の室温が調節ができていない
- 食事の摂り方が間違っている
- 睡眠の質が低い
この4つを確認してみてください。
詳しくはこちら↓
夏風邪が治らない4つの原因とは?薬は飲まない方がいい!?
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