熱中症でお茶を飲んでも意味が無い!って聞いたことはありませんか?
それは塩分がないためなのでしょうか?
半分は合っていますが、実はお茶の場合、水分補給ができていない可能性があります。
今回は、熱中症でお茶を飲む!塩分がないので不向き!?についてご説明します。
熱中症でお茶は不向きなのはなぜ?
熱中症は脱水症状を起こしているので、
とにかくお茶でもなんでも水分補給をしようと考えたとしたら、それは間違いです。
お茶(いわゆる緑茶)はカフェインが多く含まれるため、利尿効果が高いのです。
せっかくコップ一杯180ml飲んだとしても、
カフェインに誘発されて、それ以上が尿となって出て行ってしまいます。
脱水症状がひどくなることもあるので、
熱中症の水分補給目的にお茶を飲むことは不向きです。
またカフェインの刺激は頭痛を起こすことがあるので、
熱中症の脱水症状による頭痛がひどくなる恐れもあります。
お茶は自発的脱水になる場合も
熱中症によって体はこの2つの成分を失います。
- 水分
- 塩分(電解質)
正常な体は水分や塩分(体液)を一定の濃度に保つことによって汗を出し体温調節をしています。
体は防衛反応として、
体液が薄まるのを防ごうと水分を尿や下痢として外へ排出します。
水分補給をしているつもりが、吸収されないで脱水症状が起こってしまうんですね。
特に下痢をしている時は、お茶は注意してください。
詳しくはこちら↓
熱中症で下痢が治らない!水やお茶ではダメな理由とは!?
熱中症でミネラル麦茶はどうですか?
そもそも麦茶はノンカフェインなので、水分補給に適した飲み物です。
その中でもミネラル麦茶には、
熱中症予防に効果があると赤穂化成や伊藤園の研究でわかっています。
普通の麦茶とミネラル麦茶を飲むグループに分け実験を行いました。(期間は6カ月)
その結果、
ミネラル麦茶グループの方が「血液サラサラ効果」が高まるということがわかりました。
麦茶の効能には、
- 血液サラサラ効果
- 血液を冷やす
- 胃腸を和ませる
などがあり、体に熱がこもることで起こる熱中症予防にはピッタリの飲み物なんですね。
またお子さんにも安心して飲ませられる飲料ですよね。
夏場のおすすめは製氷皿にミネラル麦茶を入れて凍らせておいて、水筒の麦茶に凍った麦茶氷をプラスする方法です。
普通の氷を入れるより薄まることはなく、ミネラル成分をしっかり補給できますよ♪
熱中症予防には起床時やお昼寝から起きた時などに、ミネラル麦茶を飲む習慣が出来ると安心です。
麦茶は熱中症「予防」には向いていても熱中症にかかってしまった場合は、スポーツドリンクなどが適しています。
熱中症でおすすめの飲み物は?
熱中症には水分と電解質(ナトリウムとカリウム)が必要不可欠です。
市販のスポーツドリンクでもOKですが、
これをバッチリ補ってくれる、日本人には馴染みのある飲み物があるんです。
それは…、
「味噌汁」です!!
これは熱中症患者がよく運び込まれる小児救急の先生に聞いたので、信頼出来る情報です。
水分・塩分が効率よく摂れるんですね。
普段の味噌汁を冷ましたり氷を入れたりして、火照った体にも飲みやすくして摂りましょう。
詳しくはこちら↓
熱中症の飲み物で絶対におすすめの2つとは?
おわりに
熱中症は脱水症状がすすんでいるので、
利尿作用の高いお茶を飲むのは不向きと言えそうです。
対策としてお茶を飲むなら、ミネラル麦茶がおすすめです。
ただし、熱中症「予防」では向いていますが、熱中症にかかった場合はこちらの飲み物で対処してください↓
熱中症の飲み物で絶対におすすめの2つとは?
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