まばたきが多い人っていますよね。
自分ではまばたきが多いのか少ないのか意識したことがありませんが。
まばたきが多くなる原因って何があるのでしょうか?
それでは、見ていきましょう。
まばたきが多い原因とは?
まばたきが多い原因はこの4つの可能性があります。
- ドライアイ
- チック症
- 眼瞼痙攣
- 心理的な要因
それぞれ見ていきましょう。
ドライアイ
概要
テレビやパソコン、スマートフォンなどを長時間見続けることによってまばたきの回数が減って、目が乾燥してしまうことをいいます。
乾燥すると結膜や角膜が傷つきやすくなり、目がかすんだり、目が痛むといった症状が出てきます。
ドライアイでまばたきが多い原因
パソコンやテレビの使用時など集中している状態でのまばたきの回数はリラックス時の半分から4分の1にまで減少しています。
そのため涙を分泌する量より蒸発する量が増えて目が乾く原因となります。
ドライアイになると長く目を開けていられなくなるためまばたきの回数が増えてしまいます。
症状
・目の痛み
・目のかすみ
・ものが見えにくい
何科?治療法は
眼科を受診します。
点眼や軟膏などいろいろな治療法があります。ドライアイだからといって我慢せずに目の違和感や不快感が長く続く場合は受診して治療を受けましょう。
自分での対処
・目を休ませる
・蒸しタオルなどで温める
・こまめに目薬を付ける
ドライアイの注意点
ドライアイは放置すると角膜に傷がついたりするだけでなく、目の不快感からストレスとなって体の不調にもつながります。
血行不良や肩こり、頭痛なども引き起こす可能性がありますので、軽く考えずにきちんとした治療を受けることが大切です。
チック症
概要
幼児期から10歳くらいまでの小さい子どもに多くみられる、一種の癖のようなものです。
まばたきが多くなる、顔をしかめる、首を振るなどの動きや、鼻を鳴らす、汚い言葉を発するなどの症状があります。
子どものチック症は一過性のものが多く、成長するにつれて減少しますが、大人になっても症状が残る場合があります。
チック症でまばたきが多い原因
チック症の症状にまばたきの多さがあります。
チック症は不安や緊張などのストレスが要因といわれていましたが、最近では生まれつきによるものが大きいと考えられています。
症状
・首を振る
・顔をしかめる
・飛び上がる
・声を出す
・咳払い
・言葉を繰り返す
何科?治療法は
精神科を受診します。
不安やストレスを取り除くといった生活指導と薬物による治療を行います。
自分での対処
・リラックスする
・神経質にならない
チック症の注意点
チック症は本人の意思とは無関係に出てくるので、なかなか止めることができません。
症状を頻繁に指摘されたり怒られたりすると症状が悪化してしまいます。
あまり神経質にならずにゆったりとした気持ちでお子さんに接してあげることが大切です。
眼瞼痙攣
概要
眼瞼痙攣とは、40歳以上の女性に多く、まぶたの不快感、まぶたが重い、まばたきが増える、まぶたが痙攣するなどの症状が起こる病気です。症状が進むとまぶたが重くて目が開かなくなり、失明と同じ様な状態になることがあります。
眼瞼痙攣でまばたきが多い原因
原因はまだよくわかっていませんが、脳からの情報伝達が何らかの原因でうまくいかなくなるためだと考えられています。
ストレスやある種の薬の影響によるともいわれています。
症状
・目があけにくい
・目が乾く感じがする
・目の痙攣
・まぶしく感じる
何科?治療法は
眼科を受診します。
注射や投薬などいろいろな治療法があります。まぶたの皮膚や筋肉を短くする手術を行うこともあります。
自分での対処
原因がはっきりしていないため、特に有効だという予防法はありませんが、
好きなことをしてリラックスしたり軽い運動などでストレスを軽減することが予防つながるのではないでしょうか。
眼瞼痙攣の注意点
眼瞼痙攣は自然に治ることはほとんどありません。
進行するとまぶたが下がり目が見えにくくなるため、歩行中に電柱にぶつかったり、階段を踏み外してしまったりすることがあり、日常生活が困難になります。
ドライアイの症状が長引いている、目の違和感がなかなか治らないなどのような場合は眼科を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。
心理的な要因
概要
緊張していたり、恐怖を感じているような心理的ストレスがかかっている場合でもまばたきの回数が増えることがあります。
心理的な要因でまばたきが多い原因
緊張してストレスを受けると脳内伝達物質のドーパミンやノルアドレナリンが放出されるために、まばたきが増えると考えられています。
まばたきの回数が多い程、強いストレスや恐怖を感じていることを表しています。
ネット上でまばたきが多いことで悩んでいる人の声
まばたきが多いことで悩んでいるのはあなただけではない!
インターネット上でこのような悩みを見つけました。
眼科ではドライアイと診断されて目薬を出されて毎日つけてますが、殆ど改善されません。
ひとりでに瞼が勝手に下がってきたり 、痙攣したりはしません。強弱を付けた瞬きもできます。
外に出ると眩しい感じがして眼を細めてしまい、視野が狭くなり、何かにぶつかりそうになったり、車に乗って近くのところ(ナビやメーターなど)を見てる分には大丈夫なのに、
走り出して前方を向くと眼を開けていられない感じになってしまいます。
こんな症状でもドライアイなんでしょうか?
また車に乗るときに少しでも症状を和らげるにはどんなサングラスをしたら軽減されるでしょうか。
■お返事
ドライアイの症状が改善されないとのことで、とてもお辛いですね。
視野が狭くなったりまぶしい感じがあるとのことなので眼瞼痙攣なのではないかなと感じました。
眼瞼痙攣の初期症状はドライアイとよく似ているため、眼科でドライアイと診断されてしまうことがあるそうです。
痙攣がないとのことですが、痙攣が起こるのは症状が進んでからなので、ドライアイなのか眼瞼痙攣なのかの判断が難しいと思います。
私なら、眼瞼痙攣の治療を行っている眼科を受診して調べてもらいます。
症状の進行は早くはないそうですが、進行すると目が開かなくなってしまうこともありますので、早めに受診されたほうがいいと思います。
サングラスについても眼瞼痙攣に適したものがあるそうなのでお医者さんにアドバイスしてもらうといいと思いますよ。
お大事になさってくださいね。
最後に
まばたきが多い原因は4つあることがよく分かりましたね。
まばたきが多い症状を治すには
・目を休ませる
・蒸しタオルなどで温める
・こまめに目薬を付ける
・リラックスする
以上のことが大切です。