物忘れがひどいって個人差がありますよね。
たまには誰でもありますが、頻繁だと心配になります。
脳ドックとか考えますよね。怖いから躊躇しますが・・。
ここでは、物忘れがひどい5つの病気を紹介します。
■物忘れがひどい原因
物忘れがひどい原因はこの5つの可能性があります。
- 健忘症
- 認知症
- うつ病
- 脳の老化
- 脳梗塞
それぞれ見ていきましょう。
健忘症
概要
20代から30代の若年層に多く見られ、物忘れや記憶喪失などの症状が起きている状態のことをいいます。
脳をCTやMRIで検査しても異常が見られないことが特徴です。
症状は軽い物忘れ程度のものもあれば、重度の記憶喪失が起こるものもあり個人差があります。
健忘症で物忘れがひどいの原因
強いストレスや事故などによる頭の外傷、持病等で使用している薬の副作用などが原因と考えられています。
また頭を使わないことで脳への刺激が少なくなり、脳が衰えてしまい健忘症を発症してしまうといわれています。
症状
・前向性健忘(新しい物事を覚えられない)
・逆向性健忘(過去の出来事が抜け落ちてしまう)
・全健忘(全てが思い出せない)
・部分健忘(部分的に思い出せない)
何科?治療法は
精神科、神経内科を受診します。最近はもの忘れ外来など専門外来が増えているので、近くにある場合はそちらを受診するといいでしょう。
自分での対処
物忘れを防ぐためには、有酸素運動やバランスの良い食事を摂ることが効果的だといわれています。
またパソコンやスマートフォンなどを使用しすぎると頭を働かせることができません。
わからなかったり、忘れてしまっていたらパソコンなどですぐ調べずに、まず辞書を引いたり思い出す努力をすることが大切です。
健忘症の注意点
健忘症は自然に治ることはありません。
気になる症状がある場合は早めに受診して検査を受けましょう。
早期治療を行うことで症状が改善したり、進行を遅らせたりすることができます。
認知症
概要
病気によって脳の細胞が死んでしまったり、脳の機能が低下したりすることで、記憶喪失や人格の変化、幻覚などいろいろな症状が現れている状態のことをいいます。
進行すると理解力や判断力が失われて日常生活に支障をきたすようになります。
認知症で物忘れがひどい原因
認知症の物忘れは脳の萎縮や脳の血流が悪くなるなどの原因で起こりますが、老化によっても物忘れをすることがあります。
老化による物忘れは「約束をしていたがうっかり忘れた」など約束をしていたこと自体は覚えています。
自分が忘れてしまったことを自覚していますが、認知症の物忘れは「約束していたことそのものを忘れた」など自分が忘れてしまっていることを自覚できないため、
普段の生活がうまく送れなくなります。
症状
・幻覚や妄想
・徘徊
・時間や場所がわからない
・夜眠れなくなる
何科?治療法は
「もの忘れ外来」など認知症の治療を専門に行っている外来がある場合はそこを受診します。
近くになければ心療内科、脳外科、神経内科、精神科などを受診します。かかりつけの医師に相談をして紹介してもらうのもいいでしょう。
自分での対処
・ウォーキングをする
・規則正しい生活をする
・バランスの良い食事を取る
・禁煙する
・飲酒を控える
認知症の注意点
認知症は予防や早期治療がとても重要です。
規則正しい生活を心掛け、お友達や家族とコミュニケーションを取り、明るく笑顔で毎日を過ごすことが認知症の予防につながります。
うつ病
概要
強いストレスや過労などで、気分が落ち込んでしまい、それが長期間にわたって続いてしまう病気です。不眠や食欲不振などの体調不良を伴うこともあります。
うつ病で物忘れがひどい原因
ストレスなどが原因で脳の神経の伝達のバランスが崩れることにより起こります。バランスを崩すことによって思考や記憶力に関係する情報がうまく伝わらなくなるため、集中力がなくなる、物忘れがひどくなるなどといった症状があらわれます。
症状
・集中力や記憶力の低下
・意欲の低下
・不眠
・食欲不振
・疲労感
何科?治療法は
精神科・精神神経科・心療内科を受診します。体の症状に合わせて内科を受診することもできます。
内科で検査をして体に異常がなければうつ病の可能性があるので、専門医の紹介をしてもらうこともできます。
自分での対処
・軽い運動をする
・アルコールを控える
・禁煙する
うつ病の注意点
うつ病を煩っている本人が一番辛い思いをしているのはあたり前ですが、周りで支えている家族や友人もどうしたらいいか悩むうちに、うつ病を発症してしまうことも少なくありません。
悩んだ時に誰かに相談する、助けてもらうなど、一人で抱え込まないようにすることが大切です。
脳の老化
物忘れが多くなると認知症なのではないかと心配になってしまうことがありますが、通常の脳の老化によっても起こります。認知症のように日常生活に支障をきたすような忘れ方ではなく、誰にでも起こる老化現象です。
脳の成長は10代をピークにして20歳で止まってしまいます。20歳から老化が始まりだんだんと脳細胞が減っていくために、記憶力も徐々に低下していきます。
人とあまり話さない、外出をしないというような生活をしていると脳に刺激が少なくなるために、老化しやすくなるといわれています。
脳梗塞
運動機能に麻痺が起こったり、上手くしゃべることができなくなったり、健忘症が起きたりします。
死亡する例もあるため、発症したらすぐに救急車を呼んで早期に治療を受けることが重要です。
脳の血管が詰まったり、狭くなったりすると血液の流れが悪くなり、脳細胞が酸素不足や栄養不足に陥ります。
その状態が長い期間続くと部分的に脳細胞が壊死してしまうため、物忘れなどの症状が出てしまいます。
インターネット上で物忘れがひどいことで悩んでいる人の声
物忘れがひどいことで悩んでいるのはあなただけではない!
インターネット上でこのような悩みを見つけました。
最近、物忘れがひどいんです。
スーパーで車を止めたら何階でどこに止めたか、全く思い出せなくていつも何十分も探してしまいます。
忘れないように、ブロックの番号覚えようとするのに、忘れちゃいます。
麦茶を沸かそうと火にかけたら、沸かしている事すら忘れたり、お風呂のお湯をとめ忘れたりが頻繁にあります。
これは、健忘症なんでしょうか?
何科の受診になるのですか?
お返事
物忘れをすることってよくありますよね。私も車どこに置いたっけなんてしょっちゅうです。
健忘症や認知症の物忘れは車で来たことすら忘れてしまうらしいです。
忘れてしまってたことを自覚されているので単なる物忘れなのではないのかなと思いました。
少しお疲れなのではないでしょうか。疲れやストレスなどでも頭が働かなくなることがあるので、ゆっくりお休みになられるのもいいと思いますよ。
私なら、睡眠を多めにとってゆっくり休みます。症状が気になる場合には物忘れ外来を受診して検査をしてもらいます。
あまり気にされるとストレスになってかえってよくありませんので、くよくよせずに明るく過ごしてくださいね。お大事にしてください。
最後に
物忘れがひどい原因は5つあることがよく分かりましたね。
物忘れを治すには
・規則正しい生活をする
・運動をする
・バランスのよい食事を摂る
・禁煙する
・お酒を控えめにする
以上のことが大切です。