感染性胃腸炎になると、トイレから出られなくなるような、発熱と吐き気、嘔吐を伴った激しい下痢が続いて辛いですね。
この苦しみはいつまで続くのか?
早くよくなるにはどうしたらよいのでしょうか。
ここでは胃腸炎の下痢の原因と対処法についてご説明したいと思います。
どんな胃腸炎が下痢になる?原因は?
胃腸炎で下痢になる原因には、色々なケースが考えられます。
精神・肉体的ストレス、食生活の乱れ、細菌やウイルス、薬の多用などです。
特に下痢の症状がひどい感染性胃腸炎の原因となるロタウイルスやノロウイルスは、冬場に活発なるため、注意が必要です。
胃腸炎というと、胃が痛くなるというイメージですが、胃も腸も消化器官です。
そこに炎症が起きると、嘔吐や下痢になるわけです。
胃腸炎の下痢はいつまで続く?理由は?
一般的に感染性胃腸炎の下痢の症状はウイルスの種類や感染者の自然治癒力にもよりますが、短くて2から3日、長くても1週間程度で治まると言われます。
下痢をする理由は胃腸の中にいるウイルスを体外に排出するためです。
胃腸炎の下痢の対処法
胃腸炎の下痢には、特効薬はなく、自然治癒するのを辛抱強く待つ病気ですが、病院に行くとビオフェルミンなどの整腸剤が処方されて、腸の調子を整える治療法もが行われます。
また下痢がひどくなると、体内の水分が大量に排出されてしまうので、脱水症状を予防するために、水分補給が大切となります。
なかなか止まらない下痢は辛いですが、下痢止めは飲まずに、体内のウイルスを排出するようにしましょう。
胃腸炎の下痢の時の食事・水分補給は?
下痢の時の食事は、症状がひどい場合は「食べないと治らない」と無理に食事をする必要はありません。
胃の中に食べ物を入れるとその症状がぶり返してしまうことがあるので注意しましょう。下痢が治まってきたら、消化の良いおかゆやりんごのすりおろしを少量ずつ食べるようにしましょう。
水分補給は、吐き気や嘔吐が治まったら、水よりも電解質のバランスの取れたスポーツドリンクを常温にして小まめに飲むようにしましょう。
病院へ行くタイミング
下痢は、脱水症状が進むとひどい全身倦怠感に襲われます。水分が十分に摂れず、ぐったりしてしまったら、病院で点滴を打ってもらうと身体がかなり楽になります。
動けないほど弱っていて、本人が症状をしっかり訴えられない場合は 目が落ちくぼんでいないか、唇がかさかさに乾いていないか、意識はしっかりしているか、いつも血圧を測っている方なら血圧がいつもより低いというのも病院に行く目安になります。
最後に
胃腸炎の下痢は2から3日間、長くても1週間程度で自然治癒することが分かりましたね。
でも吐き気や嘔吐がひどくて水分が摂れないときは、脱水症状を起こして危険な状態になるので、病院に行って点滴を打ってもらう必要があります。
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