喉に口内炎ができる原因とは?
喉に口内炎ができる原因はこの4つの可能性があります。
1. アフタ性口内炎
2. 感染性の口内炎
3. アレルギー性の口内炎
4. 白板症と紅板症
それぞれ見ていきましょう。
アフタ性口内炎
概要
口内炎というと口の中にできる病気と思われがちですが、喉にできることもあります。
喉にできると口内炎ではなく、咽頭炎と呼ばれます。
アフタ性口内炎は口内炎の中で最も割合が大きく、多くの人に発症する口内炎です。
皮膚の表面に5〜6mm程度の大きさの、白や黄色っぽい潰瘍ができます。
食事をするときや潰瘍に触れたときなどに強く痛みます。
放っておいても1〜2週間くらいで症状が治まります。
アフタ性口内炎が喉にできる原因
アフタ性口内炎のはっきりした原因はわかっていません。
口の中に傷ができ、炎症を起こすことが原因になると考えられています。
また、栄養不足やビタミン類の不足、ストレスによる免疫力の低下などが原因になるともいわれています。
症状
・強い痛み
何科?治療法は
耳鼻咽頭科を受診します。
抗炎症作用のあるうがい薬などを使用して治療を行います。
自分での対処
・口の中をきれいにする
・洗口液などで殺菌をする
・口の中を傷つけない
・規則正しい生活やバランスの良い食事で免疫力を高める
アフタ性口内炎の注意点
アフタ性口内炎は、放っておいても2週間くらいで完治しますが、身体の免疫力が低下している様な場合には、完治に2週間以上かかることがあります。
また、内臓の疾患などが原因でアフタ性口内炎ができることがあります。
口内炎の症状が長引いているような場合には早めに病院を受診するようにしましょう。
感染性の口内炎
概要
菌やウィルスなどに感染することでも口内炎ができます。
のどにできる口内炎で最も多いのは「ヘルパンギーナ」によるものです。
「ヘルパンギーナ」は4歳以下の子供によくみられる夏風邪の原因になるウィルスです。
また、「ヘルペスウィルス」に感染することでも、喉に口内炎ができる原因となります。
他にも、口の中の常在菌である「カンジダ菌」によって、口腔カンジダ症と言う口内炎を引き起こすことがあります。
感染性の口内炎が喉にできる原因
ウィルスや細菌に感染することで喉に口内炎ができます。
感染性の口内炎は多発性の場合が多く、口や喉の粘膜に多くの水ぶくれができ、破れてただれが起きてしまうため、強い痛みが生じることがあります。
症状
・強い痛み
何科?治療法は
耳鼻咽頭科を受診します。
抗菌剤や抗ウィルス剤などを使用して治療を行います。
自分での対処
・口の中をきれいにする
・洗口液などで殺菌をする
・口の中を傷つけない
・規則正しい生活やバランスの良い食事で免疫力を高める
感染性の口内炎の注意点
ヘルペス性の口内炎は他人にうつる可能性があるので注意が必要です。
特に赤ちゃんなど、初めてヘルペスウィルスに感染すると「ヘルペス性歯肉口内炎」とよばれる重い症状が起こります。
口の中に水ぶくれがいくつもできたり、歯茎が腫れて強い痛みが起こります。
痛みが強いので何も食べられなくなり、脱水症状を起こすことがあります。
ヘルペス性の口内炎ができている場合には、赤ちゃんにうつさないように注意が必要です。
アレルギー性の口内炎
概要
金属や食物、薬剤などのアレルギー反応も口内炎ができる原因となります。
また、歯周病や副鼻腔炎などの慢性疾患が原因で、アレルギー性の口内炎を引き起こす要因となることがあります。
アレルギー性の口内炎は症状が重くなることが多いといわれています。
アレルギー性の口内炎が喉にできる原因
アレルギーの原因となる物質に触れることで口内炎が発生します。
果物や野菜などの食物や、ニッケルなどの金属、抗生物質や鎮痛剤のような薬物など、様々なものがアレルギーの原因となります。
症状
・強い痛み
何科?治療法は
耳鼻咽頭科や内科を受診します。
痛みが強い場合にはステロイド剤を処方されることがあります。
外用薬やうがい薬、抗ヒスタミン剤などを用いて治療を行います。
自分での対処
・アレルギーの原因となるものを避ける
アレルギー性の口内炎の注意点
アレルギー性の口内炎は、喉だけでなく身体に重いアレルギー反応が起こる場合もあります。
呼吸が妨げられるなど、命に危険が及ぶことも考えられますので、充分に注意が必要です。
検査でアレルギーの原因をつきとめて、なるべくアレルギーの原因となる物質に触れないように注意しましょう。
白板症と紅板症
概要
白板症と紅板症は、ガン化する恐れのある注意が必要な口内炎です。
白板症は、口の中に平面状やしわ状、突起状のものなど様々な形状の白い斑ができる病気です。
男性に多い病気で白板症の4〜8%がガン化するといわれています。
紅いビロード状の斑ができる紅板症の悪性率は、5割と高いので注意が必要です。
紅板症の症状がある場合には早急に病院で検査を受けましょう。
白板症と紅板症で喉に口内炎ができる原因
どちらの症状も、たばこやアルコール、義歯などの慢性的な刺激が原因になると考えられています。
体質なども関係するといわれていますが、はっきりと原因がわからないケースもあります。
ネット上で喉に口内炎ができることで悩んでいる人の声
喉に口内炎ができることで悩んでいるのはあなただけではない!
インターネット上でこのような悩みを見つけました。
喉に出来た口内炎がなかなか治りません…
喉に比較的大きな口内炎が出来て今日で6日目なんですが、未だに良くなる気配がありません。
2日前に内科を受診し 、カロナール錠300、ビタメジン配合カプセルB50、デスパコーワ口腔用クリームというお薬を5日分処方されたのですが、正直、効いてるか効いてないのか分かりません…。
デスパコーワという塗り薬にいたっては場所が場所なだけに相当塗り辛く、それでも何とか水分を拭って苦労して塗っても、塗ったそばから唾液がネバネバし始め、口を閉じるとクリームが唾液によって直ぐに流されてしまうような始末です。
食事も辛く、もしかしてこのまま治らないのではないかと心配になってきました。
口内炎って治るまで一週間以上は余裕でかかるものなのでしょうか?
また、あと4日で生理が来る予定なんですが、そのせいで回復力が落ちてしまっているのでしょうか?
それと、口内炎に効く薬としてケナログ軟膏というものがありあますが、これはデスパコーワ軟膏よりも効き目が良かったり、塗りやすかったりしますか…?
とにかく今は藁にも縋る思いでして、口内炎に効くなら何でも試してみたいです。
同じような場所に口内炎が出来た方や、口内炎の治し方にお詳しい方がいましたら回答いただけると嬉しいです。
宜しくお願い致しますm(_ _)m
お返事
喉に口内炎ができているとのこと。
1週間も喉の痛みが続いているのは、とてもお辛いですね。
私もよく口内炎ができるので、辛いお気持ちよくわかります。
口内炎は完治するまでに2週間くらいかかることもあります。
ビタミンのお薬や炎症を抑えるお薬を処方されているので、もう少ししたら効果が出るかもしれませんね。
私なら、処方されたお薬をきちんと飲んで、もう少し様子をみます。
2週間くらいたっても症状が治まらないようならもう一度病院を受診します。
口内炎にはカモミールやセージなどのハーブティーがいいそうです。
ストレスでも抵抗力が落ちてしまいますので、ハーブティーでリラックスするのもいいと思いますよ。
早く口内炎が治るといいですね。お大事にしてください。
最後に
喉に口内炎ができる原因は4つあることがよく分かりましたね。
喉に口内炎ができる症状を治すには
・口の中をきれいにする
・洗口液などで殺菌をする
・口の中を傷つけない
・規則正しい生活やバランスの良い食事で免疫力を高める
・アレルギーの原因となるものを避ける
以上のことが大切です。