手の皮がむけるのは病気でしょうか?
私は学生時代に3~4年間、手の皮むけが治らなかった時期があります。
剝がしたくなって剥がすと、出血したり皮がパリパリになったりしていました。
皮膚科に行ったら、原因はよくわからずストレス性かも?みたいな微妙な診断でした。
皮膚疾患は原因がわからないことが多いみたいです。
塗り薬をもらって、手を清潔に保っていたらそのうちに良くなっていきました。
手の皮をむくのも我慢しました。
今回は、手の皮がむける原因を調べてみました。
手の皮がむける原因
手の皮がむける原因はこの4つの病気が考えられます。
1、白癬(はくせん)
2、汗疱(かんほう)
3、乾燥
4、ストレス
それぞれ見ていきましょう。
白癬
概要
ここでは、手白癬について説明します。
白癬は水虫のことです。水虫というと、足にできると思われがちですが、足に限らず手や指にも発症する場合があります。
手水虫は白癬菌というカビの一種が手に感染し寄生することで発症します。
足に比べ稀ですが、症状を甘くみた結果、悪化する場合もあります。
手荒れの薬を自己判断で使用した結果、重症になったり完治が困難になったりする場合が多いです。
白癬の原因
水虫の原因である白癬菌は高温多湿の環境を好むので、多くの場合靴を履いていて蒸れやすい足に発症します。
手水虫は多くの場合、入浴の際風呂場のマットをさわったりして感染したりします。
症状
手水虫は比較的かゆみや痛みがなく表面がカサカサの状態になります。
片手だけになるのが特徴です。
何科?治療法は?
皮膚科を受診します。
外用療法で抗真菌薬が処方されます。
自分での対処
足に水虫がある場合、その足をさわることで感染するので、足に水虫があれば治療しましょう。
白癬の注意点
手から爪を含めて他の部位へ拡大することもありますので、気が付いたら病院を受診して治しましょう。
汗疱
概要
汗疱性湿疹といいます。手のひらや、指、足の裏に小さな水泡が多数あらわれる再発性湿疹のことです。
汗疱の原因
原因は不明とされてますが、汗が間接的に影響を及ぼしていろと考えられています。
また食べ物や金属アレルギーも関係しているのでは?ともいわれています。
症状
手のひら、手指、足の裏などに両側で内容が透明な小さな水泡が急に多数あらわれ特に指の側面によくみられます。
小さな水泡はくっつき合って、大豆大までなることがあります。
通常はかゆみはありませんが、時に周囲に紅斑を伴い強いかゆみや痛みがでます。
小さな水泡は次第に吸収され通常2、3週間で丸い鱗屑(りんせつ)になって皮膚表面からはがれ落ちる角質になってなおっていきます。
何科?治療法は?
皮膚科を受診します。
外用療法でステロイド外用薬が処方されます。
鱗屑(りんせつ)になってはがれる時期には尿素含有軟膏を手洗い後に塗ります。
自分での対処
初夏のころ、手のひらや指に小さな水泡が多発してかゆみがなく数週間でかるくなってしまう時は、なるべく水仕事を控え、皮膚がめぐれあがってきたら様子をみます。
汗疱の注意点
水虫の可能性について皮膚科で検査をします。
金属アレルギーの可能性ならパッチテストを行います。
かゆみが強い場合や、年間を通じて症状がある場合は詳しく病院で診察や検査をすることが大切です。
手の乾燥
概要
家事や仕事など日常生活において私たちの手は数々の刺激にさらされています。
外気や紫外線といった自然現象が与える影響も大きく、多くの人が手の乾燥に悩まされています。特に冬場が多いです。
手の乾燥の原因
体の最も水にふれる機会が多いパーツといえば「手」です、
そもそも手のひらには皮脂腺が少なく皮膚の表面を覆う皮脂膜が作られにくい環境でその上水を使う家事などで水に触れればわずかな皮脂膜は簡単に流されてしまいます。
肌は無防備な状態となり、水分も蒸発しやすくなります。
血行が悪くなって肌の機能が衰えると保湿機能もダウンしてしまい「冬場は特に手の乾燥が気になる」という人が多いのはその為です。
症状
手の乾燥、とくに指先がカサつくと爪周辺の皮膚がめくれ上がる、「ささくれ」ができやすくなります。
悪化すると化膿することもあり注意が必要です。
乾燥状態が進行すると、炎症を伴う、手荒れの症状が現れ肌の表皮が割れた状態を「ひび」、真皮まで達すると「あかぎれ」など、
代表的なあかぎれになると、傷口から血が滲み、かゆみや痛みが伴うなど日常生活にも支障をきたします。
何科?
皮膚科を受診します。
自分での対処
ゴム手袋を使って水仕事を、手袋が使えない場合はお湯よりぬるま湯のほうが良いです。
水仕事が終わればハンドクリームを塗ります。
手の乾燥の注意点
ひびやあかぎれができてしまった人は肌の修復を促す、ビタミン類などの成分を含んだハンドクリームを選びます。
ワセリンは、角質層を保護し肌内部の水分蒸発を防ぐ効果があります。
ストレス
概要
強いストレスを受けると体には様々な不調が起こりやすくなります。
皮膚にも影響がでます。心因性蕁麻疹とよばれます。
ストレスの原因
ストレスから蕁麻疹になる原因は分かってはいませんが、
運動や発汗によっておこる「コリン性蕁麻疹」はストレスがかかることで発症するといわれています。
アセチルコリンが発症に関与しているといわれています。
アセチルコリンとは自律神経のひとつである副交感神経から分泌される化学物質で体がリラックスしている時に多く分泌される物質です。
ネット上で手の皮がむけることが原因でお悩みの声
指の皮が異常にむける
手の指の皮が異常に剥けます。
気づくとほぼ全ての指に皮が小さく剥けている箇所があります。試しに剥いてみるとかなし大きく剥けてる時もあります。
剥けるのはいつも薄皮なので痛くはないんですが、これは水虫ですか?それとも単なる体質でしょうか?はたまた病気でしょうか?
●お返事
手は普段日常生活に使う頻度が高いのに、中々何かあっても気づきにくく、
気づいたら、これ、何だろう?痛くもかゆくもないし・・・
病院にいくほどなのかな?と悩んでしまいますね。
手の指の皮がむけてて、また試しにむいていったら大きくむけてしまうと、びっくりされますよね?
私なら皮膚科を受診します。
対処やこれからの予防も聞くつもりで受診されてはいかがでしょうか?
よく使う手指だけに気になりますが、1日も早く原因がわかるといいですね。
最後に
手は日常生活でよく使うところなのに、じっくり見る機会があまりありません。
ハンドクリームを塗るときでも手をじっと見ながら塗る方は中々いないと思います。
手や指にも様々な要因でなる症状はあります。気になることがあれば、
まず病院にいって症状にあった薬を処方してもらうことが大切です。