熱中症で嘔吐は辛い!頭痛や目まいだけでも辛いのに嘔吐までは勘弁して欲しいですよね。
熱中症の嘔吐は危険な症状です。
今回は、熱中で嘔吐した!対処法は2パターンあるって本当!?をご説明します。
熱中症の嘔吐の原因
熱中症の嘔吐の原因は、
内臓への血液が減少することで起こります。
内臓の働きが悪くなって食物を受つけなくなってしまい嘔吐してしまうんですね。
なぜ、内臓の血液が減少するのか?
熱中症にかかると体は熱を持ちます。
熱を外に出すために汗を出して気化熱で体を冷やします。
汗を出すためには皮膚の血管を広げるため皮膚側に血流が集まり、内臓への血液が減少し働きが悪くなるわけです。
熱中症の嘔吐はこのような流れで起こります。
- 熱中症で体が熱を持つ
- 汗で体を冷やす
- 汗を出すために皮膚の血流量が増加
- 内臓への血流が減少(皮膚に回るため)
- 内臓の働きが悪くなる
- 食物を受けつけられなくなる
- 嘔吐
↓
↓
↓
↓
↓
↓
その他の嘔吐の原因は、
体の水分量が極端に減少すると、心臓や脳を一番に守るため血液を分散しないように血管を収縮させます。
この血管収縮のショックで嘔吐する場合もあります。
熱中症の嘔吐は中度に分類
熱中症は3段階に分類されます。
- 軽度(1度) → めまい・こむら返り・大量の汗・筋肉痛・失神
- 中度(2度) → 頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
- 重度(3度) → 意識障害・けいれん・運動障害・高体温
吐き気よりも重度になり危険な症状なんですね。
熱中症の嘔吐の対処法
熱中症の嘔吐を3つステップで対処していきましょう。
- 涼しい環境へ → エアコン・日陰
- 水分補給 → 経口補水液・スポーツドリンク
- 体を冷やす → 脇・太ももの付け根・首の横を冷やす
この3つが熱中症の応急処置の基本になりますが、この2パターンの対処法を紹介します。
- 水分補給ができる場合 → 3つの応急処置
- 水分補給ができない場合 → 救急車・病院へ
それぞれ見ていきましょう。
1.水分補給ができる場合
上記の3つの対処法を行ってください。
嘔吐の原因は熱中症ですので、体の熱を放出させましょう。
水分補給が特に重要!
熱中症で嘔吐している場合は、
塩分欠乏型脱水といって嘔吐物と一緒にこれらが失われています。
胃液や体液などもですね。
- 水分
- 塩分(ナトリウム・カリウム)
これらを失い、塩分不足の脱水症状が強く出ているんですね。
経口補水液が理想的
水分補給はこの2つですね。
- 経口補水液
- スポーツドリンク
特に経口補水液は脱水症状専門の飲料になります。
水分・塩分・糖分が体にすばやく吸収できる配合になっています。
水やお茶は塩分がないので、熱中症の嘔吐時は向いていません。
注意してくださいね。
熱中症の具体的な3つの対処法はこちら↓
熱中症で吐き気がする!対処法は3つを絶対にハズさない事!
2.水分補給ができない場合は
即、救急車を呼びましょう。119番です!
水分補給ができない場合は、脱水症状が急速に進みます。
さらに重症化するリスクが高まります。
熱中症の嘔吐は中度になり、軽視できないレベルです。
重度に移行すると、このような症状が出てきます。
- 意識障害
- 全身けいれん
- 運動障害
- 高体温
特に、子供・高齢者・病弱者は早い対処が必要です。
最悪、死亡するケースもあります。毎年ニュースになりますよね。
涼しい場所に移動し、体を冷やして救急車を待ちましょう。
熱中症の嘔吐は点滴が効果的!?
嘔吐で水分補給ができない場合はもちろんですが、
嘔吐が激しい場合など症状が強い時は病院で点滴という手もあります。
ネット上でも、点滴をしたらだいぶ回復しました!という声を見つけました。
熱中症の全般に効果がある理由は、
水分・塩分・糖分を血管に直接投与するので効果的に不足した成分を吸収できることです。
点滴の料金・時間ですが、情報が少なかったのですが、参考までに。
- 点滴の料金 → 1000~2000円程度
- 点滴の時間 → 500mlで1~2時間程度
点滴の量でも料金・時間がもちろん変わってきますので、病院に聞いてみるのが確実ですね。
熱中症の嘔吐は中度になり、軽い症状ではありませんので病院へ行くの早期改善の近道になります。
特に、子ども・高齢者は注意してください!
腹痛や下痢もあるあなたはこちら↓
熱中症で腹痛と下痢が!原因は2つあるって本当!?
熱中症で他の症状はありませんか?
熱中症の治し方を症状別に厳選大特集!!