喉にしこりでしょうか?ゴロゴロ動くものがあるのですが・・。
しこりがあると、癌に結びつけるのは私だけでしょうか?
心配になりますよね。
ここでは、喉にしこりが痛い!?痛くない時はリンパが原因だった?について紹介します。
喉にしこりができる原因とは?
喉にしこりができる原因はこの3つの可能性があります。
- リンパの腫れ
- 脂肪腫
- 咽頭癌
それぞれ見ていきましょう。
リンパの腫れ
概要
体調が悪いときや、疲れがたまっているとき、熱があるときなどに首のリンパ節が腫れることがあります。
痛みがあるときは炎症を起こしている可能性があります。細菌やウィルス感染であれば自然に治ることも多いですが、別の病気の可能性もあるので症状が長引くようなら病院で診てもらいましょう。
リンパ腺の腫れによるしこりの原因
細菌やウィルスが口や鼻の粘膜から体の中に入り込み、リンパ液に到達した場合に起こります。
体の中の免疫が病原菌に対抗して追い出そうとしていることで炎症が起こり、リンパ節が腫れてしこりができてしまうのです。
リンパ節の炎症の多くは細菌やウィルスによる感染症です。感染を起こしやすい場所、主に鼻や口に近いリンパが腫れることから、喉のリンパ節が炎症を起こしやすい部位になっているのです。
症状
・発熱
・痛み
・発疹
何科?治療法は
まずは、内科を受診して診察・検査をしてもらい、できるだけ早く適切な治療を受けましょう。
自分での対処
・安静にして体を休ませる
・睡眠をしっかり取る
・水分補給をこまめにする
・食事をきちんと取って栄養補給をする
・腫れている部分を冷やす
リンパ腺の注意点
熱があるからといって、すぐに解熱剤を服用して熱を下げてしまうと、病原菌を退治する役割のリンパ球が働かなくなってしまう場合があります。
熱は下がっても症状が長引くことがありますので、病院で適切な治療を受けることが大切です。
脂肪腫
概要
脂肪腫は、脂肪細胞が増えて塊になったもので良性な腫瘍です。
主に40代から50代に多くみられ、特に肥満の女性に多いといわれています。
痛みはありませんが脂肪腫が大きい場合に、見た目が悪かったり、邪魔になるのでストレスを感じることがあります。自然と小さくなることはないので、気になる場合は病院で手術をすることもあります。
脂肪腫によるしこりの原因
脂肪腫の原因は、実はまだはっきりはわかっていません。
しかし、染色体の異常が脂肪腫の増える要因ではないかといわれています。
また、直接的な要因はわからないですが、大きなストレスをかかえた人に発症することが多いといわれています。
症状
・しこり自体に特に痛みはない
・しこりが大きくなると擦れて痛い場合もある
・見た目が気になる
・邪魔になる
何科?治療法は
まずは皮膚科か、脂肪腫が大きい場合は手術をすることになるかもしれませんので形成外科を受診します。
一度受診をして、手術が必要かどうかお医者さんの判断を仰ぎましょう。
自分での対処
脂肪腫は自然には無くなることはありません。
痛みが無いからといって放置しているとだんだん大きくなっていきます。大きくなってしまってから手術すると傷跡が目立ってしまう場合もあります。小さいうちですと日帰で手術ができますのでリスクも少なくてすみます。
しこりが大きくなってきているなと感じたら早めに受診をすることが大切です。
脂肪腫の注意点
脂肪腫は良性の腫瘍がほとんどですが、悪性の脂肪腫もあります。
悪性のものは「脂肪肉腫」と呼ばれます。「脂肪肉腫」は脂肪腫が悪性になったもので、もとは同じ脂肪腫ですが、悪性になると「脂肪肉腫」と名前が変わるのです。「脂肪肉腫」は他の場所に転移するため厄介です。
一般的に5センチを超えると悪性といわれますが、見た目では判断できない為、早めに病院を受診して小さいうちに取り除いておくと安心です。
咽頭癌
概要
喉の違和感や痛み、声のかすれなどの症状とともにしこりがある場合は咽頭癌の心配もあります。
咽頭は「上咽頭」「中咽頭」「下咽頭」の3つに分かれていてこれらのいずれかの部位にできる癌を咽頭癌といいます。
声のかすれなどがある場合は比較的早く発見できますが、症状が出にくい場合もあります。
癌が大きくなってから、息がしにくい、食事が喉につかえるなどの症状が出て初めて病院を受診される方が多くいます。癌が進行すると呼吸困難や血痰などの症状が現れます。
咽頭癌によるしこりの原因
「上咽頭」に癌が出来た場合の初期症状として、上咽頭癌が喉のリンパ節に転移した為にリンパ節が腫れてしこりになります。
しこりはだんだん大きくなり、触れるくらいになります。
症状
癌のできる部位により症状が異なります
「上咽頭癌」
・喉のしこり
・鼻血
・頭痛
「中咽頭癌」
・喉の痛み
・食べ物が飲み込みにくい
「下咽頭癌」
・喉の痛み
・声のかすれ
・呼吸困難
何科?治療法は
咽頭癌の疑いがあるときは、耳鼻咽喉科をまず受診します。
詳しい検査をして、症状によっては総合病院や専門の病院を紹介してもらうといいでしょう。
自分での対処
早期発見・早期治療によっては完治する病気なので、上記のような自覚症状があるときは早めに病院を受診することが大切です。
咽頭癌の注意点
咽頭癌には大きく3つの原因があります。
・喫煙
・飲酒
・加齢
この中でも喫煙が大きな要因になります。
喫煙や飲酒をひかえめに生活習慣に気をつけて健康的な生活を送りましょう。
インターネット上で喉のしこりに悩んでいる人の声
喉のしこりに悩んでいるのはあなただけではない!
インターネット上でこのような悩みを見つけました。のどのしこりについて悩んでいます。
コリコリ動く喉のしこりが気になり、 病院へ行ってエコー検査を受けたのですが、しこりとは違う部分に炎症が起きているといわれました。
後日、しこりがどうしても気になり、もう一度エコー検査を受けたら、炎症が治っているとのことで、しこりについては触れませんでした。それから1ヵ月経つのですが、しこりはまだあります。
大きさは5ミリ程度です。場所は喉仏から左上です。極度の心配性なので、心配です。
このしこりはなんなのでしょうか?
お返事
のどにしこりがあるとのこと、心配するお気持ちよくわかります。
可動性のしこりとのことなので、もしかしたら脂肪腫なのかなと思いました。
大きさもも5ミリ程度とのことなのであまり心配されるものではないようですが、やはり気になりますよね。
私なら皮膚科に受診して調べてもらいます。
何が原因のしこりかわかれば安心できると思いますよ。あまり気を病まずにお大事にしてくださいね。
最後に
喉にしこりができる原因は3つあることがよく分かりましたね。
喉にしこりがあるときの対処法は
・症状に合わせて早めに受診をする
・安静にして体を休ませる
・睡眠をしっかり取る
・水分補給をこまめにする
・食事をきちんと取って栄養補給をする
・腫れている部分を冷やす
以上のことが大切です。