股が臭い!?
自分で気がついたとしても、デリケートな場所で相談がしづらいですよね。
あまりに続く場合は、病気かな?何が原因なんだろう?など不安になります。
周りの人へも臭ってないかな?なんて私なら一番気になります。
今回は、股が臭い原因を調べてみました。
股が臭い原因
股が臭い原因はこの5つの病気が考えられます。
- すそわきが
- 性病
- おりもの
- 汗やそれに伴う細菌
- 膣周辺の不衛生
それぞれ見ていきましょう。
すそわきが
概要
ワキから独特のニオイがする「わきが」ですが、病名は「腋臭症」と呼ばれます。
人間の体には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺という2つの汗腺があります。
わきがはアポクリン汗腺から出る汗が原因でおこります。
アポクリン汗に含まれる脂肪や尿素、アンモニアなどの成分が皮脂腺から分泌される脂肪酸と混じりあい皮膚にある常在菌により分解されることで、ニオイが発生します。
アポクリン汗腺は、ワキだけでなく、陰部や乳輪にもあります。なのでわきがと同じにおいを放つことがあります。陰部からのニオイは「外陰部臭症」といい、通称「すそわきが」と呼ばれます。
メカニズムはワキと同じで、外陰部にあるアポクリン汗腺からでる汗がニオイの原因で、女性に多いといわれています。
すそわきがの原因
・遺伝
・アポクリン汗
・耳の垢が湿る「軟耳垢」
・尿
・生理
・おりもの
症状
・におい
・発酵臭
・魚介臭
・生理中は特に強くなる
何科?治療法は?
皮膚科を受診します。
治療法は様々です。
・ビューボット治療
患部に細い針から出る高周波をあててエクリン腺やアポクリン汗腺を破壊します。
・電気凝固法
・ポトックス治療
自分での対処
肉などのタンパク質や脂肪分の多い食べ物でニオイが強くなる傾向があると」いわれていますので、魚や野菜を多くとるように心がける、太り気味の人は皮下脂肪を減らしましょう。
清潔にすること、デリケートゾーンをこまめに洗うこと(洗い方に注意します)
すそわきがの注意点
「すそわきが」のニオイは異性をひきつけるフェロモンの役割をしているといわれているので、人によってはいいニオイと感じることもあるということもありますので、
嫌なニオイだと過剰に悩んだり落ち込む必要はありません。
ただ、まれに婦人科の疾の場合もありますので、普段と違ったら、婦人科へ受診しましょう。
性病
概要
「性感染症」は、「淋病」「梅毒」「クラミジア」「カンジタ」の疾患を指します。
性行為や性交類似行為で感染する、感染症です。
気づかれずに放置されることが多くので注意が必要です。
性病の原因
・性行為で感染します
・免疫力の低下で感染します
症状
無症状のことが多いです。
男性
・尿道のかゆみ
・睾丸の腫れ
・頻尿
女性
・下腹部の痛み
・おりものの増加など(カンジタならカッテージチーズ状の白いおりものなど)
何科?治療法は?
婦人科・泌尿器科・感染症科を受診します。
原因によっての抗生物質や軟膏など処方されます
自分での対処
性行為の際には必ずコンドームを着用に未然に防ぐことが重要です。
性病の注意点
症状に気づいたらすぐに病院を受診します。
不妊の原因にもなります。
おりもの
概要
「おりもの」とは膣や子宮頸管からの様々な分泌液を膣壁の古い細胞が混ざりあったものです。普段はおりもの自体がにおうわけでなく、陰部が不潔になることで、ニオイが発生します。
ストレスや体調不良で女性ホルモンが乱れるなど、デーデルライン桿菌(かんきん)が減少し、膣内に菌が繁殖してニオイの原因になることがあります。
子宮内膜炎
概要
子宮内膜炎とは子宮内腔をおおっている子宮内膜が炎症をおこす病気です。
子宮内膜炎の原因
・細菌感染による炎症が原因
・急性と慢性があります
症状
症状は急性の場合にしか出ません。
・下腹部の不快感
・下腹部痛
・微熱
・おりものが膿っぽい
・不正出血
何科?治療法は?
婦人科を受診します。
薬物療法で抗生剤を処方します。
自分での対処
細菌感染を防ぐこと、ムレも不衛生なので下着は通気性の良いものを選ぶようにしたりします
おりものの注意点
下腹部痛や異常なおりものに気づいたら婦人科を受診しましょう。
重症化しないためにも早い目に治療しましょう。
汗やそれに伴う細菌
概要
人の体は常に水分を蒸散しています。その状態を「不感蒸泄」(ふかんじょうせい)と呼びます。
汗と認識しない汗や、呼吸で失われる水分の総称です。
股間~お尻~太もも周囲は衣類が重なり、不感蒸泄された汗の逃げ場がなく、蒸れやすい環境です。
そこに椅子に座ったりするとさらに湿気の逃げ場はなくなります。
「暑い」「緊張」などの発汗要因はなくても股間周囲はムレが起こりやすくなっています。
不感蒸泄の原因
・細菌に分泌されたニオイの成分
・アポクリン汗腺によるもの
膣周辺の不衛生
概要
膣内、外陰部は特に雑菌の繁殖に適した場所で、膣内から分泌される、おりものや経血、垢や尿などの老廃物の排出もあり、雑菌が発生しやすい部分です。
特におりものは、たんぱく質が豊富で雑菌が繁殖する絶好の栄養となります。
この雑菌が繁殖することで、膣内環境を悪化させ、嫌なニオイを発生させます。
デリケートゾーンは高温多湿で栄養源も揃っていることから、雑菌の繁殖には最適な場所といえます。
原因
・雑菌による膣内環境の悪化
ネット上で股が臭いことが原因でお悩みの声
お恥ずかしい話ですが、最近 股から異臭がします。
股からというか、おりものがくさいです。
ヌルヌルした、豆腐カスのような……
色は、白かったり透明だったり……毎日お風呂に入っているし、清潔なはずですが、お風呂上がり1時間もすると異臭を放ちます。
これは病気でしょうか。
それに、最近3か月生理が来ていません。
これもなにか関係があるのでしょうか?今年の夏、はじめて臭くなったので、理由は夏だからというわけでは無さそうです。
若干、耳のなかが湿っていて、いわゆるワキガなのかも……
そういう人ってたしか股も臭うって言いますよね……
また、産婦人科を受診する際は、お医者さんになんと説明すればいいのか
教えてください。
●お返事
女性で、股の方からにおう?と感じただけでも、すごく嫌なものです。
しかしながら、におうには何か理由があるからで、対策をすればいい場合と病気が隠れている場合もあります。
おりものが、豆腐カスのようで白いということから、何かの病気の可能性もあります
私なら、産婦人科を受診します。
本来、おりもの自体がにおうのではなく、膣内で菌が繁殖して、におうことが、大半です。
確かに「すそわきが」という疾患もありますが、こちらは、汗腺が原因なのでおりものと生理不順の相談も兼ねて産婦人科へ行かれることをおすすめします。
1日でも早く原因がわかって対処ができるといいですね。
最後に
男性でも女性でも、股周辺からニオイを感じるのは、とても悩ましいことで、相談も誰にどこにしていいのかもわからないと思います。
しかし、ただ、対策を、する場合と病気も隠れているのが分かりました。
病気によるものなら、早期発見できれば治るものです。
相談と対策を兼ねて病院へ受診されてはいかがでしょうか?