咳をすると胸が痛い4つの原因!左右や真ん中に出るのは病気!?

咳をすると胸が痛い!

胸の筋肉が痛いのか?胸の中が痛いのか?

風邪とも違うように感じる人も多いかと思います。

咳をして胸の痛みが続く場合は、病気が隠れている可能性があります。

今回は、咳をすると胸が痛い原因を調べてみました。

目次

咳をすると胸が痛い原因は?

咳をすると胸が痛い原因はこの4つの可能性があります。

1. 気管支炎
2. 肺がん
3. 気胸
4. 胸膜炎

それぞれ見ていきましょう。

気管支炎

概要

気管支炎は、気道の炎症を引き起こし、呼吸困難や咳や痰を伴う一般的な呼吸器疾患です。

ウイルスや細菌感染のほか、タバコや大気汚染、またはハウスダストなどのアレルギーが原因でも発症し、その治療法は常に進化しています。

気管支炎で咳をすると胸が痛い原因

気管支炎で咳が出るのは、ウイルスなどの異物が気管に入ったことを体が感知して、咳と一緒に体外に出そうとする防御反応です。

気管支炎が悪化してさらに肺炎などの病気を併発している場合、ウイルスが気管の奥にまで入ってしまっているために、胸が痛くなることがあります。

症状

・発熱
・咳込み
・痰
・倦怠感

何科?治療法は?

内科、または呼吸器内科を受診します。

気管支炎の治療は、症状の緩和と炎症の抑制を目的としています。対症療法が中心となり、症状を抑えるための内服薬が処方されます。抗ウイルス薬や抗菌薬の使用により、感染性気管支炎の治療を行います。肺炎などが疑われる場合はX線検査が行われることもあります。

近年の治療法の進化には、吸入ステロイドや気管支拡張薬の使用があります。これらの薬剤は、気道を広げ、炎症を抑える効果があります。また、生活習慣の改善や呼吸法の指導も治療の一環として重要視されています。

さらに、将来的な気管支炎の治療法としては、遺伝子治療や免疫療法が注目されています。これらのアプローチは、根本的な原因に対処することで、より持続的な効果をもたらす可能性があります。
また、環境レベルや職場の予防戦略としては、大気汚染の改善、禁煙推進などが挙げられます。それらは気管支炎の発症を抑制し、生活の質を向上を目指すものです。

自分での対処

・うがい、手洗い
・加湿
・タバコを控える
・食生活に気を付ける

気管支炎の注意点

気管支炎を放置して悪化させてしまうと、急性気管支炎が慢性化して慢性気管支炎になってしまうこともあります。

抵抗力が弱っていると肺の機能を低下させて肺炎に移行してしまい、命に関わる状態になってしまう場合もあります。

肺がん

概要

肺がんは、肺に発生したがんのことです。高齢男性のがんの中では、腺・扁平上皮・大細胞・小細胞等の種類があり、その中でも大きくは小細胞がん、非小細胞がんに分けられますが、これは治療法の違いによるものです。

早期発見・早期治療が難しいため、世界でもっとも致死率の高いと言われ、日本でも死亡率が1位のがんです。

肺がんの主な原因として喫煙が挙げられます。研究によれば、肺がんの90%以上が喫煙に関連しているとされ、特に長期間にわたって喫煙を続けることでリスクが大幅に増加します。その他に、大気汚染やアスベスト、ラドンガスなどの環境因子も、肺がんの発症リスクを高めます。また、遺伝的要因も無視できない要素であり、家族歴や特定の遺伝子変異が肺がんのリスクに影響を及ぼします。

肺がんで咳をすると胸が痛い原因

肺がんの症状は非常に多岐にわたりますが、初期段階では軽度や無症状であることが多く、進行するにつれて顕著になります。一般的な症状には、慢性的な咳、血痰、息切れ、胸痛、体重減少、疲労感などがありますが、がんが肺のどの部分にできるかによって少し変わってきます。

肺の入り口にできる「中心型」の場合は、主気管支に近い位置に腫瘍ができるため、がん細胞が大きくなることによって気管支を圧迫し、咳が頻繁に出ます。咳や血痰、呼吸困難が顕著になります。このケースは腫瘍が心臓に隠れるため、胸部レントゲンだけでは見つかりにくい傾向があります。

一方、肺の奥にできる「末梢型」の場合は、肺胞に近い部位にできる腫瘍で早期は無症状なことが多く、大きくなるとがん細胞が胸壁の神経を圧迫するため、胸の痛みを感じるようになります。このケースは、胸部レントゲンや胸部CTで発見されることが多いです。

このように肺がんは、早い段階で自覚症状での見極めが困難であり、風邪や他の呼吸器疾患と誤診されることも少なくないため、早期発見のためには、定期的な健康診断やスクリーニングが必要です。

症状

・咳が止まらない
・血痰
・息切れ
・胸の痛み
・発熱

何科?治療法は

呼吸器内科を受診します。

がんが疑われる場合、まずCT検査、病理診断、X線検査などで診断されます。がんと診断された場合の治療は、手術、放射線治療、化学療法を組み合わせて行います。

また近年では、肺がんの診断技術は飛躍的に進化しています。低線量CTスキャンは、肺がんの早期発見において有効性が証明されています。また、遺伝子解析によるバイオマーカーの検出による個別化医療も進展しています。これらの技術が、早期診断と適切な治療選択を可能にしています。

早期発見されればそれだけ生存率も高くなりますので、万が一疑われる場合は一刻も早い受診を心がけ、定期的な健康診断やスクリーニングも行いましょう。

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自分での対処

・がん検診を定期的に受ける
・疑わしい場合はすぐに受診する
・栄養バランスに気を付ける
・タバコを吸わない

肺がんの注意点

がんの発見が遅れて放置してしまうと、がん細胞が増殖を繰り返し、全身に転移をしてしまいます。そのためにも早期発見がとても大切です。

また、肺がんの予防において最も効果的なのは禁煙です。タバコを吸わない、または禁煙することでリスクは大幅に低減します。さらに、受動喫煙を避ける環境作りも重要です。加えて、健康的な食生活や適度な運動もリスクを減少させる要因とされています。

食生活や生活リズムに気を付けながら、定期的に検診を受け、疑われた場合は、一刻も早い受診を心がけましょう。

気胸

概要

肺に何らかの原因で穴が開いてしまい、胸腔(胸の中)に空気が溜まっていく病気です。呼吸困難や胸痛を引き起こすことがあり、緊急の医療処置を必要としたり、重篤な場合には生命を脅かすリスクがあります。

気胸の発生は、突発的なものから外傷によるものまで様々で、気胸の原因により自然気胸・外傷性気胸・緊張性気胸・月経随伴性気胸などに分類されます。

「外傷性気胸」は、交通事故など胸部への物理的な外傷によって引き起こされます。「自然発生性気胸」は、明確な外的要因がなく、自然に発生します。「医原性気胸」は、医療行為中の手技や処置により生じるもので、診断や治療の過程で発生することがあります。
また、「緊張性気胸」は、肺や胸壁の損傷によって引き起こされますが、機械的人工換気や胸部外傷、中心静脈カテーテル挿入の失敗などが原因として考えられます。「月経随伴性気胸」は女性特有で、子宮内膜症が原因で発症するものです。

気胸の治療は、その原因や程度に応じて異なる方法が求められます。

気胸で咳をすると胸が痛い原因

肺に穴が開いてしまうことで、息をするたびに少しずつ空気が胸腔内に溜まっていきます。

溜まった空気で肺が十分に膨らまなくなってしまうために、咳や胸の痛みなどさまざまな症状を引き起こします。

症状

・咳
・息苦しい
・胸の痛み
・運動時の呼吸困難

気胸の初期症状には、突然の胸痛や呼吸困難があります。症状の重さは気胸の大きさや原因によって異なりますが、重度の場合には、皮膚の青白さや動悸、極端な息切れを引き起こすことがあります。これらの重度の症状が現れた場合には、緊急医療が必要です。

何科?治療法は

呼吸器内科呼吸器外科を受診します。

治療法は気胸の種類や重症度によって異なります。軽度のものであれば酸素療法や、安静にして自然治癒することもありますが、程度によっては胸腔ドレナージ手術が必要になる場合も考えられます。手術では、気胸の原因となる部分の修復や再発防止のための処置が行われます。

役立ちドクター

「胸腔ドレナージ」とは、肺と胸壁の間にある胸腔にチューブを挿入して、胸腔内に溜まった液体や空気を抜く処置のことです。

自分での対処

・煙草を吸わない
・ストレスを溜めない
・規則正しい食生活を送る

気胸の注意点

軽い場合は自然治癒することもありますが、再発しやすいという特徴があります。また、突然発生することが多く、迅速な診断と適切な治療が求められるます。原因や種類によって治療アプローチは異なりますが、どのケースにおいても専門的な医療対応が不可欠です。

気胸が悪化した場合は、チアノーゼや血圧の低下が起こり、命にかかわることもありますので症状の兆候を見逃さず、速やかに医療機関を受診をしましょう。

胸膜炎

概要

肺の表面の胸膜が炎症を起こし、胸膜腔内に水が溜まっていく病気で、さまざまな原因によって引き起こされます。

胸膜炎単独で起こることは少なく、多くは肺炎や肺結核などの感染症や、肝不全などの病気が元にあるために起こりやすくなる病気です。感染症の場合は、免疫を低下させる原因である喫煙、大量飲酒、糖尿病などが危険因子となります。

胸膜炎で咳をすると胸が痛い原因

胸膜内に溜まる水を胸水と呼びますが、胸水が溜まっていくと肺を圧迫してしまうため、肺が十分に機能できず、息苦しさや胸の痛みを訴えるようになります。

症状

・胸の痛み
・咳
・呼吸困難・息苦しさ
・発熱
・怠け、動機

胸膜炎の初期症状には、胸の痛み、咳、呼吸困難、発熱などがあります。特に深く息を吸ったり咳をしたりすると痛みが強くでることが多いです。進行すると、胸水が溜まり続けることで呼吸がさらに困難になり、胸部の動きに制限が生じます。症状の重篤さは原因および健康状態により異なります。

何科?治療法は

呼吸器内科を受診します。

胸膜炎の診断には、画像診断や血液検査が重要です。胸部X線やCTスキャンは、胸水の存在や肺の状態を確認するために用いられます。さらに、胸水を採取して分析する胸腔穿刺(きょうくうせんし)が行われることもあり、これにより感染の有無や原因を特定します。時には、より詳細な診断を行うための胸膜生検が必要になることもあります。

胸膜炎の治療は、原因や症状に応じて異なります。例えば、感染性胸膜炎の場合、抗生物質や抗ウイルス薬が用いられます。非感染性の原因には、炎症を抑えるためのステロイド薬や免疫抑制剤が有効です。胸水の除去が必要な場合は、胸腔ドレナージや胸膜癒着術などの外科的手法が選択されることがあります。

また、胸膜炎に関する最新研究では、新しい診断技術や治療法の開発が進められています。特に、胸膜の病理学的解析技術や分子生物学的アプローチにより、原因の特定や治療効果の向上が期待されています。しかし、依然として原因不明なケースがあり、これらに対する理解を深めることが課題です。今後の研究によって、より効果的な治療法や予防策が提供されることが期待されています。

胸膜炎の注意点

胸膜炎は、肺の表面の胸膜に炎症が起こる病気のため、早期発見と適切な治療が重要です。

また、結核や肺癌、心不全との関連が注目されており、これらの疾患が胸膜炎の誘因となることがあるため、定期的な健康診断や、初期症状での医療機関受診などが大切です。

咳をすると胸が痛いことでお悩みの人の声

ここ数日咳が出て、喉・胸が痛いです。

今朝からは咳をする度に、ちょっとだけ血の味がします。

正確には咳の後の唾や痰が、ですが。

最初は昨日の晩に出た鼻血の影響かと思ったのですが、一日中影響するものですか?

咳する際に胸が痛いのも、咳のしすぎなのでしょうか…
それとも血の味がする理由の一つなのでしょうか。

質問ばかりで申し訳ないのですが、よろしくお願いします。

ちなみに熱はありません、

頭痛も咳が出始める前はひどかったのですがおさまりました。

回答

風邪のような症状をあと、咳と喉・胸も痛むとのこと、辛いですね。読んでいて、肺がんの初期症状に似ていると思いました。

実は、風邪と肺がんの初期症状はとてもよく似ているので見逃しやすいものです。

咳が続き、痰に血が混ざっている、胸に痛み、これらは肺がんの症状とも当てはまります。

数日安静にしても治まらないようであれば、すぐに呼吸器内科を受診しましょう。

私なら

内科または呼吸器科を受診して、X線検査などで咳の原因を特定してもらいます。

食生活のバランスに気を付け、タバコを控えながら診断名に応じた処置に従い、治癒を待ちます。

参考書籍

咳の気になる人が読む本 (ブルーバックス) 気管支炎、肺炎からCOPD、肺がんまで
咳をともなう病気はこんなに怖い!
咳が出るのは、肺などの呼吸器にほとんどの原因があります。
肺は人体最大の臓器で、それだけに病気になる人も多く、日本人の6人に1人が肺の病気で亡くなっているというデータもあります。
本書では、肺の仕組みや機能に触れながら、咳や痰でわかる病気から、COPDや肺がんなどの深刻な病気までを解説します。
著者:加藤 治文/福島 茂

最後に

このように、咳をすると胸が痛い原因は4つの要因が考えられることが分かりましたね

早く治すためには

・早めに受診をし、検査を受ける
・タバコを控える
・食生活のバランスに気を付ける
・安静にする

以上のことが大切です

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