視界がキラキラするのって病気でしょうか？
目の病気なのか？頭の病気なのか不安になりますよね。
ここでは、視界がキラキラする原因について紹介します。
視界がキラキラする原因とは？
視界がキラキラする原因は
閃輝暗点
の可能性があります。
それぞれ見ていきましょう。
閃輝暗点
概要
片頭痛の前兆として起こることが多い症状で、視野にキラキラした光が現れるといった視覚障害が起こります。
視野に現れるキラキラした光の形状は様々で、ドーナツ状のものや雷のようなギザギザしたもの、幾何学模様のようなものなどがあります。
最初は小さな点だったものが次第に大きな光になり、視野の片側が見えなくなったり、中心部が見えにくくなったりします。
症状は15分から30分程度で治まりますが、続いて片頭痛の症状が現れます。
閃輝暗点で視界がキラキラする原因
ストレスや過度の緊張、環境の変化などが原因で起こるといわれています。
頭の血管がストレスなどの刺激を受けると神経伝達物質のセロトニンが過剰に放出され、血管の収縮が起こります。
血管が収縮することによって、脳の中で最も大きな神経の三叉神経が刺激されて閃輝暗点の症状が起こると考えられています。
また、ナッツ類やチョコレート、アルコール、喫煙なども要因になるといわれています。
片頭痛の症状がある人の3割に閃輝暗点がみられます。
片頭痛は10代〜20代の女性に多く見られる病気で、遺伝する傾向があります。
症状
・視覚障害
・片頭痛
・吐き気
・めまい
何科？治療法は
視野に異常が現れるので眼科を受診することを考えてしまいそうですが、
脳の血管の異常により起こる病気なので、CTやMRIなどの検査を受けられる脳神経外科や脳外科、神経外科を受診しましょう。
脳を検査して何も異常がない場合は目の異常の可能性もありますので、眼科を受診して検査を受けるようにしてください。
自分での対処
・ストレスを溜めない
・規則正しくバランスのよい食事を心掛ける
・規則正しく、決まった時間で睡眠を取る（6〜8時間が望ましい）
・リラックスする
閃輝暗点の注意点
閃輝暗点は片頭痛の前兆として起こることが多い症状ですが、片頭痛が無い閃輝暗点もあります。
この場合、脳の血管に脳腫瘍や脳梗塞が起きていたり、脳の神経の異常で起こるてんかんなどの重篤な病気を引き起こしている可能性があります。
閃輝暗点の症状があったのに片頭痛が無い場合は、放置せずに速やかに病院を受診して検査を受けることが必要です。
ネット上で視界がキラキラすることで悩んでいる人の声
視界がキラキラしていることで悩んでいるのはあなただけではない！
インターネット上でこのような悩みを見つけました。
突然視界がキラキラしたりチカチカしたりして、その後激しい頭痛と吐き気に襲われる事があります。
身動きが取れない程の苦しみが６時間続くと必ずおさまります。これは何かの病気なのでしょうか？
症状は１年に数回で、年々回数が増えてます。２０歳を過ぎた頃から症状があり、母も同じです。遺伝的なものなのか、他に同じ症状の方を知りません。
また、 病院に行けない程の頭痛ですし、必ず６時間でほぼ治るので、激しい痛みの時に検査を受けられずにいます…。
目の奥も痛くなり、鎮痛剤など飲んでも効かない＆すぐ吐いてしまう為改善出来ません。
また突然なるものなので仕事の日なんかには最悪です。
ついこの間も休みの日に出掛ける寸前で目がチカチカの前兆が あった為その日の予定をキャンセルしてすぐに横になりました。
MRIなども考えてますが、症状が出ている時に受けなければあまり意味は無いのでしょうか？
風邪気味とかでも無くいきなりなるので、本当に困ってます。お願いします。
●お返事
激しい頭痛の症状があるとのこと、とてもお辛いですね。
視界がキラキラチカチカするのは、片頭痛の前兆として起こる閃輝暗点の症状だと思います。
症状が治まってからでも一度病院を受診して、詳しく検査してもらうと良いと思います。
いつからの頭痛なのか、どんな症状か、視界がキラキラするような前兆はあるかなど詳しく問診されると思いますので、正確に答えられるようにメモなどを準備するといいと思いますよ。
私なら、ストレスや過労などが原因になることがあるので軽い運動やストレッチをしてストレスを発散するようにします。
睡眠が足りてない場合はしっかり睡眠を取るようにします。寝すぎるとかえって片頭痛を起こす原因になるそうなので寝過ぎに注意します。
片頭痛の起きるパターンや食生活を見直すことでも改善することができますので、規則正しい生活習慣を心掛けて、片頭痛が起こりにくい環境をつくることが大切です。
お大事にしてくださいね。
最後に
視界がキラキラする原因は閃輝暗点だということがよく分かりましたね。
視界がキラキラする症状を治すには
・ストレスを溜めない
・規則正しくバランスのよい食事を心掛ける
・規則正しく、決まった時間で睡眠を取る（6〜8時間が望ましい）
・リラックスする
以上のことが大切です。