胃腸炎になると、下痢をするのでおしりがただれます。早くお風呂に入ってすっきりしたいですね。
でもお風呂に入ったら子供にも感染してしまうのでしょうか?
ここでは、胃腸炎の患者はいつからお風呂に入って良いか、お風呂場で二次感染しないためにはどうしたらよいかをご説明していきたいと思います。
胃腸炎でお風呂で感染する?いつから大丈夫?
ノロウイルスが死滅する温度は85℃以上なので、患者が入ったお風呂に入ったり同じタオルを使うとウイルスに感染してしまいます。
そのため患者がお風呂に入る場合は一番最後にして、タオルの共用はやめましょう。
親が患者の場合、
子供と一緒にお風呂に入ると子供に二次感染をさせてしまうので、ひとりで一番最後に入浴するようにしましょう。
またひとりでお風呂に入れない小さい子供が患者の場合は、一番最後にシャワーだけ浴びさせてあげると良いでしょう。
お風呂はいつから大丈夫?
嘔吐・下痢があるうちは、お風呂場で症状がでたら汚いですし、体力も相当消耗しているので入浴はまだ我慢しましょう。
嘔吐・下痢が治まったら入浴しても大丈夫ですが、
患者は必ず一番最後に入り、家族とタオルの共用はやめましょう。
回復後もノロウィルスの排泄が続きますし、回復後も3~4週間は感染しますので、1カ月間は、患者だったヒトは一番最後に入浴して、入浴後は親がお風呂場の消毒と掃除を忘れずにするようにしましょう。
胃腸炎でお風呂の注意点は?
◆お風呂場の掃除で気を付けること
- お風呂のお湯は毎日かえましょう。
- 下痢の症状がある患者が入った後の浴槽は0.02%の次亜塩酸ナトリウム溶液(ハイター)で消毒しましょう。
- 浴槽や洗い場の床や洗面器やイスは、消毒後に洗剤を使って綺麗に洗いましょう。
- 0.02%次亜塩酸ナトリウム液(ハイター)を使い腐食しやすい場所は消毒した後に、85℃以上のお湯をかけて洗い流しましょう。
0.02%次亜塩酸ナトリウム液(ハイター)の作り方
5Lの水に対して、市販の漂白液(ハイター 濃度5%)をキャップ1杯(約20ml)を入れて混ぜ合わせます。
手荒れをするのと、ウイルスが手に付くのを予防するために、ゴム手袋を使用しましょう。掃除が終わったら石鹸で手をよく洗いましょう。
最後に
ノロウイルスに感染してしまったら、嘔吐・下痢が治まるまでお風呂には入れないことが分かりましたね。
どうしてもさっぱりしたい時は、一番最後に入浴してシャワーだけ浴びるか、蒸しタオルで身体を拭いて、使ったタオルは洗濯機には入れず、別にしておいて、0.02%の次亜塩酸ナトリウム溶液(ハイター)で消毒して洗濯しておく必要があります。
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