子供は大人と比べて、同じ虫刺されでも腫れがひどいことがありますよね。
パンパンに腫れたりすると怖いです。何か伝染病に感染したかと思います。
即、対応しないといけないこともあるので注意が必要です。
ここでは、虫刺されの腫れの原因と対処法などについてご説明したいと思います、
虫刺されの腫れがひどい原因は?
この腫れの原因は、虫がヒトの皮膚を刺したときに、体内に注入する唾液に対するアレルギー反応です。
体内にあるアレルギーの抗体によって反応の時間や程度も変わってきます。
虫刺されにあうと、痒みと腫れがありますが、子供の場合は、大人よりも腫れがひどいことが多いです。
・大人の場合
大人は生きてきて何度も虫に刺されているので、アレルギーの抗体を持っている人が大多数です。
そのため、虫に刺されてすぐに痒くはなりますが、腫れることはさほどなく数時間後には自然治癒します。
・子供の場合
子供の場合は、虫に刺された経験が少ないため、アレルギーに対する反応が遅くでてきます。
だいたい刺されてから数時間以上経ってから腫れてくるので、親はびっくりしてしまいます。同じ時間に同じ虫に刺されても、大人と子供とでは腫れの程度がちがってきます。
虫刺されは子どもは腫れがひどく出やすい
虫刺されによる腫れの原因は、一種のアレルギー反応です。
ただし、このアレルギー反応が過剰に表れてしまった時は、腫れがひどくなったり、水ぶくれができたり、発熱することがあります。
アレルギーとは、体内の許容範囲を超えてしまったときに、過剰反応を示すものなので、一度にたくさん蚊に刺されたときは要注意です。
虫刺されによるアレルギーで代表的なのは「蚊アレルギー」で、重症化する原因に、慢性活動性EBウイルス感染症があげられます。
慢性活動性EBウイルス感染症とは!?
EBウイルスは、ほとんどのヒトが大人になるまでに抗体が作られるウイルスで、蚊の唾液を媒介として感染します。
刺された瞬間を目で見て確認できない症状なので、いつの間にか感染しているヒトがほとんどです。
このEBウイルスが、リンパ球の一つであるT細胞に持続感染したときに、肺炎や脳炎などの症状を引き起こすことがあり、「慢性活動性EBウイルス感染症」と言います。
蚊アレルギーと慢性活動性EBウイルス感染症との関係については医学的に明確にされていませんが、慢性活動性EBウイルス感染症にかかっている状態で蚊に刺されると、アレルギー反応が重症化する傾向にあります。
虫刺されの腫れがひどい時の対処法
子供は虫に刺されて時間が経ってからかゆみをおぼえますので、かゆくて仕方ないときは、患部を保冷剤などでしばらく冷やしていると、自然に痒みも治まります。
子供は要注意!
痒い部位をボリボリ引っ掻いて傷をつくり、そこから菌に感染し「とびひ」になってしまうことが多々あります。
患部を清潔に保つことと、子供の爪を短く切っておきましょう。また化膿する前に薬を使用すると良いでしょう。
痒みや腫れがひどいときには、痒み止めの薬の使用も必要です。大人のように刺されてすぐに痒くなるようなら、ヒスタミン剤が効果的です。
化膿してしまったら抗菌剤が効果的で、アレルギー症状がひどいようならステロイド剤が効果的ですが、この二種類は皮膚科の医師の指導のもと使うようにしましょう。
病院へ行くタイミング
発熱の他に嘔吐がある、呼吸困難、腫れが大きく広がるなどの症状が現れたら、皮膚科を受診しましょう。
また、とても症状がひどいときは慢性活動性EBウイルス感染症の可能性もあるので、一度皮膚科で検査をしてみると良いでしょう。
最後に・・・
子供の血は美味しいから蚊などの虫刺されに遭うと思っていましたが、虫の注入する唾液に対するアレルギー反応を起こしているのだということが分かりました。
子供の様子を良くみて、おかしいと思ったら早めに皮膚科に受診して、検査やお薬を処方してもらうことが、早く子供の虫刺されに対する痒みや腫れを治すためには大切なことですね。
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