手足口病になった!?大人が?
子供がなる印象が強いですが、もし大人がなった場合は重症化しやすいらしいです。
やっかいなのは、仕事を休むかどうかです。人にうつりますからね。
今回は、手足口病は大人に感染する!仕事は行っても大丈夫?についてご説明します。
大人の手足口病
手足口病は大人にも感染する?
夏の時期に流行り90%が4才位までの幼児の疾患になりますが、
手足口病は大人にも感染します。
感染率は低いですが、
免疫力が落ちている場合は、子供より大人の方が重症化することがありますので注意が必要です。
手足口病を発症した3割が40℃近い発熱があったり、1カ月後くらいに手足の爪が剥がれるなど症状が出る場合があります。
症状が出ずに感染していることもありますので、記憶にない人も多いかもしれません。
感染しても発症しないことを不顕性感染(ふけんせい)と言います。
ただし、手足口病のウイルスは数種類あるため感染したことがないウイルスの場合は感染します。
感染ウイルスは?
手足口病の代表するウイルスは3つです。
- コクサッキーウイルスA6
- コクサッキーウイルスA16
- エンテロウイルス71(EV71)
例年と流行年では症状やウイルスの種類が変わっています。
- 大流行の時
- 例年の手足口病
コクサッキーウイルスA6 → 初期に高熱・大きな発疹
コクサッキーウイルスA16・EV71 → 四肢末端に発疹
手足口病の3つの感染経路
3つの経路から大人にも感染することがわかっています。
- 飛沫感染 → くしゃみ・咳
- 接触感染 → 皮膚・粘膜(目などをこすった手から感染)
- 糞口感染 → 感染者の排泄物から
水疱から出る水にもウイルスがいるため、接触感染の原因になります。注意ですね。
オムツ交換など、子供と接する時間の長いママ・パパは感染のリスクが高まります。
子供が感染している場合は、マスク・手袋などをつけてオムツ交換をしましょう。
大人が感染すると出る症状
感染してから3~5日後にこれらの症状が出ます。
- 発疹・水疱(口・手・足・尻・全身)
- 発熱(3割程度が高熱)
稀ですが、エンテロウイルス71に感染した場合は、
他のウイルスに感染した時より合併症を引き起こす割合が高いことがわかっています。
合併症とは、髄膜炎・小脳失調症・脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎・神経原性肺水腫・急性弛緩性麻痺などです。
軽視はできませんね。
手足口病の感染期間
症状が治まる期間は、
発症後から1週間~10日間になります。
ただし、症状が治まっても体の中にウイルスが残っている期間があります。
ウイルスが残っている期間は、2~4週間ほどになります。
- 呼吸器から → 1~2週間
- 便から → 2~4週間
この期間は感染するリスクがありますので、注意が必要です。
手足口病の対策
手足口病に効果のある薬はありません。
ウイルスが排出されるのを待つしかないんですね。
細目に水分補給は心がけましょう。
自分もしくは家族が感染してる場合は、これらの対策をしっかりとりましょう。
- 手洗い・うがいの徹底
- マスクの着用
- タオル・コップなど共有は避ける
- お風呂は一緒に入らない
- オムツや便の処理は手袋・マスクを着用
大人が子供にうつす場合もありますので、注意して対策してください。
手足口病で仕事は行って大丈夫?
これが難しい問題ですよね。
同僚に感染してしまうリスクがありますよね・・。
もちろん、休むのがベストです!病気ですからね。
無理して出勤したところで回復が遅れてしまいます。
まずは、医者に相談してください。
会社にはその理由を伝えるという感じでしょうか。
どうしても休めない場合は、同僚に感染しないようにこれらを徹底してください。
- 手洗い・うがい・マスク
- 人との接触は最低限
- 触ったものは貸さない
マスクも細目に交換するといいですね。
捨てる時も別のビニール袋に入れて処分ですね。隔離する感じです。
手足口病は特効薬がありませんので、早く治すには自己免疫力を上げるしかないんですよね。
それには休息が一番です!
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