手足口病で下痢に?!
口は痛いし、ブツブツあるし、下痢までしているなんてかわいそうです。
適切な処置で早く治してあげたいですよね。
ただ、下痢をしている時は注意事項があります。
今回は、手足口病の下痢はいつまで続く?3つの注意事項とは!?をご説明します。
手足口病の下痢
手足口病の下痢はいつまで?
手足口病で下痢が出ている場合は、2~5日程度で治まってきます。
4日すぎても続く場合は、
胃腸風邪の場合もありますので医師に相談してみてください。
※ネットの情報で、下痢が長引く原因は胃腸風邪だったというママさんがいました。
なぜ、手足口病で下痢になるのか?
手足口病は原因は、ウイルスになります。
ですので、下痢をする原因もウイルスとなります。
下痢の状態は2つの事が体で起こっています。
- 腸でウイルスが繁殖している
- ウイルスを外へ排出している
下痢はウイルスを排出する体の防衛反応でもあるんですね。
手足口病のウイルスはこの2つ!
- エンテロウイルス71
- コクサッキーウイルスA16
これらのウイルスはこれらで繁殖します。
- 呼吸器(喉など)
- 腸
下痢なので腸で繁殖しているんですね。
下痢のウイルスがすべて排出される期間は?
手足口病の症状が治まってくるのは、1週間ほどになります。
下痢はその期間の中で3日ほどですね。
ただし、症状が治まっても完治しているわけではありません。
ウイルスが体に残っている期間があります。
体からウイルスが排出される期間は、
- 呼吸器から → 1~2週間
- 便から → 2~4週間
結構長いですよね。
この期間は他人にも感染する可能性があります。
特にママは注意してください!
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手足口病で下痢!注意事項とは?
手足口病で下痢の時は、この2つに注意してください。
- 脱水症状
- 接触・糞口感染
それぞれ見てきましょう。
1.脱水症状
下痢をしている時は、脱水症状を一番に注意しなければなりません。
下痢での脱水を「塩分欠乏型脱水」と言います。
ウイルス排出のために、
水分と体液(ナトリウム・カリウムなど)が大量に失われます。
当然、水分補給が必須となります。
ただし、水での水分補給ではナトリウム・カリウムなどが足りません。
そこで、理想的な水分補給は、
経口補水液を飲む・飲ませてあげることです。
水分・電解質・糖分が含まれ、体液を補ってくれます。
消費者庁による『特別用途食品個別評価型病者用食品』の表示許可を得ています。
要は、病気時の脱水に向いている飲料ということです。
経口補水液は常備しておくと安心ですね。
無い場合は、作れますよ!
経口補水液の作り方
- 水 1リットル
- 砂糖 40g
- 塩 3g
- お好みのジュース 100cc
これらを混ぜて、ペットボトルなどに入れれば完成です!
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2.接触・糞口感染
全てのウイルスが便から排出されるまで2~4週間ほどかかります。
その期間は他人に感染することがあります。
特に、オムツ交換は接触・糞口感染に注意が必要です。
- 使い捨て手袋・マスクの使用
- 排泄物・オムツはビニール袋で隔離して捨てる
- 手洗い・消毒は入念に!
これらを徹底して家族感染を防ぎましょう!
最後に。下痢止め薬は要注意!
市販の下痢止めは自己判断での使用は避けましょう。
手足口病の下痢はウイルス感染ですので、ウイルスを排出しない限り治りません。
安易に下痢止めを使うことによって
- ウイルスの増殖
- 治りが遅れる
リスクがありますので注意しましょう。
あまりにも下痢がひどい・続く場合は、必ず医師に相談してください。
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