ウイルス性胃腸炎にかかると「嘔吐や下痢」だけが症状だと思っていませんか?
実はウイルス性胃腸炎は高熱が出る場合があるのです!
よく知られている嘔吐や下痢だけじゃなく、ウイルス性胃腸炎の発熱について少し詳しくご説明させていただきます。
ウイルス性胃腸炎で熱は出るの?期間は?
高熱が出る可能性がありますので、注意が必要です!
ウイルス性胃腸炎の主な症状は「嘔吐・下痢」ですが、2~3日間程高熱が出ることもあります。
39度近い高熱が出る場合もあります。食事がとれず体力がない状態でこのような高熱に襲われると、冷や汗や震えの症状、立ちくらみによる転倒の恐れもあります。
ウイルス性胃腸炎で熱が下がらないのは何が原因?
発熱する理由
- ウイルスの増殖を抑える
- 免疫機能を高める
発熱はウイルスと体が戦っていることによる身体の正常な反応です。
身体はその病原菌をやっつけようとして体温を上げて応戦するのです。身体の防衛反応ですね。
ですから、むやみに解熱剤を使ってしまうとこの働き自体を弱めてしまうことになるのです。解熱剤を使うことで、症状が長びいてしまう原因になります。
この発熱はウイルスがいなくなることによって徐々に下がってきます。
しかし、そうじゃない発熱もあります。脱水を起こしていても発熱することがあるのです!
ウイルス性胃腸炎の熱の対処法
ウイルスを撃退するためには熱が出ることは仕方がありません!
身体は40度くらいの熱では壊れてしまうことはありません。むしろ40度の高熱が出るということはそれだけ免疫力が高いということです。
免疫力の低い高齢者などは40度の熱はほぼ出ることはありません。
脱水症状だけは気を付けて様子を見るようにしてください。
熱で体内の水分が失われますし、免疫力が活性化するためにはたくさんの水分を必要とするからです。こまめに水分は摂るように心がけましょう。
ウイルス性胃腸炎の熱で注意点は?薬は飲んでもいい?
ウイルス性胃腸炎に特効薬はありません。
抗生物質が効きそうな感じがしますが、効果は特に期待できません。ウイルスが体外に排出されるのをひたすら待つしかないのです。
嘔吐などの症状を軽減する薬を処方されることがあります。
- 整腸剤…ビオフェルミン、ラックビー、ビオスリー
- 吐気止め…ナウゼリン、プリンペラン
- 吐気止め…ナウゼリン、プリンペラン
- 腹痛…セスデン、ブスコバン
- 解熱剤…カロナール
- 点滴治療
脱水症状を起こしている場合には体がふらついたりします。このような場合、点滴をして体力が落ちてしまった体に水分と薬剤を投与する方法です。
市販薬
ウイルス性胃腸炎でどうしても病院にいけない時に市販薬をのんでもいいのでしょうか?
市販薬を飲むなら整腸薬にしましょう。
- ビオフェルミン…病院で処方されている薬の成分「ラクトミン、糖化菌」
- 新ビオフェルミンS錠…市販されているもの「ビフィズス菌、フェカリス菌、アシドフィルス菌」
病院で処方されているものと市販されているものでは成分が違うのです。
できるだけ市販薬は処方されているものに成分が似ているものを選ぶようにしましょう。
病院へ行くタイミング
高熱が4日続いたら病院に行きましょう!
高熱は免疫力を上げてくれ、病原体と戦っている状態なので無理に下げる必要はありませんが、通常3日程度で徐々に熱は下がってきます。
4日目になっても40度の熱が出ている場合には病院へ行きましょう。もしかしたら、ウイルス性胃腸炎とは別の病気で発熱している可能性があります。
それから脱水症状が酷い場合にも病院に行きましょう。
脱水の症状
- 唇の皮がむける
- 倦怠感が酷い
- 涙が出ない、目が渇く
- おしっこが少ない
- 目がくぼむ
- 皮膚が乾燥している
これらに気をつけて様子を見るようにしてください。
ウイルス性胃腸炎を症状別にまとめてチェックできます。
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