汗の成分って何でしょうか？
明らかに塩ではない何か違う成分が入っている臭いだと思うのは私だけでしょうか？
今回は、汗の成分！アンモニアのような臭いの原因とは？についてご説明します。
汗の成分
汗には２種類ある！
汗の成分を知る前に、
汗には２種類あることを理解しておきましょう。
なぜなら、この２種類は同じ汗でも成分が違うからです。
汗は皮膚にある２つの汗腺から出る
その２つの汗腺がこちらですね。
- エクリン汗腺
- アポクリン汗腺
汗腺の場所をチェックできる動画！
動画で汗の出る場所がわかりましたね。
このように覚えておきましょう↓
- エクリン汗腺 → エクリン腺自体から汗が出る。
- アポクリン汗腺 → 毛穴から汗が出る。
この２つの汗腺から出る汗は成分が違ってきます。
それぞれ見ていきましょう。
エクリン汗腺から出る汗の成分
エクリン汗腺から出る汗の成分は、
- 水分 → 99％
- 塩分 → 1％（尿素・ミネラル）
ほとんどが水分ですね。エクリン汗と言われています。
エクリン汗の特徴
- 臭いがない
- サラサラしている（粘り気なし）
人間の汗のほとんどがこのエクリン腺から出ています。
エクリン腺は体のどこにある？
エクリン腺は、
- 体全体の肌に存在してる
- 特に手のひら・足の裏・おでこに多い
- 1平方cm1に100個以上ある
エクリン腺が多い、手のひら・足の裏・おでこは汗をかきやすいんですね。
手汗の原因は３つ！子供も大人も悩んでいるって本当！？
アポクリン汗腺から出る汗の成分
このアポクリン汗腺はワキガの原因になる汗を出します。
アポクリン汗腺から出る汗の成分は、
- 水分 → 70～80％
- たんぱく質
- アンモニア
- 尿素
- 糖質
- 鉄分
- 色素・蛍光物質
- 脂肪（脂肪酸）
残りの成分↓
水分が99％のエクリン汗よりいろんな成分が含まれている汗になりますね。
アポクリン汗と言います。
アポクリン汗の特徴
- 臭いがある（ワキガの原因）
- ベタベタした粘り気がある汗（乳白色）
なぜ、臭いが出る？
臭いが出る理由は２つあります。
- 細菌が分解する時に出る
- フェロモンの働き
１．細菌の繁殖
皮膚には常在菌といって体を守ってくれる細菌が存在します。
タンパク質・アンモニアなどを含むアポクリン汗を常在菌が分解するときに臭いの原因物質が放出されます。
細菌の種類は、
- 表皮ブドウ球菌 → 良い働きする（細菌を食べてくれる）
- 真菌・黄色ブドウ球菌・コリネバクテリウム → 臭いの原因菌（ワキガ）
２．フェロモンの働き
動物に備わっている臭い機能になります。
- 異性を惹きつける（フェロモン）
- 仲間の確認
臭いは、動物たちにとって子孫繁栄など重要なの役割がありますが、
人間においては臭いというよりは視覚などで判断できるため現代ではこの臭いは邪魔者になっていますね。
エポクリン腺がある体の場所
- 脇の下
- 陰部
- 耳
- 乳輪
わかりやすいのが、脇ですよね。汗や臭いを気にする人も多いです。
脇汗が臭い原因は汗の種類で違うって本当なの！？
まとめ
汗の成分・種類についてお伝えしてきました。
わまりやすくまとめますね。
- 汗は２つの汗腺から出る
- エクリン汗 → 水分が99％ → 臭いなし
- アポクリン汗 → タンパク質・アンモニア → 細菌の影響で臭いが出る
私は汗をかきやすいので、臭いも量もとても気になります。
臭いが出ている場合は、アポクリン汗腺から出ているんですね。
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