ロタウイルスって子供の病気じゃなの?と思っていたのは私だけでしょうか?
我が子から白い便が出た時は、驚きましたよ!
吐いてるし、白い便が出てるって重病ですね。
そんな子供だけと思っていたロタウイルスですが、大人も感染しますので油断なりません!
特に小さなお子さんがいるご家庭では子供からの2次感染がありますので要注意です!
今回は、ロタウイルス の症状!大人が重症化するとヤバイって本当!?
についてご説明します。
ロタウイルスの6つの症状
ロタウイルスの完治期間は、1週間~10日間になります。
健康な人であればロタウイルスに感染しても軽い吐き気・疲労感で治ることが多いです。
詳しい感染経路・再感染についてはこちらをご覧ください↓
ロタウイルスが大人に感染!再びうつるって本当!?
しかし、本格的に感染すると次の6つの症状が出ます。
- 微熱や疲労感(潜伏期間中)
- 激し下痢・嘔吐
- 発熱
- 腹痛
- 白い便が出る(水のような便)
- 吐き気
特徴的なものを詳しく見ていきましょう。
下痢と嘔吐
ロタウイルスにかかると一番の特徴が
「白い水っぽい便(白色水様性下痢)」が出ることです。
胆汁(消化液)の出が追いつかなくなる胆汁流出障害が起き便に色がつかなくなります。
胆汁には便の色の元となる色素(ビリルビン)が含まれているため、
胆汁の出が戻ってくると茶色になってきます。
白い便が必ずしも出るわけではありません。
ロタウイルスで白い便が出る割合は55%という調査もあり、
近年では感染の軽症化で白い便が出る頻度は34%と必ずしも白い便が出るとは限らないそうです。
軽症ですと、白黄色・黄白色などの場合もありますので注意が必要です。
ちなみに消化不良だと緑色の便が出ることもあります。
便の臭いは酸っぱい!
ロタウイルスに感染すると、独特な酸味の強い発酵したような臭いがします。
普段とあきらかに違うので判断材料になりそうです。
下痢と嘔吐の期間と回数
下痢と嘔吐はどのくらい続くのかを見ていきましょう。
下痢
平均4~5日間続き、6日以上続く場合もあります。
1日の平均回数は5.5回
嘔吐
平均1~2日間続き、1日の平均回数は1~5回のことが多いです。
ロタウイルスは局所的に急激に症状が悪化する感染症です。
個人差もあり重症度にもよりますので、数値は参考までに。
感染予防!下痢・嘔吐の処分・消毒法はこちら↓
ロタウイルスの消毒!方法は2種類の漂白剤を使う!?
潜伏期間は1~3日
潜伏期間は1~3日になります。
長くても3日以内に発症するということですね。
微熱や疲労感が出るが、ここでロタウイルスに感染しているかは判断が難しいです。
健康な大人の場合は、この段階で完治してまうことも多いです。
ロタウイルスに感染したどうかもわかりませんね。
発症すると、スピードは早く発熱・下痢・嘔吐の症状が出ます。
発熱
38度台と高い熱が出ますが、1~2日で熱は下がってきます。
発症時に発熱する感じですね。
ロタウイルスと合併症
ロタウイルスが重症化すると合併症が起きる場合があります。
- 脱水症状からの腎機機能障害
- ロタウイルス脳炎・脳症
脳炎・脳症の症状は、けいれん・意識障害が起こり、38%が麻痺などの後遺症が残ると言われています。
脳炎になる原因3位のロタウイルス
- インフルエンザウイルス 21%
- 突発性発疹ウイルス 11%
- ロタウイルス 4%
日本ではロタウイルスで脳症になる人が毎年40人ほど出ています。
インフルエンザが圧倒的ですが、ロタウイルスも軽視はできませんね。
まとめ
以上が、ロタウイルスの症状!大人編でした。
わかりやすくまとめますね。
- ロタウイルスの主な症状は、発熱・下痢・嘔吐
- 潜伏期間は1~3日
- 合併症には脱水症状・腎機能障害・脳症
重症化すると怖い感染症ですよね。
大人の場合は、
自分で体調管理もできますので免疫力を上がる生活を心がけたいですね。