口の中がかゆいことが結構あるんですが・・。特に上側が!
かきたくてもかけないというか、舌でかいたり、うがいをしたりします。
アレルギー反応なので、うがいが効いているかどうかは不明ですが、気分的に少し良くなるような・・。
ここでは、口の中がかゆい病気の原因と症状についてご説明していきます。
口の中がかゆい原因は?
口の中がかゆい原因(特に上側だけ)はこの2つの可能性があります。
- 季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)
- 口腔アレルギー症候群(果物アレルギー)
それぞれ見ていきましょう。
季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)
病気の概要
季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)は、春や秋に、スギ、ヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状を起こす病気です。
季節性アレルギー性鼻炎で口の中がかゆい原因
口の中の上の部分は、粘膜で出来ています。
鼻から吸い込んだアレルゲンが口の中の上の部分に付着することで、かゆい症状が出ることがあります。
他の症状
・鼻水やくしゃみ
・鼻水が透明でサラサラ
・鼻づまり
・発熱
・目のかゆみ
・肌荒れ
何科?治療法は
口腔外科や耳鼻咽喉科を受診して、アレルゲンの検査と薬を処方してもらいましょう。
自分での対処
口の中の上側がかゆい時の対処法は、とにかくよくうがいをしてアレルゲンを洗い流すことが必要です。
うがいをするときに緑茶や塩水を使うと殺菌効果もあるのでおすすめです。また、口の中が乾燥していると、かゆみも起きるため水分補給もしましょう。
季節性アレルギー性鼻炎の注意点
・十分な睡眠を摂る
・ストレス解消をする
・飲酒をしない
・喫煙をしない
・適度な運動をする
・帰宅したら着替える
・症状が治まらないときは病院に行く
口腔アレルギー症候群(果物アレルギー)
概要
花粉症の人は果物アレルギーを起こしやすいです。
理由は花粉症を起す花粉アレルゲンの抗体と特定の果物、野菜が持つアレルゲンが共通するためです。
口から入ったアレルゲンと花粉症を起こす抗体とが反応して、アレルギー反応が起こってしまいます。
口腔アレルギー症候群で口の中がかゆい原因(特に上側だけ)
主にアレルギー反応です。
原因となる食物を食べると15分以内に、口の中(のどの奥、唇、舌)にかゆみやヒリヒリする感じや、突っ張った感じが現れます。
アレルギーを起こした食物は食べないようにしましょう。
原因となる果物や野菜には、
・りんご、さくらんぼ、もも、いちご、なしなど → バラ科の食物
・スイカ、メロンなど → ウリ科の食物
・その他 → キウイ、パイナップル、バナナ、ジャガイモ、トマト
など多くの種類があります。
他の症状
特定の果物(野菜)を口に入れると、花粉を吸い込んだ時と同じように、口の中(のどの奥、唇、舌)がかゆくなったり、痛くなります。
何科?治療法は
口腔外科や耳鼻咽喉科を受診して、アレルゲンの検査と薬を処方してもらいましょう。
自分での対処
アレルギーを起こす果物(野菜)が分かっていれば果物アレルギーの予防が可能です。
花粉症の人は果物アレルギーを起こしやすいので注意が必要ですが、花粉症がない人でもアレルギーが起きる事があるので注意しましょう。
ただし、リンゴジュースやリンゴジャムは加熱してあるためにアレルゲンが変化していて、アレルギーが起こらない事があります。
口腔アレルギー症候群の注意点
重病化すると吐き気や下痢などの消化器症状を起こします。
花粉症ではあまり起きることが無い喘息発作を起こすこともあり、注意が必要です。
私の口の中がかゆい体験談
私は子供の頃から果物アレルギーです。果物を食べると口の中がかゆくなり、りんご一切れさえ食べることができません。
学校では果物は食欲旺盛な男子に食べてもらい難を逃れていましたが、大人になって会社で3時のお茶の時間に、果物を食べるように勧められた時には、
「果糖の甘さが嫌いだから御免なさい。」というと変な顔をされて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
果物アレルギーは世間ではなかなか認知されにくい病気だと思います。
最後に
口の中がかゆい原因(特に上側だけ)は、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)と口腔アレルギー症候群(果物アレルギー)があることがよく分かりましたね。
特に季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)は春か秋の季節限定なので、症状が出る前に、予防を兼ねて口腔外科や耳鼻咽喉科を受診して、アレルゲンの検査と薬を処方してもらいましょう。