左こめかみが痛いって何かの病気でしょうか?
頭痛なのはわかります。
私は小学生のころから頭痛でこめかみら辺が痛くなっていたので、薬で緩和させることもしていました。
肩こりなどでもこめかみら辺が痛くなるのでしょか?
ここでは、左こめかみが痛い原因とは?押すと痛いのは病気だった!?について紹介します。
左こめかみが痛い原因とは?
左こめかみが痛い原因はこの3つの可能性があります。
- 片頭痛
- 群発性頭痛
- 緊張型頭痛
それぞれ見ていきましょう。
片頭痛
概要
ガンガン・ズキンズキンという痛みが4〜72時間続き、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
動くと痛みが強くなり、いつもより光をまぶしく感じたり、音や匂いに敏感になることもあります。
片頭痛で左のこめかみが痛い原因
片頭痛は、頭部の血管が膨張しそれが炎症を起こして痛みが発生します。
その原因はいくつか考えられますが、主に次の二つの原因がよく知られています。
1.血小板からのセロトニンが放出されることにより一旦脳の血管が収縮されますが、その後セロトニンが分解され減少することによって、逆に血管が膨張するために起こるというもの。
2.顔面周辺の神経を司るという三叉神経が関わっているというものです。
何らかの刺激によって三叉神経が刺激されると、その末端から血管を膨張させる作用を持つさまざまな神経伝達物質が分泌され、
それらの働きにより膨張した血管や、それによって発生した炎症が神経を刺激して痛みが発生するというもの。
症状
・吐き気嘔吐
・胃痛
・光をまぶしく感じる
・匂いに敏感になる
何科?治療法は
頭痛が続くとき気になるときは、頭痛外来・神経内科・脳神経外科を受診してみてください。
自分での対処
・薬を飲んで暗い部屋で横になる
・カフェインを控える
・首など血管の通る部分を冷やす
片頭痛の注意点
・突然の激しい痛み
・今までにないほどの強い痛み
・頭痛以外に発熱や手足のしびれ、けいれんを伴うなどの症状がある場合
群発性頭痛
概要
1年のうち、1〜2ヶ月のある時期に集中して、その期間は毎日起こります。
痛みは目の奥をえぐられるような、キリで刺されるような激しい痛みで、別名「自殺頭痛」とも言われます。
群発性頭痛で左のこめかみが痛い原因
群発性頭痛は、目の奥にある内頚動脈なんらかの原因で拡張していることが関係していると言われています。
しかし、群発性頭痛はその患者数の少なさからも、まだはっきりした原因はわかっていません。
症状
・目の奥がえぐられるような激痛
・痛みの起こる時刻が一定で必ず頭の片側だけが痛くなる
・目の充血や鼻水を伴うことがある
何科?治療法は
頭痛専門外来、神経内科を受診します。
治療法は主に薬物療法と酸素吸入法があります。
自分での対処
群発性頭痛は、アルコールは厳禁のため、症状のある期間は禁酒します。喫煙も同じく避けます。
また、気圧の変化が起こること(登山・飛行機)を極力避けることや、入浴も発作につながるため浴槽に浸からずシャワーですませるようにます。
群発性頭痛の注意点
アルコールを摂取するとほぼ100%、痛みが引き起こされると言われているため、痛みのある期間は禁酒すること。
あまりの痛みに家の2階から飛び降りてしまい大怪我をすることもあるので、痛みが出たら薬物療法など適切な処置をしてもらうこと。
緊張型頭痛
概要
慢性頭痛の中で一番多く、子どもから高齢者まで幅広い年齢層でみられます。
姿勢の悪さ、過度の緊張やストレスが原因となると考えられます。
緊張型頭痛で左のこめかみが痛いの原因
緊張型頭痛は筋肉の緊張によって起こると考えられています。
筋肉の緊張により内部の血流が悪くなり、筋肉の中に乳酸やピルビン酸などの老廃物質が溜まり、それが周囲の神経を刺激することで、頭を締め付けられるような痛みを起こします。
症状
・頭全体が締め付けられるような痛み
・毎日のように起こる痛み
・首や肩の凝り、めまいを伴うことがある
何科?治療法は
・適度な運動をして筋肉をほぐすこと
・マッサージなどで血行を促すようにする
・頭痛外来、神経内科を受診する
自分での対処
・適度な運動を心がける
・長時間同じ姿勢をとらないようストレッチなどを意識して行う
・ゆっくりとお風呂に浸かり、1日の疲れを取る
緊張型頭痛の注意点
あまり鎮痛薬の効果がないにも拘らず習慣的に服用してしまうことによって、薬によって頭痛が誘発される薬物乱用頭痛を起こしてしまうことがあるので、病院にて受診し適切な治療を行う
私の左のこめかみが痛い体験談
私は小学生の時からの頭痛持ちです。
社会人になってからはストレスや睡眠不足のせいか、一時期には毎日のように鎮痛剤を飲むこともありました。
最初は何も考えず、痛いから薬を飲むという繰り返しでしたが、どういう時に起こるのか、何をしたら楽になるのかを自分なりに分析してみました。
私の場合は睡眠の質が多いに関係していました。
毎日なるべく決まった睡眠時間を確保することで、頭痛の頻度が少なくなりました。
睡眠時間が少なすぎても多すぎでもダメだったのです。
また、運動不足の影響もあったので、毎日なるべく意識して体を動かすようにしました。
もう一つ、頭痛薬にはピリン系・非ピリン系などその種類が細かく分かれ、症状によって効き目が違ってきます。
自分の症状にあった薬を服用することによって、より効果を期待できます。
いきなりやってくることも多い頭痛ですが、自分の頭痛について理解することで痛みともうまく付き合えるようになり、薬を服用することも減りました。
最後に
頭痛には大きくは3つの種類があります。
・片頭痛
・緊張型頭痛
・群発性頭痛
種類によって対応もそれぞれ違いますので、まずは自分の頭痛のタイプを知ることが大切です。
そしてそれぞれの症状にあった適切な対応をすることですが、頭痛には重大な病気が隠れていることもあります。
少しでもいつもと違うなと感じた場合は、けっして我慢せず病院に行きましょう。