インフルエンザの予防接種で妊婦への影響は?

はじめに私が妊娠(1回)した時は、15年以上昔になります。妊娠初期から中期が冬でしたが健康優良妊婦で風邪をひかなかったため、インフルエンザワクチンの接種はしませんでした。

またかかりつけの産婦人科からもインフルエンザワクチン接種のお誘いはこなかったので、インフルエンザワクチンの存在についても、まったく知らず気が付いてもおりませんでした。

結果的には、問題なかったのですが接種するとしたら何を考えていたのでしょうか?

今回は、インフルエンザの予防接種(ワクチン)で妊婦への影響は?についてご説明します。

目次

妊婦のインフルエンザ予防接種

予防接種しても大丈夫?

国立育成医療研究センターのHPによると、こう書かれています。

インフルエンザワクチンは不活性ワクチン(インフルエンザ菌は死滅しており予防に必要な成分で作られている)ので、妊婦がインフルエンザワクチンを注射しても妊婦や胎児に悪い影響が現れることはありません。

妊婦の週数に関わらず打つことができるので、安心してインフルエンザワクチンを接種してください。

妊婦がインフルエンザ予防接種を受けるメリット

国立育成医療研究センターのHPによると、

妊婦の週数に関わらずインフルエンザワクチンを接種すると、妊婦の身体に抗体ができ、免疫力が付きます。

また、胎盤を通して胎児にも免疫力が付き、出生後しばらくは母体から受け継がれたインフルエンザの抗体によって、インフルエンザにかかりにくくなるというメリットがあります。

妊婦の副作用は?臨床試験データもあります。

厚生労働省のHPによると、こう書かれています。

接種医療機関からのデータによると、

11月から12月にインフルエンザワクチンを接種した妊婦の数37.5万人に対して、副反応がでた妊婦の数36人(全体の一万分の1)、その中で重篤な副反応がでた妊婦の数6人(全体の十万分の2)と報告がでています。

妊婦は保存剤あり・なしのワクチンを選べる

厚生労働省のHPによると、こう書かれています。

インフルエンザワクチンには2種類あります。

・保存剤の入っている種類(バイアル製剤)
・保存剤が入っていない種類(プレフィルドシリンジ製剤)

妊婦は、産科・産婦人科で保存剤あり・なしのワクチンのどちらかを選ぶことができます。

妊婦のインフルエンザワクチンの接種開始は

保存料あり(バイアル製剤)が11月初旬から、保存料なし(プレフィルドシリンジ製剤)は11月後半からしか接種できませんので、希望する方はそれまで待つ必要があります。

詳細日程は毎年都道府県により異なりますので、あらかじめ市区町村役場の保健センターもしくは、かかりつけの産科・産婦人科の医師に確認してみて下さい。

保存料ありのワクチン(バイアル製剤)

保存剤はチメロサール(エチル水銀)がごく微量に使われています。

エチル水銀は、代謝・排泄が早いので身体に害を及ぼすことはないと言われています。保存料が入っている種類(バイアル製剤は)、一つの小瓶に数回分のワクチンが入っており、1回ごとに接種量を注射器で吸引して使っています。

内科・小児科等の医療機関と産科・産婦人科で配分されています。

保存料なしのワクチン(プレフィルドシリンジ製剤)

保存済は含まれていません。保存剤が入っていない種類(プレフィルドシリンジ製剤)は、あらかじめ注射器にワクチンが成人1回接種量(0.5ml)が充てんされていて1回きりの使い捨てです。

内科・小児科等の医療機関では取り扱いがなく妊婦が優先して選択できるように、産科・産婦人科にのみ配分されています。

ご自分が定期検診でかかっている産科・産婦人科の医師に保存料なしのワクチン(プレフィルドシリンジ製剤)があるかどうか確認してみましょう。

妊婦はインフルエンザの予防接種で母子手帳が必要

妊婦はインフルエンザワクチンの接種を希望する際には、母子手帳(正式名称 母子健康手帳)が必要です。

母子手帳は妊婦の住民登録がある市区町村で発行してもらえます。妊娠届出書を書いて、指定の窓口に提出しましょう。

インフルエンザワクチンは受託医療機関でのみ配分されています。もしかかりつけの産科・産婦人科が受託医療機関でない場合は、市区町村役場に問い合わせをして、受託医療機関を探して予防接種を受ける必要があります。

インフルエンザワクチンの予防接種をするときは、かかりつけの産科・産婦人科の医師に相談して、体調が大丈夫などうか、卵アレルギーを持っていないか等を確認して異常がなければ母子手帳を提示して、ワクチンを接種しましょう。

最後に

インフルエンザワクチン接種を受ける人も受けない人もインフルエンザ感染や風邪感染の予防の為には、普段から手洗いうがいをする習慣を身につけて、外出時にはマスクをつける、人混みを避ける、休養と栄養を摂ることが大切です。

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