日焼けにワセリンって効果があるの?
日焼けも火傷っぽいので効果がありそうですよね。
今回は、日焼けでワセリン!ラップで巻く前に注意したいこと!?についてご説明します。
日焼けでのワセリンの特徴
日焼け後、ワセリンを塗って肌のケアをする人も多いですよね。
まずは、ワセリンの2つの特徴をチェックしましょう。
- 肌の保護と保湿効果
- 副作用が少ない
1.肌の保護と保湿
ワセリンには2つの役割があります。
- 肌の保護 → 保護膜を作り外部の刺激から守る
- 保湿 → 水分蒸発を防ぐ
ワセリンの油分が保護膜と水分蒸発を防いでくれるわけですね。
日焼け後は、肌の保護機能が崩壊
本来は、皮脂が保護膜の役割をしていますが、
日焼けした肌は、
- 炎症
- 乾燥
して肌の保護機能が壊れています。
そのため、少しの刺激でも痛み・かゆみが出やすい状態なんですね。
そこで、肌の保護をしてくれるのがワセリンになります。
ワセリン = 保護膜(皮脂の役割)
と覚えておくとわかりやすいと思います。
2.副作用が少ない
ワセリンの副作用が少ない理由は、皮膚に浸透しないことが言えます。
ワセリンの油分は皮膚の表面に保護膜を作るだけで浸透はしません。
その有効成分自体が日焼け後の肌に対して刺激になり悪化させてしまうことがあります。
ワセリンは余分な有効成分などが含まれていないため副作用が少ないんですね。
皮膚科や医療機関でも使用されており、赤ちゃんから高齢者まで使えるのにも納得がいきますね。
ワセリンが合わない場合は、
かゆみや赤みが出たりすることがあります。塗った後の経過観察は忘れずに!
ワセリンに消炎効果はありません!
ここで重要なことがあります。
ワセリンには消炎効果はありません!
炎症を抑えることはできないんですね。
元は石油から出たペトロラタムゼリーという油性の物質になり薬効はありません。
おさらいですが、ワセリンの効果は、
- 肌の保護 → 保護膜を作り外部の刺激から守る
- 保湿 → 水分蒸発を防ぐ
この2つの効果になります。
皮膚の表面に保護膜を作るだけになります。
日焼けでワセリンを使うタイミング!
上記でワセリンは炎症を抑えられないが、保護膜は作れるとお伝えしました。
ここでは、ワセリンを使うタイミングを紹介していきます。
日焼けのケアで重要なのが、炎症・乾燥を素早く抑えることです。
素早く抑えることで、ダメージを受けた肌の正常化やシミができにくくなります。
日焼けの炎症・乾燥を抑える3つのステップ
日焼けケアの基本になりますのでしっかり確認してください。
ワセリン使用は3ステップ目になります。
- 冷やす → 炎症を抑える
- 保湿 → ローションなどで水分補給
- 水分の蒸発を防ぐ → ワセリンで保護する
まずは、ワセリンよりも先「冷やす」ことを徹底してください。
炎症を抑えるんですね。
冷やしたタオル・アイスノン・氷嚢などで患部を冷やします。
日焼けが広範囲の場合は、水風呂・水シャワーを使いましょう。
低刺激・ノンアルコールのローション・ジェルで肌に潤いを与えます。
水分を与えた肌の上からワセリンを塗ります。
ワセリンが保護膜を作り肌の水分蒸発を防ぎます。
そして、外部からの刺激から肌を守ってくれます。
重要!日焼けの冷やし方はこちら↓
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ラップをするといいの?
日焼けの3ステップを行った後に、ラップを患部に巻くことで肌の乾燥・水分蒸発をさらに防止できます。
ラップを巻くイメージです↓
これは「湿潤療法」といって、傷・やけどを早く治す方法になります。
日焼けも「軽度のやけど」に分類されますので効果的なんですね。
発汗が多い夏場は、1日に2~3回交換すると清潔に保てます。
白いワセリンがオススメ!
ワセリンにも種類があるのをご存じでしょうか?
ワセリンには、
- 黄色のワセリン(ヴァセリン)
- 白色のワセリン
その他、プロペト・サンホワイトがあります。
白いワセリンがオススメなのは黄色のワセリンより不純物が少ないことです。病院でも処方されます。
日焼け時の肌は炎症・乾燥して過敏になっていますので、不純物の少ない肌に優しい白いワセリンを使いましょう!
薬局にも売っていますよ。
ワセリンで日焼けするって本当?
ワセリンで日焼けすることを「油焼け」と言います。
これは昔の話で、現在ではほとんど日焼けしないと言われています。
昔は不純物の精製能力が低かったため
この油(不純物)が紫外線によって酸化し、日焼け・シミなどの原因になっていました。
現在では、不純物の精製能力も格段に上がっているため日焼け(油焼け)は起こりずらいとされています。
ただし、紫外線の強い時期は日焼け止めは必須です!
ワセリンに日焼け止め効果ありません。
ワセリン → 日焼け止め → お化粧(顔の場合)
ワセリンが日焼け止めの肌荒れ対策にもなります!
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