まぶたが赤いのは病気!?
私の場合は、花粉の時期に目からまぶたが赤くなりかゆみも出てきます。
アレルギーも出ているようですが、かいてしまうので悪循環になります。
時期的な症状なのか?赤みが続いているのか?突然に症状が出たのか?
個人差はあると思いますが、目の近くですので早目の対処が必要です。
今回は、まぶたが赤い原因を調べてみました。
まぶたが赤い原因は?
まぶたが赤い原因はこの5つの可能性があります。
1.接触性皮膚炎
2.ものもらい(麦粒腫)
3.眼瞼炎
4.アトピー性皮膚炎
5.乾燥
それぞれ見ていきましょう。
接触性皮膚炎
概要
皮膚になんらかの物質が接触することが刺激になり、皮膚が炎症を起こしてしまった状態で、いわゆる「かぶれ」のことです。
刺激性接触性皮膚炎
刺激性のある物質が肌に触れて許容量を超えてしまったことが原因で起こる皮膚炎(かぶれ)です。
原因は毒性のある虫や植物、薬剤や強い酸やアルカリの洗剤などが挙げられます。
アレルギー性接触性皮膚炎
アレルゲンとなっている物質が直接肌に触れることによって、起こる皮膚炎です。
刺激性接触性皮膚炎との違いは、原因となるアレルギー物質が植物、金属、食品、化粧品など、人によってさまざま異なるという点です。
接触性皮膚炎でまぶたが赤い原因
原因となる物質が肌に接触することで刺激を受けた肌が炎症を起こして水泡や紅斑などが見られます.
すぐに症状が出ず、継続的に刺激を受けることで発症する慢性接触性皮膚炎もあります。
まぶたに何らかの刺激物質が触れたことで炎症を起こしてしまったと考えられます。
症状
・発疹
・かゆみ
・水泡
何科?治療法は
原因物質を遠ざけることがもっとも重要です。
原因物質を取り除いても改善しない場合は皮膚科を受診しましょう。
症状を抑える外用薬の他、かゆみを抑える内服薬を処方されることもあります。
自分での対処
・患部と手指を清潔にする
・原因物質を取り除く
・かかない
・ストレスを溜めない
接触性皮膚炎の注意点
原因物質を遠ざけることで症状が改善することもありますが、原因が分からない場合も多く、放置しておくと慢性化して治るまでに時間がかかってしまうことや、かくことで跡が残ってしまうこともありますので早めに受診をするようにしましょう。
ものもらい(麦粒腫)
概要
まぶたに突然腫れや赤み、痛みなどが現れる、いわゆる「ものもらい」「めばちこ」と呼ばれるものの中には、まぶたにある汗腺などから細菌に感染して炎症を起こしてしまう麦粒腫があります。
ものもらい(麦粒腫)でまぶたが赤い原因
汗腺、または皮脂腺にまぶたにある菌が入り込み、炎症を起こし化膿してしまうことで起こります。
まぶたの内側にできるものを内麦粒腫、外側にできるものを外麦粒腫と呼びます。
黄色ブドウ球菌など誰でも持っている常在菌が原因で、特に免疫が落ちている時に発症しやすいと言われています。
症状
(まぶたの)
・腫れ
・痛み
・充血
・異物感
何科?治療法は
眼科を受診しましょう。
抗生剤の点眼薬が処方されます。
化膿が進んでしまうと、切開などで溜まった膿を出さなければならないこともあります。
自分での対処
・疲れを溜めない
・目の周りを刺激しない
・清潔にする
・手で触らない
・血行をよくする
ものもらい(麦粒腫)の注意点
放置していても自然治癒することも多いようですが、化膿が進んでしまうと痛みや腫れがますますひどくなってしまうので、早めに受診した方がよいでしょう。
多量の膿が溜まる、しこりが残るなどの場合は切開して膿を出す治療が必要になります。
眼瞼炎
概要
まぶたにかゆみ、赤み、腫れなどが起きる炎症の総称です。
炎症が起こるまぶたの部位によって対処法が異なるので、診断名も分かれます。
眼瞼縁炎
まつ毛の根元に現れます。脂腺による過剰分泌による非感染性(脂漏性)と、常在菌である黄色ブドウ球菌が毛根などに感染して炎症を起こす感染性(化膿性)に分かれます。
眼瞼皮膚炎
まぶたの皮膚に現れます。刺激物質によって起こる皮膚の炎症で、多くはアレルギーによるものですが、まれに感染性の炎症も見られます。
眼瞼炎でまぶたが赤い原因
目の周りの皮膚は、非常に薄いうえに手で触ってしまいがちなので炎症を起こしやすい部位です。
眼瞼縁炎・眼瞼皮膚炎ともに発症すると赤みが現れます。
症状
・腫れ
・赤み
・かゆみ
・異物感
何科?治療法は
眼科を受診して、原因を特定し原因物質を遠ざけることから始めます。
そのうえで軟膏、点眼、内服など症状に合わせて薬が処方されます。
自分での対処
・原因物質を除去する
・清潔にする
・手で触らない
眼瞼炎の注意点
放置しておくと炎症がひどくなってしまうこともあるので、早めに眼科を受診しましょう。
特に感染性眼瞼縁炎は、重症化するとまぶたの変形やまつ毛の一部が抜けてしまうこともあり、慢性化もしやすいので注意が必要です。
アトピー性皮膚炎
概要
アレルギー体質の素因を持つ人に起きる、皮膚の炎症を伴うアレルギー反応です。
再発を繰り返し、慢性化するのが特徴です。
アトピー性皮膚炎でまぶたが赤い原因
アレルゲンに反応すると赤くなり強いかゆみを伴います。
目の周りや関節などに左右対称にできやすいのが特徴です。
アレルギー性接触性皮膚炎との違いは、原因がアレルギー物質の接触のみではなく、体内の免疫反応などのいろいろな要素が複雑に絡み合っている点です
乾燥
概要
肌の表面の皮脂の分泌量や水分が不足して肌の免疫機能が低下し、柔軟性もなくなっているために外部刺激を受けやすくさまざまな皮膚トラブルが起こりやすくなっている状態です。
乾燥でまぶたが赤い原因
目の周りは特に皮膚が薄いため、特に乾燥しやすい部位です。皮脂や水分が足りなくなることで、炎症を起こし、赤みやかゆみなどの症状が現れることがあります。
ネットでまぶたが赤いことでお悩みの人の声
3日前にものもらいの様な症状になり、まぶたに赤みがでて痛みが少しありました。
しばらく様子をみようと思い、病院にはまだいってません。赤み、痛みは引きましたが少しのかゆみとしこり? のようなものが残っています。
このまま放置していても治るのでしょうか?
手術で取り除く、という事になるのでしょうか?
回答
3日前から症状が出て現在は治まったもののかゆみはあるとのこと、気になりますね。
ご質問の症状ですが、「ものもらい」のうちの麦粒腫と似ていると思いました。
麦粒腫は、まぶたの雑菌によって感染し炎症を起こす病気です。
自然治癒することも多いのですが、かゆみとしこりが残っているとのことなので、早めに眼科を受診されることをおすすめします。
しこりが取れないようであれば手術をすることもあります。
私なら、目の周りを清潔にし、なるべく手で触らないようにして様子を見ます。
数日たっても症状が軽快しないようであれば、眼科を受診します。
最後に
まぶたが赤くなる原因は5つの要因が考えられることが分かりましたね。
早く治すためには
目の周りを清潔にする
ストレスを溜めない
血行をよくする
以上のことが大切です。