日焼けで湿疹とかゆみが!
いつもは赤み・痛み・かゆみで皮がむけてくるんですが、ブツブツの湿疹?蕁麻疹?ができています。
気持ちが悪いんですが、これって何でしょうか?
今回は、日焼けで湿疹とかゆみが出た!2つの病気の可能性もある!?をご説明します。
日焼けの湿疹とかゆみの原因
日焼けで湿疹とかゆみが出る原因は、光線過敏症の可能性があります。
光線過敏症はいくつか種類がありますが、ここでは、発症が最も多いこの2つを見ていきます。
- 多形日光疹(たけいにっこうしん)
- 日光蕁麻疹(じんましん)
それぞれ見ていきましょう。
多形日光疹(たけいにっこうしん)
日光に皮膚がさらされることで、赤い湿疹やかゆみを従う皮膚疾患になります。
女性の発症が多く、思春期~青春期に多いというデータがあります。
- 紫外線が強くなる3~7月に多く出る
- 日光に当たった数時間後から湿疹・かゆみが発症し、数日間続く場合もある
- 日焼け止めを塗っておくと発症しにくい
- 原因は不明だが紫外線の影響
- 夏は屋内でも発症する場合も
湿疹とかゆみの種類
赤いブツブツとかゆみが皮膚の一部(顔・腕・手・首周りなど)に現れ、
数日間~1週間以上この症状が続き、症状が悪化すると水ぶくれができる場合もあります。
対処法
原因がはっきりしていないため、現在は予防薬がありません。
対処法としては、
- 日光に当たらないように皮膚を覆う(帽子・サングラス・ストール・腕カバーなど)
- 少しずつ日光に当たり皮膚を慣らす
皮膚科では、ステロイド外用薬使うことで症状の軽減が期待できます。
日光蕁麻疹(じんましん)
- 日光に当たった直後~15分以内くらいに発症し、1~2時間程度で治る
- アレルギーの原因は可視光線
- 日焼け止めは効かない
- 春~夏に発症頻度が高いが年中発症する
- 夜間や室内でも発症することも
※可視光線(電磁波)は紫外線とはことなるため、日焼け止めでは防げません。
湿疹とかゆみの種類
湿疹ではなく蕁麻疹ですね。
蚊に刺されたようなプックリしたものができ、かゆみが出ます。(手足・太もも・背中・腹部など)
かきむしるとみみず腫れのようになり、蕁麻疹が広がることがあります。
通常ではあれば1~2時間後には治まります。
対処法
- 日光の当たらない暗い所で安静にする
- 冷やすとかゆみが緩和する(冷えたタオル・水シャワーなど)
重症な人は、入院して強制的に光を浴びせ、過敏性を抑えていく療法があります。
(減感作療法)
日焼けで湿疹やかゆみが繰り返す場合は
まずは、皮膚科で診てもらいましょう。
こんな検査もあります↓
光線過敏試験という検査があります。(慶応義塾大学病院)
光線を背中に当てて、アレルギー反応をみる検査になり、このような検査が行われます。
- 光線照射試験(2種類)
- 光パッチテスト
光線過敏症は今回紹介した多形日光疹・日光蕁麻疹以外にも種類がありますので、それらも含め診断してくれるそうです。
湿疹・かゆみを繰り返す場合は、皮膚科に相談してみるといいですね。
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