PM2.5の原因は日本にも発生源があるって本当!?

ニュースでもよく見るPM2.5ですが、
昔はニュースでPM2.5なんて報道はなかったような・・。

とても危険な物質みたいなのですが、いったい何が原因で飛んでくるのでしょうか?
中国からっていうのは知っていますが。

今回はPM2.5の原因は日本にも発生源があるって本当!?について調べていきます。

目次

PM2.5の原因とは?

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主な発生源2つあります。

    1.人為起源

  • 移動燃焼  → 車・船など
  • 固定燃料  → 工場排煙など
  • 固定蒸発  → 塗料・溶剤
  • 2.自然起源

  • 生物・農業 → 家畜・植物・土壌(火山・黄砂など)

PM2.5の汚染源の比率

この比率は2009~2010年に中国(北京)で分析されたものです。

  • 工業汚染    25%
  • 二次無機煙霧質 26%
  • 石炭燃焼    18%
  • 砂塵      15%
  • バイオマス燃焼 12%
  • 自動車排出ガス・ゴミ焼却 4%

工業汚染・石炭燃焼・二次無機煙霧質の3つの汚染源が70%を占めており、
化石燃料の燃焼と排出が北京のPM2.5の主要汚染源となっています。

自動車排気ガスの割合って少ないんですね。意外でした。

一括りにできないのがPM2.5
様々な物質で集まってできているため、環境や条件次第では成分が異なってきます。
化学物質や黄砂などが大気中で化学反応を起こすこともあります。

PM2.5と黄砂でさらに強力な汚染物質が!

金沢大学の早川和一教授はPM2.5と黄砂が化学反応で混じり合うことで

「NPAH(ニトロ芳香族炭化水素)」という極めて強い汚染物質ができ、発がん性があると言われています。

NPAHは自然界に存在せず、人体に悪影響を与えます。

北京の調査では、黄砂の濃度が高い日はNPAHの濃度も高いということです。

日本国内でもPM2.5は発生している!?


PM2.5の発生源は中国なイメージが強いですよね。

海洋研究開発機構が2010年1年間のデータを計算モデルで推定した結果、
日本国内にもPM2.5の発生源があることがわかっています。

関東・九州の主なPM2.5の発生源(中国と国内対比)

中国 国内
関東 40%弱 50%強
九州 60% 40%

意外なデータだと思ったのは私だけでしょうか?

私は関東に住んでいますが、中国からの影響は40%弱なんですね。
中国からの影響がほとんどかと思っていたのですが・・。

日本にも工場などがたくさんあるので、国内でもPM2.5が発生しているんですよね。

国内におけるPM2.5への取組み

国内におけるPM2.5発生源情報の整備のための取組みが進められています。

PM2.5排出インベントリ及び発生源プロファイル策定検討会の報告資料によると、

この2つの発生源をH25年度の整備対象としたそうです。

  • 燃料燃焼
  • 廃棄物焼却

このようにどんどんPM2.5の発生源を整備していただいて、環境を整えていってほしいですね。
もちろん中国にも強くお願いしたです。

PM2.5は中国が一番ではない!?

ここで世界のPM2.5が発生ランキングをご紹介します。

  1. ウランバートル(モンゴル)279μg

  2. デリー(インド)    198μg

  3. カイロ(エジプト)   138μg

  4. ムンバイ(インド)   132μg

  5. 北京(中国)      121μg

そして、日本は16位で23μgになります。

中国が一番かと思っていましたので意外な順位ですね。

ただ、大気汚染の深刻さは年々増していますので、世界全体で対策強化が望まれますね。

まとめ

以上がPM2.5の原因についてでした。
わかりやすくまとめます。

  • 発生源は2つで、人為起源(燃料燃焼など)と自然起源(火山・黄砂など)
  • 汚染源が70%は化学燃料の燃焼と排出
  • 日本国内にもPM2.5の発生源がある
  • 中国のPM2.5の発生ランキングは世界5位

PM2.5は中国の影響が大きいですが、中国だけの問題ではなさそうですね。

世界的な対策強化を望みます。

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