インフルエンザワクチンの水銀とは?フリーなものある?

インフルエンザワクチンには水銀が入っているって話は以前から話題になっていますよね。

水銀と効くとよくないイメージなのは私だけではないはずです。自分への影響も気になりますが、子供への影響です。妊婦さんはなおさら気になりますよね。

今回は、インフルエンザワクチンの水銀とは?フリーなものある?についてご説明します。

目次

インフルワクチンの水銀

水銀が入っている理由

横浜市衛生研究所のHPによると、

チメロサール(エチル水銀)が使われるまでの経緯

1928年1月にオーストラリアでジフテリアの予防接種の注射薬に病原体が混入して、注射を受けた多くの子供が死亡するという事件が起こっています。

それ以来、世界中で、ワクチンの防腐剤としてチメロサール(エチル水銀)が使われるようになりました。

チメロザールについて

厚生労働省のHPによると、

保存料ありのインフルエンザワクチンの防腐剤にはごく微量のチメロサール(エチル水銀)が使われています。

保存料が入っている種類は、一つの小瓶に数回分のワクチンが入っており、1回ごとに接種量を注射器で吸引して使っています。そのため、吸引する際に雑菌等が混入する危険性があり、このリスクを無くす目的で、チメロサール(エチル水銀)が使われています。

チメロサールは防腐剤としてワクチンで用いられてきた有機水銀です。有機水銀というと、水俣病などの病気があり、恐れを抱きますが、同じ有機水銀でもこちらはメチル水銀で、チメロサールはエチル水銀です。

エチル水銀には、有害性は過敏症がありますが、神経毒性、体内蓄積、お魚の生物濃縮もありません。

インフルワクチンの水銀って危なくない?子供・妊婦への影響

子供・妊婦への影響は、チメロサール(エチル水銀)により、接種を受けた後に、腕にかゆみや腫れが現れることがありますが、それ以外の有害事象は科学的に立証されていません。

チメロサール(エチル水銀)は、代謝・排泄が早いので身体に害を及ぼすことはないと言われています。

ただし、まだ未知数のチメロサール(エチル水銀)の副作用を予防するために、世界中で、ワクチンからエチル水銀の除去・減量の努力を行っています。

米国では2001年中頃より、6か月未満児の定期接種用ワクチンは、チメロサールを含有しないか、あるいは大幅に減量して製造されるようになりました。

インフルエンザワクチンで水銀フリーがある。

インフルエンザワクチンで水銀フリーのワクチンがあります。
水銀フリーのワクチンは、水銀含有の防腐剤「チメロサール(エチル水銀)」が添加されていないということです。

水銀フリーのワクチンは、1本使い捨てワクチンの為、とても数が少ないので、配分のある病院では妊婦・小児への接種を優先して使用しているようです。

インフルエンザワクチンの水銀あり・なしの違いは?

保存料ありのインフルエンザワクチン(不活化ワクチン)には細菌汚染を防ぐためチメロサールと呼ばれる防腐剤(有機水銀)が含まれています。

チメロサール(有機水銀)を含まない水銀フリーワクチンはアレルギー反応のリスクの少ないとされ、注射時の痛みや腫れも軽減されます。

水銀フリーワクチンは受けられる?

接種できる詳細日程は毎年都道府県により異なりますので、あらかじめ市区町村役場の保健センターもしくは、かかりつけの産科・産婦人科の医師に確認してみて下さい。

水銀フリーワクチンは基本的には妊婦を対象にしたワクチンなので、産科・産婦人科以外での配分は少ないようです。

ですから一般の方が希望する場合には、医療機関への問い合わせと病院に予約する必要があります。またお値段も保存剤ありのワクチンよりも水銀フリーワクチンの方が、高い金額に設定されているようです。

最後に

最後に、インフルエンザワクチンにはチメロサール(有機水銀)いわゆる「水銀」が含まれていると知ると、正直とてもびっくりしてしまいますが、よく調べると、人体に無害な水銀であることが分かると思います。

また、水銀フリーワクチンがあることと、副作用も少なくなることから、妊婦・小児が安心してインフルエンザワクチンの接種ができることが分かり、安心できたと思います。

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