熱中症が回復する期間ってどのくらいでしょうか?
個人差や症状によっても違うのはわかりますが、目安があるといいですよね。
今回は、熱中症で回復する期間は?子供の場合は再発注意です!についてご説明します。
熱中症の回復期間は?
熱中症といっても、症状や重症度は様々です。
当然、回復期間にもバラつき出ます。
熱中症の3分類と回復期間(目安)
熱中症は3つに分類され、重症度が変わってきます。
回復期間は個人差があり、あくまで目安として参考にしてください。
適切な対処ありきの場合ですね。
- 軽度(熱けいれん・失神) → 数時間~1日
- 中度(熱疲労) → 3~5日
- 重度(熱射病) → 回復次第(入院レベル)
それぞれの症状などを詳しく見ていきましょう。
軽度(熱けいれん・失神)は数時間~1日で回復
熱中症の軽度に症状は、
めまい・こむら返り・大量の汗・筋肉痛など
になります。
適切な対処により、回復期間は数時間~1日程度で回復します。(個人差あり)
ここで熱けいれん・熱失神を確認しておきましょう。
大量の発汗により、血液中の塩分濃度が低下して、手足やお腹などがけいれん・つったりします。
汗を出すために血管が拡張します。そのため、血圧の低下・脳への血流が減少してめまい・一時的な失神などが起こります。顔も青白くなり脈は弱くなります。
熱中症は急激に症状が悪化することがあります。
軽度から中度に移行するスピードが速いですので軽視せずに迅速な対処が必要です。
中度(熱疲労)は3~5日間で回復
熱中症の中度の症状は、
頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感など
になります。
頭痛が続く・嘔吐がある場合は注意が必要です。
特に嘔吐していると水分補給ができず重症化する恐れがありますので、救急車も視野に入れてください。
詳しくはこちらをどうぞ↓
熱中症で嘔吐した!対処法は2パターンあるって本当!?
熱中症の中度は、場合によっては回復に時間がかかることがあります。
なぜなら、症状としては病院へ行くレベルだからです。
回復期間の目安としては、3~5日間になります。
子供・高齢者は体力や回復力が弱いので病院で一度診てもらうことをオススメします。
熱中症(中度)の熱疲労とは?
大量の発汗により、水分・塩分不足になり強い脱水症状が起こっている状態です。
症状も1つ出るというよりは、頭痛に加え吐き気など合併して出ることも多々あります。重症化を防ぐため迅速な水分補給が必要になります。
重度(熱射病)は回復次第(入院レベル)
熱中症の重度の症状は、
意識障害・全身けいれん・運動障害・高体温など
になり、
- 呼びかけの反応がおかしい
- 歩けない
- 体がガクガクする
などの体の異常が出てきます。
回復期間は、救急車・入院レベルですので回復に時間がかかります。
医師の判断に従いましょう。
脳障害・腎障害の後遺症が残ることもあり、最悪は死亡するケースもありますの迅速な対処が必要になります。
熱中症を回復させる対処法
基本的に熱中症の対処法はこの3ステップと決まっています。
- 涼しい環境へ → エアコン・日陰のある場所
- 水分補給 → 経口補水液・スポーツドリンク
- 体を冷やす → 動脈を冷やす
(脇の下・太ももの付け根・首の横)
この3つのステップを迅速に行うことで、早期に回復させることができます。
ただ、症状によっては注意点があります。詳しくはこちら↓
熱中症の治し方を症状別に厳選大特集!!
熱中症の回復!子供は再発しやすい!
小さい子供の場合は、体温調節が未発達ですので熱中症で体内に熱がこもりやすいです。熱っぽい・だるいなどの症状が続く場合もあります。
逆に、涼しい所で水分補給をすると翌日にはケロっと治っているように見えることがあります。しかし、熱中症で体力が消耗しているので治っているわけではありません。再発するリスクもあるので、充分に休ませて回復するのを待ちましょう。
回復してからも長時間の外出は避け、少しずつ暑さに慣らしていくことで再発を防止することができます。
判断が難しい場合は、医師に相談してみてください。内科ですね。
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