【アトピー特集】アトピーの診療科と診断方法について知りたい

本日は、アトピーの病院や検査方法、診断方法についてお話しさせていただきます。

目次

アトピーは何科?

アトピーかも?と疑いのある症状を認めたら、早めに病院などの医療機関へ行くことをお勧めします。

大人のアトピーを治療をするための機関としては、皮膚科がいいでしょう。皮膚科が近くにない場合は内科アレルギー科でも診察可能です。

アトピー専門の外来を設けているような病院も今は増えていますから、もしも近くにアトピー外来があるという場合には、そちらへ行くといいでしょう。

アトピーはどうやって調べる?

アトピー性皮膚炎かどうかを調べる検査方法には、血液検査皮膚検査があります。

血液検査では、血液中に含まれるアレルギーを起こす原因物質の量を測定します。

皮膚検査でよく行われるのは「プリックテスト」や「パッチテスト」ですが、食物アレルギーの検査で安全性や有用性から推奨されているのは「プリックテスト」です。

「プリックテスト」は即時型アレルギーに対する検査で、アレルゲン(アレルギーを起こす物質)が体内に入ってからすぐに症状が出るかどうかを評価するものです。

プリックテストのやり方は?

プリックテストは、専用針により少量のアレルゲンを皮膚に入れ、15分後の反応を見る方法です。

赤くなったり湿疹のような反応が出現した場合は陽性と判断され、アレルギーの原因と考えます。

徹底解説【大人のアレルギー検査】費用はいくら?保険適用?病院は何科?[EPARK]
https://epark.jp/medicalook/allergies-inspection-2/

アトピーの診断方法

日本でのアトピー性皮膚炎治療について、厚生科学研究班よりガイドラインが提示されています。
ガイドラインでは治療の流れが示されていて、要点として「診断」「皮膚症状(重症度)の評価」「治療の基本」の3つあります。

診断」については、かゆみや皮膚の症状、経過時間、患者本人の既往歴と家族の病歴、検査結果などを確認して診断を行います。

役立ちドクター

既往歴・家族の病歴とアトピーの関係
もともと肌のバリア機能が弱かったり、家族にアトピー性皮膚炎や気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎を持つ人がいる場合は、アトピー性皮膚炎になりやすいことがわかっているんです。

皮膚症状(重症度)の評価」は基準に基づき、軽症、中等症、重症、最重症の4段階に分けられます。

また「治療の基本」では、次の3点から組み立てられるようになっています。
 ①原因・悪化因子の検索と対策
 ②スキンケアア(皮膚機能異常の補正)
 ③薬物療法

このような流れで治療が行われますので、その人の症状によって治療内容は違ってきます。

例えば軽度の人の場合には、栄養指導や、飲み薬などで終了するという場合もありますが、重度のアトピーの人の場合は、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬などが処方されたりします。

しかしながら、アトピー性皮膚炎は経過中に合併症を伴ったり、基本治療で改善がみられない場合などもあります。

厚生労働科学研究のガイドラインは一般的な目安で基本的な治療を示したものなので、場合によってはその他の治療を考慮することが必要な場合もあります。
その際は自己判断をせず、医師の指示のもとで治療を続けていくようにしましょう。

アトピー外来のある病院

全国にアトピー専門の外来のある病院数は多くありませんが、近くにあるかどうか調べてみるといいでしょう。

アトピー性皮膚炎の専門医療を受診できる病院を探す【T-PEC医療機関検索】
https://t-pec.jp/hospital/specialist/select/?bynm_cd=MDEx

アトピー専門外来に行くメリットは、普通の皮膚科よりも豊富な経験と最新の医療知識をもとに治療が受けられますので、よりスムーズに治療が進むのではないでしょうか。

アトピーの病院へ行く際に、一緒にアレルギーについても調べてもらうと、アトピーの治療に役立つこともありますから、アトピーでまだ自分が何のアレルギーになっているのか分からないという人の場合には、一度調べてもらっておくと、予防にもつながります。

おわりに

この特集ページでは、テーマごとに連載形式で投稿していきます。
初回特集では、アトピーに関するさまざまな情報について、網羅的に記事にしてご紹介をさせていただきます。

当サイトのこれらの記事が、悩まれている皆さんに少しでもお役に立てれば、当サイト管理者としても、とても嬉しい限りです。
ぜひ、他の記事もご覧頂きながら、引き続き当サイトを、よろしくお願いいたします!

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