日焼けで水ぶくれができました!
皮膚は赤いし、痛いし、かなりの辛さです。
実は、日焼けの水ぶくれは病院直行クラスのやけどなんですよね。
今回は、日焼けの水ぶくれ!処置で市販薬は効果がないって本当!?についてご説明します。
日焼けの水ぶくれ
日焼けは「やけど」の一種になります。
もちろん、水ぶくれも含まれます。
やけどは3段階に分かれますので見ていきましょう。
- 第1度(軽度)
- 第2度(中度~重度)
- 浅達性第2度
- 深達性第2度
- 第3度(重症)
皮膚が赤くなる程度で、一般的な日焼けはこちらになります。
表面に皮膚(表皮)に炎症が起きます。
第2度は2種類に分かれます。
日焼けの水ぶくれはここに該当します。
第2度の中でも、軽いやけどになりますが水ぶくれができ、痛みが出ます。
表面の皮膚(表皮)のさらに下の皮膚(真皮)の近くまでやけどが達している状態です。
皮膚の少し深いところまでやけどしているわけですね。
水ぶくれは、皮膚の深いところまでやけどが達していないとできません。
第2度では重度になります。
皮膚の深い所(真皮)にまでやけどが達し、水ぶくれの液体は濁ってきます。
細菌感染のリスクも出てきます。
皮膚のさらに深い所(皮下組織)までやけどが達しています。
皮膚が壊死して白くなり、痛みを感じないのが特徴です。
- やけどの広さ
- やけどの深さ
日焼けはやけどの広さ(面積)が大きくなりがちで、深さは浅めになります。
ただし、水ぶくれができているということは、日焼けの中では重度になります。
日焼けの水ぶくれはどのくらいで治る?
水ぶくれ以外にも、痛み・かゆみなどもありますよね。
私もなった経験がありますので辛いお気持ちはよくわかります。
さて、日焼けの水ぶくれはどのくらいで治るのかと言いますと、約10日間ほどで治ってきます。(個人差あり)
水ぶくれの下に新しい皮膚が再生され、水分は皮膚に吸収されます。
絶対に水ぶくれは破かない!
日焼けの水ぶくれを破くと2つのデメリットがあります。
- 細菌感染し、悪化する恐れ
- 皮膚の治りが遅れる
破けたところから細菌が入り、炎症・化膿する場合があります。
水ぶくれ部分の皮膚は再生途中ですので肌のバリア機能も弱いためとてもデリケートです。
水ぶくれに溜まっている体液(浸出液)は、皮膚を再生させる役割があります。
破いてしまうと体液が出てしまい皮膚の治りが遅れます。
水ぶくれが破けた場合は
ワセリンを塗ってラップで巻くとうやり方がありますが、できる部分が限られます。
細菌感染の恐れもありますので、すぐに皮膚科で診てもらいましょう。
日焼けの水ぶくれは、皮膚科へ行くのがベストな理由
日焼けで水ぶくれができた時に皮膚科に行くのがベストな理由は、水ぶくれは市販薬では対応できないからです。
日焼けの水ぶくれに市販薬が対応できない理由
薬局などで販売されいる塗り薬は、
上記で説明したやけどレベル(3段階)の第1度(軽度の赤み・痛み)までしか対応していません。
代表的な「オロナイン軟膏」も軽度のやけどの時と書いてあります。
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水ぶくれは、第2度(水ぶくれ・痛み)に該当し、第1度よりも重度になります。
このことを考えると、
自分での処置のレベルを超えているのが日焼けの水ぶくれになります。
ですので、すぐに皮膚科で診てもらうのがベストというわけです。
日焼けの水ぶくれの処置
日焼けで水ぶくれができた時点で、中度のやけどです。
自分でケアできる領域ではありません。
応急処置としとにかく冷やしましょう。
冷やすことで肌の炎症を抑えることができます。
これが優先順位1番です。
- 冷たいタオル → やや広範囲を冷やせる
- アイスノン → 部分的に冷やせる
- 水風呂・水シャワー → 体全体を冷やせる
このようなものを使い分けると効果的に対応できます。
冷やした後は、皮膚科へ行きましょう。
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最後に
日焼けの症状で水ぶくれは重症の部類に入るんですね。
市販薬では対応できないわけですからね。
病院へ行きたくない気持ちはわかりますが、水ぶくれができるくらいの日焼けって痛み・かゆみもかなりありますよね。
水ぶくれが潰れて痕になるケースもあるみたいなので、特に女性は気になりますよね。
早目の皮膚科を心がけてください。
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