花粉症の代表的な症状って、鼻水・くしゃみ・目のかゆみだったりしますが、
実は咳も症状に出るんですね。
たまにだと、花粉症なのか風邪なのかわかりずらいよね。
今回は、花粉症で咳の症状って出るの!?4つの原因についてご説明します。
花粉症で咳が出る4つの原因と症状
花粉症で咳が出る原因は4つあります。
- アレルギー反応
- アレルギーによる喉の炎症
- 鼻水や痰が喉を刺激
- 喉の乾燥
1つずつ詳しく見ていきましょう。
アレルギー反応
アレルギー反応は、花粉が体内に入ると異物と判断してそれを排除しようとする体の防衛反応として咳が出ます。
花粉から体を守ってくれているのですが、これが過剰な防衛反応で咳などの症状が止まらなくなってしまうんです。
こんな流れで過剰なアレルギー反応を繰り返してしまいます。
- 喉から花粉入る
- リンパ球が花粉を異物と判断
- 異物に対する抗体(IgE)を作る
- 再び花粉が入ってくると抗体が反応
- 化学物質のヒスタミンが分泌し、花粉を外に排除
体を守ってくれる反応が裏目に出てしまうのは辛いですよね。
アレルギーによる喉の炎症
喉に花粉が入るとアレルギー反応が起こり喉に炎症が起こります。
代表的な喉の症状は3つです。
- イガイガ
- 痛み
- かゆみ
鼻水や痰が喉を刺激
花粉が鼻に入ると体の防衛反応で花粉を異物と認識し、鼻水(粘液)を大量に分泌して花粉を排出しようとします。
この鼻水が炎症を起こした喉を刺激して咳が出ます。
痰が絡む場合も同じような原理で咳が出ます。
花粉症から後鼻漏(こうびろう)へ発展
後鼻漏は、鼻水が喉に流れて下記のような症状が慢性化してしまいます。
後鼻漏の4つの症状
- 鼻水が喉に流れてくる
- 垂れた鼻水が喉にへばりつく
- 口に鼻水が溜まる
- 咳が続く(1カ月以上)
花粉症だけでも辛いのに、さらに重なるのは勘弁ですよね。
喉の乾燥
乾燥すると喉の機能が低下し、ウイルスや細菌が増殖します。
アレルギーで喉に炎症が起きているのでさらに咳が出やすくなります。
マスクをして予防しましょう!私は寝る時もしています。
花粉症か風邪かどっちの咳?
花粉と風邪の咳を厳密に判断することは難しいですが、
判断するキッカケになると思いますので比べてみましょう。
風邪 | 花粉症 | |
咳の違い | 乾いた・湿った咳 | 乾いた咳・から咳・咳払い |
咳の時間帯 | 不定 | ある条件で出る(寝起き・夜間など) |
症状の期間 | 1週間程度 | 長期(花粉シーズン) |
気温や運動での反応 | 一定ではない | 咳が出ることが多い |
天気 | 天気に関係ない | 晴れ・強風の日に出る |
上記に表でわかりやすいのは天気の要因ですね。
花粉の飛散量で咳の出が変わります。
他の症状も同じですが。
風邪の咳も詳しく知りたいあなたはこちらをご覧ください↓
風邪の咳が止まらない!4つの対処で早期改善!
病院へ行くタイミングは?
不安だったら、すぐに耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。
長期間の咳が続く場合は、花粉症以外の病気の場合があります。(喘息など)
早目に検査を見てもらえば原因もわかって安心して治療に望めます。
まとめ
以上が、花粉症の咳の症状と原因を見てきました。
わかりやすくまとめますね。
- 花粉症の咳はアレルギー反応をはじめ4つの原因がある
- 花粉症から後鼻漏になる場合も
- 花粉症か風邪の区別は天気の要因で判断
- 咳が続く場合は、耳鼻咽喉科へ
花粉シーズンは辛い症状で悩まれる人も多いですよね。
自分に合った治療法・予防法が見つかるといいですね。