本日は、アトピーのかゆみについて、お話ししようと思います。
我慢できないほどのかゆみ
アトピーのかゆみというのは、経験した人にしかわからない我慢できないような苦しいものだと聞きます。
我慢が出来ないくらいのかゆみですから、大人でも、わかってはいてもひっかいてしまう人が多いと思います。アトピーのかゆみは、なぜ我慢できないほどのかゆみなのでしょう。
子どもや乳幼児の場合には、さらにかゆみに対して我慢ができなくなりますから、掻き毟ることもあるのではないでしょうか。
ひっかいた部分が悪化…かゆみの悪循環
アトピーのかゆみに負けて掻き過ぎると一時的にかゆみから逃れることはできても、引っ掻いて血が出たり皮膚を傷つけてしまいます。
それによって、その部分の皮膚は炎症を起こしてしまい、さらにかゆみを強くしてしまうのです。炎症がかゆみを悪化させてしまう、まさにかゆみの悪循環です。
また皮膚を掻き過ぎることで乾燥肌になってしまい、バリア機能が低下します。
通常はバリア機能によってダニやハウスダスト、細菌などのアレルゲンが皮膚から侵入することをブロックしていますが、機能が低下すると外からのアレルゲンも侵入しやすくなってしまうのです。
アトピー性皮膚炎がなかなか治りにくい原因というのは、このような悪循環にもあるのです。
対策は、まずは「かゆみを抑える」こと
アトピーのかゆみは、ただ単に痒いだけではなく、かゆみが気になって仕事が手につかなかったり勉強が手につかなくなったり、中には夜に眠れないほどのかゆみを伴うという人もいます。
こうしたアトピーのかゆみが原因で、普通に生活をすることができなくなり、ストレスがたまり、そのストレスがさらにホルモンのバランスを崩すことになるのです。
悪循環になりやすいアトピーのかゆみは、引っ掻くことをやめること、かゆみを抑えることが大切です。
かゆみは冷やすことでやわらぐ
かゆみは、体が温まると引き起こされやすいです。
そのため熱いお風呂に入り体が温まったときや、眠りに落ちる前に体温が上がったときなどに襲って来ることが多いのです。
そのようなときの対処法や回避方法は、体やかゆい箇所を冷やし皮膚の温度を下げることです。冷やすことで、かゆみを感じる神経を抑えることができます。例えばこのような方法でかゆみを抑えてみましょう。
●冷たいタオル、またはアイスノンや保冷剤、氷などを柔らかい布にくるんでかゆい箇所にあてる
●かゆみを抑える効果のある100%精製ツバキ油スプレーで患部を冷やす
●部屋の温度を下げる
おわりに
この特集ページでは、テーマごとに連載形式で投稿していきます。
初回特集では、アトピーに関するさまざまな情報について、網羅的に記事にしてご紹介をさせていただきます。
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