とびひの原因!大人も感染するって本当?

通称「とびひ」という病気は、正式には「伝染性膿痂疹」っていう病名ですね!
難しい漢字ですよね。「でんせんせいのうかしん」と読みます。

とびひの原因ってなんでしょうか?

水ぶくれが、あっという間に、全身に広がる様子を火事の時の火粉が飛んで燃え移る様子になぞらえて、飛び火(とびひ)」と呼ばれているようです。

汗をかきやすくなる夏に流行する傾向があります。そろそろ、その季節がやってきます。

正体をしっかりと理解して、いざという時に備えましょう。

今回は、とびひの原因!大人も感染するって本当?について紹介します。

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とびひの原因は?

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とびひの原因は、ズバリ、細菌です。

その細菌は、主に2種類です。
また、細菌の種類によって、概ね2種類の症状(病気の形態)を分類できます。


  1. 黄色ブドウ球菌    → 水疱性膿痂疹(すほうせいのうかしん)
  2. A群β溶血レンサ球菌 → 痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)  
それぞれ見ていきましょう。

1.黄色ブドウ球菌


主原因の時には、
水ぶくれじくじくした状態(びらん)の症状が強いです。これを、「水疱性膿痂疹」と言います。

「水ぶくれのとびひ」ですね。

2.A群β溶血レンサ球菌(化膿レンサ球菌)


主原因の時には、
かさぶた(痂皮)を形成して炎症が強い傾向があります。これを、「痂皮性膿痂疹」と言います。

「かさぶたのとびひ」です。
 
これらの菌は、毒素を産生します。この毒素が、皮膚を攻撃して発症します。


特に黄色ブドウ球菌は、

常在菌といって、環境の中で、どこにでもいる菌の一つで、人の鼻の中や耳の穴、のど、皮膚にも住み着いています。

ところが、
皮膚に傷ができたり、何らかの原因で皮膚のバリア機能が低下している肌は、菌にとっては格好の増殖の場所となります。

皮膚の傷とは?
皮膚に、すり傷、虫さされ・湿疹・あせもなどのかゆみで掻いた浅い傷など

このような傷に細菌が入り込みやすく、感染しやすいです。


アトピー性皮膚炎の患者さんの場合

皮膚のバリア機能が低下していて、感染しやすい状態にあります。
水ぶくれや膿の袋は、すぐに破れて、浸出液や膿が外にでます。これは、細菌とその毒素そのものですので、付着した皮膚をも攻撃して、あっと言う間に全身に広がります。

同じようにして、人から人にもうつります。

細菌は、高温多湿を好みます。
夏に流行する傾向にあるのは、ただでさえも、汗をかきやすくなる季節で、あせもができやすく、虫に刺される機会も増える上に、細菌が元気になる季節だからです。

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とびひはどこで感染するの?


細菌との接触感染です。

特に、子供の場合は、保育園や学校で、友達とふれあううちに知らず知らずに感染します。

とびひで保育園への登園はいつから大丈夫?!

もちろん、大人も感染します。

大人の場合には、
痂皮性膿痂疹を発症することが多く、季節にはあまり関係ないです。特に、アトピー性皮膚炎に合併しやすいです。
とびひにならないように、日常から気をつけましょう。
 
まず、大切なことは、手洗いです。

すべての感染症予防の基本ですよね。また、思わず、皮膚を傷つけないように、爪は短めにきっておきましょう。

鼻の中には、とびひの原因となる菌が住み着いています。
鼻をいじらないようにしましょう。鼻をいじった手で、体を引っ掻いて傷をつけると、とびひにかかる条件がそろってしまします。

とびひの症状は?子供だけが感染するの?

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とびひには2種類あり、症状に違いがあります。

この2つですね。

  1. 水疱性
  2. 痂皮性

それぞれ見ていきましょう。

水疱性の場合には


皮膚に水ぶくれができます。

最初は、目、鼻、口の周りにできることが多いです。
水ぶくれは、だんだん膿をもつようになります。

この水ぶくれは破れやすく、破れたあとは、じくじくとして、皮膚がただれます。かゆみを伴うので、掻いた手で体の他の部分を触ると、次々に水ぶくれができます。

皮膚の水ぶくれやただれが乾燥すると、かさぶたができ、その周りの皮膚が剥がれて落ちるようになります。
このように、乾燥すると感染する力は弱まります。

痂皮性の場合は


皮膚の一部に膿をもった水ぶくれができて(米粒大)、厚いかさぶたになります。

炎症が強く、赤みが強く、痛みも強いです。また、重症化することもあり、発熱や全身が潮紅することもあります。アトピー性皮膚炎の患者さんに発生することが多いです。

季節に関係なく、子供より大人に生じやすいです。

とびひはどのくらいで治る?


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とびひは1週間程度で完治するといわれていますが、治療を早くに始めれば早いほど治りは早く、きれいに治ります。

とびひの治療は?


医師は治療として、これらを処方します。

  • 抗菌薬のぬり薬
  • 必要に応じて飲み薬
また、かゆみで幹部を掻かないように、抗ヒスタミン薬(ぬり薬と飲み薬があります)や、副腎皮質ホルモン薬のぬり薬も処方されることがあります。これは、早くに炎症を取るためです。

亜鉛華軟膏で、炎症を抑え、皮膚のびらんを保護します。
また、浸出液や膿がうつらないように幹部をガーゼなどで保護します。

合併症がなく、早期に治療すれば、個々の水ぶくれは、数日で乾燥します。
 

乾燥するまでの期間が長引く場合には

細菌が、抗菌薬が効きにくい多剤耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)である可能性もあるので、医師に相談しましょう。
 

市販薬はあるの?病院へ行くタイミングは?

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とびひの治療に使われる薬は、
抗菌薬(ぬり薬、飲み薬)、抗ヒスタミン薬(ぬり薬、飲み薬)、副腎皮質ホルモン剤(ぬり薬)、亜鉛華軟膏などです。

特に大切な薬は、抗菌薬で、原因菌である、黄色ブドウ球菌や化膿性レンサ球菌に対して効果が高くなければなりません。

市販薬に抗菌薬を含むものもいくらかはありますが、基本的に濃度が薄い、原因の細菌に効きの悪いものもあります。

また、抗菌薬ののみ薬では、市販薬はありません。

薬局で売っているものは、すべて、医師の指示が必要な薬です。

見慣れない湿疹などを発見したらとすぐに医師を受診してください。


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