息子がとびひにかかりました。
手足に水ぶくれが増えてきて皮膚科に行きました。
うちの息子は大丈夫かしら?保育園はどうしたらいい?
私は仕事を休むしかないのか?
色んな事が頭を巡りましたね。結局、どうなったのかは記事最後の章に書きました。
今回はとびひで保育園への登園はいつから大丈夫?!をご説明します。。
保育園の登園は大丈夫?目安はある?
学校・保育所への出席の可否は、基本的に医師の判断と学校・保育所の対応によります。
「とびひ」は、学校保健安全法の学校感染症では第3種「その他の感染症」に分類されます。
学校感染症はこの3種類に分かれています。
- 第1種 → 完治するまで登校・登園ができない エボラ出血熱など
- 第2種 → 医師の許可が出るまで家庭で安静 インフルエンザなど
- 第3種 → 症状によっては医師の判断で登園が可能 とびひ・手足口病など
学校・保育園へ出席させてよいかに関して
出席させてよい場合は・・。
病変部位に触らせないようにでき、さらに通常の膿痂疹(のうかしん)で治療処置がされており、病変部がきちんと覆ってあれば、出席停止にする必要はない。
出席停止の場合は・・。
非常に広い範囲の病変の場合は、乾燥化するまでの数日間、発熱などの全身症状が伴う場合には、抗菌薬の全身投与で症状が消失するまでの期間は、出席停止とする。
つまり、「水ぶくれが広範囲にあり、程度がひどい」とか、「全身症状が出ている」時には、登園できません。
この2つの判断って自己判断は難しいですよね。
医師の判断に従うのが一番です!
とびひはうつります。
「とびひ」の正式な病名は、「伝染性膿痂疹:でんせんせいのうかしん」です。
伝染性というくらいですから、人にうつる病気です。
細菌(ほとんどが、黄色ブドウ球菌)が皮膚に感染することで発症します。
とびひは、
皮膚のひっかき傷、たとえば、あせも、虫さされ、アトピー性皮膚炎などの傷あとなどに、細菌が入り、感染する病気です。
潜伏期間は、
皮膚の傷の程度、菌の量、環境(高温多湿)にもよりますが、2〜10日と言われています。
症状の違いで、2種類の「とびひ」があります。
- 「水ぶくれ」ができる「水疱性膿痂疹」
- 「かさぶた」ができる「痂皮性膿痂疹」
子供に発症しやすいのは、水ぶくれのできるタイプになります。
とびひで登園許可証は必要?
とびひを登園許可証が必要な感染症とするか否かは、地域(自治体単位)によって違いがあるようです。
例えば、
東京都の足立区では、登園許可証が必要な感染症に含まれませんが、
同じ東京都の板橋区では、
「とびひについては、登園許可証の対象になります。目安については診断した医師の判断によります」とニアンスが異なります。
登園許可証は、各自治体のホームページからダウンロード
登園許可書の書式も自治体により様々です。各自治体のホームページからダウンロードできるようになっている自治体が多いです。お住まいの自治体の担当科(学校保健科など)に問い合わせ、相談してください。
私の経験では、逆に医師から「登園許可書」をもらって、通園させた方が、保母さん、先生や、周囲の親からの目を回避できるのではと思います。
とびひは保育園の先生に伝えたほうがいい?
保育園に休園を伝えるときには、先生には、必ず「とびひ」に感染したことを伝えましょう。
感染は、浸出液や膿、かさぶたを介して起こります。保育園では、知らないうちに他の子供と接触している可能性が十分あります。
今は症状がなくても、潜伏期間は、2〜10日とかなり幅があります。
もし、「とびひ」に罹った子供と一緒にいたことを知っていれば、他の子供に、その兆候が少しでもでたら、早期に対処ができ感染の拡大を防ぐことができます。また、うつった子供も、早い手当で、症状が軽くすむ可能性があります。
これは社会生活を送るなかでは、当たり前のことですよね!
医師と保育園に相談しましょう
おかしいな?と思ったら、
まずは、
- 皮膚科医に診てもらう
- 医師が、適切な対応ができれば登園可能と診断したならば、保育園に相談しましょう。
医師が登園可能としても保育園で、
- 「ガーゼなど、皮膚を覆っているものを管理できない」
- 「軟膏などの処置を管理することができない」
と保育園から言われた場合は、症状が軽くても登園させることはできないですよね。
我が息子が「とびひ」に感染した思い出
昔の我が家の会話を思い出しました。
夫との会話:
妻:「大変!たかしが、最近、水ぶくれが手足にできて、だんだん増えてくるので、皮膚科に連れて行ったら、「とびひ」って言われたの!(しばらく、保育園は休ませてください)って、言われたんだけど。私、明日から大事なクライアントとのプロジェクト会議が始まるので仕事休めないの。あなた、仕事休めない?」
夫:「え!僕は、明日から、北海道出張なんだけど…!実家のお母さんは、旅行中だし…」
妻が職場への電話:
妻:「もしもし、XXです。子供が「とびひ」と診断されました。すみません。しばらく、お休みさせてください…」
職場の同僚が受信:
同僚:「え!あ…そうですか。では、……」
妻:「申し訳ありません….」
共働きの家庭では、「とびひ」に限らず、子供が病気は、家庭の問題にと止まらず、社会をも巻き込む、重大な問題!
子供が罹患しやすい各病気の全体を知って、その都度、適切な対処ができるように準備しましょう。
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