熱中症で頭痛が続く!対処法を間違うと悪化するって本当!?

熱中症の症状で思いつくのが頭痛ではないでしょうか。

熱中症の頭痛はけっこう深刻な症状の部類に入ります。

今回は、熱中症で頭痛が続く!対処法を間違うと悪化するって本当!?をご説明します。

目次

熱中症の頭痛

熱中症で頭痛が出る原因は?

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熱中症で頭痛が出る原因は、脱水症状による血液循環の悪化になります。

要は、水分不足になっているんですね。

頭への血液が減少して頭痛が!
体の水分が減少することで、血液の流れが悪くなります。
当然、頭への水分も減少します。

血液の流れが悪いため、血管はストレスを受け拡張します。
拡張した血管は周りの神経を刺激し、頭痛が起きます。

頭痛はどのくらい水分を失うと出る?

人間の水分量は、このくらいになります。

  • 大人   → 60%
  • 赤ちゃん → 75%

頭痛は4~6%の水分を失うと出ると言われています。

  • 2~4%減  → ひどい喉の渇き・食欲減
  • 5%以上減  → 脱力感・眠気・頭痛など
  • 10%減   → 意識障害
  • 20%減   → 死亡

水分不足(脱水症状)での頭痛は軽視できないレベルになります。
病院へ行くレベルと言うことです。

次は、熱中症での頭痛はどのくらいのひどい段階なのかを見ていきましょう。

熱中症での頭痛は中度で危険!

熱中症は3段階に分かれています。

  • 軽度(Ⅰ度) → めまい・こむら返り・大量の汗・筋肉痛・失神
  • 中度(Ⅱ度) → 頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
  • 重度(Ⅲ度) → 意識障害・けいれん・運動障害・高体温

頭痛は中度に分類されます。

頭痛の痛みとしては、

  • ズキズキ
  • ガンガン
  • クラクラ

中にはピリピリするなど感じ方には個人差がありますが、こまかみや後頭部に痛みを感じるケースが多いようです。

頭痛が続く場合は?

体が回復しきれていない可能性があります。
頭痛が続くケースもありますので病院に行ってください。

他の頭痛が誘発されいてる可能性もあります。

例えば、偏頭痛や緊張型頭痛ですね。
違う頭痛の場合は、対処が異なってきますので自己判断は禁物です!

熱中症での頭痛の対処法

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頭痛が出ている原因は、熱中症です。
熱中症を改善することで頭痛が治まってきます。

熱中症は基本的に3つのステップで対処していきます。

  1. 涼しい環境へ → 暑さの緩和
  2. 水分補給   → 脱水症状への対処
  3. 体を冷やす  → 体の熱をとる

この3つを行うことで、熱中症の改善と同時に頭痛が治まってきます。

それぞれ見てきましょう。

1.涼しい環境へ

エアコンの効いた部屋日陰に移動し暑さを緩和しましょう。
移動したら、衣服を緩めて体の熱を逃がします。

2.水分補給

熱中症での頭痛の原因は、水分不足(脱水症状)での血流の悪化です。

水分の種類・摂り方が重要になってきます。

効率的に、失われたこの3つを摂取しましょう。

  • 水分
  • 電解質(塩分)
  • 糖分
水分の種類

体に吸収の良い飲み物が理想的です。

  • 経口補水液
  • 脱水症状専門の飲料水になります。
    水分・電解質(塩分)・糖分が成分で体に吸収しやすい設計がされています。

  • スポーツドリンク
  • 皆さんご存じのポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクです。
    一番なじみがありますよね。

経口補水液とスポーツドリンクの違いは?

一番の特徴は、塩分の量が経口補水液の方が多いです。

2つの塩分(ナトリウム)の違い(100g中)

  • 経口補水液     → 115mg
  • スポーツドリンク  → 40~50mg

脱水症状で塩分を多く失っていますので、経口補水液が理想的なんですね。

外出先や家でも無いことが多いと思いますので、
そういう場合は、スポーツドリンクや他の飲み物で代用しましょう。

水やお茶でも大丈夫?

熱中症で失われているのは、水分・塩分・糖分になります。
水・お茶では塩分・糖分が摂取できませんので注意してください。

外出先でない場合はしかたがないですが、
水・お茶で水分補給する時は、合わせて塩分(塩・梅干しなど)を摂りましょう。

チビチビ飲むことで吸収率アップ

500mlのペットボトルであれば1~2時間かけて少しずつ飲みます。(1~2口程度)
少しずつ飲むことで体へ吸収されやすいくなります。

一気飲みは、体へ吸収されず外へ排出されてしまいますので注意しましょう。

3.体を冷やす

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体を効率よく冷やすためには下記の3つを主に冷やしましょう。
太い血管(動脈)を冷やすんですね。

  • 脇の下
  • 太ももの付け根(そけい部)
  • 首の横(脈打つ所)

冷やすものは、

冷やしタオル・アイスノン・氷嚢などをタオルに巻いて冷やします。

外出先で冷やすものが無い場合は、上記の3点に水をかけ冷やしましょう。
あおいで風を当てるとさらに良いですね。

首の後ろは急激に冷やすと悪化する!?

首の後ろを急激に冷やすと血管が急に委縮して脳への血液の流れが悪くなることがあります。
急激に冷やすとは、保冷剤や氷を直接当ててしまうことです。

脳への血流が悪くなることで、
頭痛・めまい・立ちくらみのような症状が出ることがありますので注意しましょう。

タオルや布で巻いてワンクッション作るといいですね。
基本的には首を冷やす時は、首横の動脈を冷やすと効率的に回復します。

最後に。頭痛薬は効く?

自己判断で市販薬を飲むのは禁物です。

熱中症の頭痛の根本原因は、水分不足(脱水症状)です。まずは、熱中症の対処をすることが優先になります。

頭痛が強い・対処しても頭痛が続く場合は、病院へいきましょう。
内科か救急ですね。

熱中症の頭痛だと「カロナール」という薬を処方されることが多いようです。
解熱鎮痛剤になり、小児科でも処方される効き方が穏やかな薬になります。

熱中症でも頭痛は中度になり軽視できません。
早急な対処が必要になり、急に悪化することもあります。

救急車も視野に入れておくくらいでちょうどいいかもしれません。

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