横になるとめまいがする!
これは私の母親がなりました。
下記で紹介する病気だったのですが、更年期障害と重なり大変だった記憶があります。
横になるとめまいがするのと、美容室のリクライニングでもめまいがすると言っていました。
めまいは体のサインでも恐い病気が潜んでいるのでは?と個人的には考えてしまいます。
今回は、横になるとめまいがする原因を調べてみました。
横になるとめまいがする原因
横になるとめまいがする原因はこの2つの可能性があります。
1.良性発作性頭位めまい症
2.メニエール病
それぞれ見ていきましょう。
良性発作性頭位めまい症
概要
耳が原因で起こるめまいの代表的な病気で、寝返りや急に振り向いたり急に上を向いたりした時に、回転性の激しいめまいが起こります。
良性発作性頭位めまい症で横になるとめまいがする原因
耳の奥にある内耳(身体の動きに影響する耳石がある)の不調が原因だと考えられます。
良性発作性頭位めまい症は、この耳石が衝撃、老化、炎症等の原因によってはがれ、内耳の三半規管(身体の傾きを感知する器官)に入り込みめまいが起こります。
症状
・頭を急に動かしたときに回転するようなめまいが数十秒の間だけ起こる
・吐き気がする
・聴力に異常はない
何科?治療法は
耳鼻咽喉科を受診しましょう。
まず聴力に異常がないと確認し、頭をぐるぐる動かす事でわざとめまいを起こさせ、その時の眼の揺れを確認する検査が実施されます。
「めまい=安静に」というイメージがありますが、この病気の場合はなるべく頭を動かし剥がれた耳石を外に出すという治療法になります。
自分での対処
・低い枕の使用を避ける
・事故に気を付ける(頭の強打を防ぐ)
・急な動作は控える
良性発作性頭位めまい症の注意点
・めまいを感じたら医療機関を受診する
・ストレスをため込まない
・疲れを溜めない
メニエール病
概要
ぐるぐると激しい回転性のめまい・難聴・耳鳴り・耳が塞がるような感覚が同時に重なり、症状を繰り返す内耳(身体の動きに影響する耳石がある)の病気です。
また前庭型メニエール病などいくつかの種類があります。
メニエール病で横になるとめまいがする原因
めまいは、内耳の中にある内リンパ液が増えすぎてしまう状態(内リンパ水腫)により起こります。
内耳には身体の動きに影響する耳石がありますが、何らかの原因で内リンパ液が過剰に溜まると内耳にある耳石は異常事態に対応できず平衡感覚が狂ってしまいます。
症状
・ぐるぐる回るような(回転性)めまい
・ひどい耳鳴り
・圧迫されるような頭痛
・吐き気
何科?治療法は
耳鼻咽喉科を受診しましょう。
抗めまい薬、吐き気止め、自律神経調整薬、ビタミン、利尿剤など服薬が主な治療法となります。患者の1割程度で手術を行う事もあります。
急性期の場合は点滴での治療もあります。
自分での対処
・ストレスを溜めない(自律神経を整えるため)
・アミノ酸やギャバなどストレスに強い栄養素を摂る
・頑張りすぎない生活を送る
メニエール病の注意点
・慢性期に入ると完治しづらくなるので、めまいを感じたら早期に医療機関を受診する
・バランスの良い食事や規則正しい生活をする
・放置しておくと両耳が難聴になる可能性がある
ネット上で横になるとめまいがする人の声
横になるとめまいがするという症状に悩む方は結構いるようです。
インターネットでこんな質問がされていました。
<質問>
横になるとめまい(ふわふわ)がします。
三十代(後半)女性です。数日前から横になる時と起きる時ふわふわしためまいがします。横揺れの地震のような感じです。
吐き気はなく、しばらくすると落ち着きます。
めまい以外に体の不調はありませんが、朝起きる時にふわふわしていて自分が倒れるということに全く気がつかず、顔を家具に強打してしまいました(涙)
脳ドックは数年前、人間ドックは去年受けて異常はありません。
耳鼻科など受診したほうが良いでしょうか。
<回答>
横になる体制になるとめまいがする、少し時間を置くと落ち着く。脳に異常はなく人間ドックでも以上はない・・・。
質問者様が言うように、
私なら早期に耳鼻咽喉科を受診します。
めまいを軽く受け止めてしまうと後々治療が長引く可能性もあるからです。
女性に多いメニエール病は初期に目立った症状はありません。ですので「軽いめまい程度」と放置してしまい数年後に悪化(慢性化)し完治が難しくなります。
めまいに関する他の病気についても「放置してしまう」という点では同じことが言えます。
脳に異常はないとのことなので、耳からくるものなのか精神的なものなのかいくつかの原因が考えられますが、悩むよりも早めに検査を受けて早期発見・早期治療をしましょう。
最後に
横になるとめまいがする原因は良性発作性頭位めまい症やメニエール病が原因だとわかりました。
・規則正しい生活を送る
・ストレスをためない
・疲労を感じたら休息する
以上のことに注意しながら生活してみて下さい。
皆様の明るく健康な毎日を送れますように。