扁桃腺炎で咽が痛くて食事が摂取出来ない場合に、
無理にでも食事をした方がよいのか?
それともしなくても良いのか?
という所だと思いますが、勿論食べることが可能な状態であれば、食べた方が良いです。
この時に、咽に刺激が少なくて栄養価の高い物を選択した方が良いのは言うまでもありません。
ここでは、扁桃腺炎で食事はどうしたらいいのか?について紹介します。
扁桃腺炎で食事はとった方がいい?
病原菌と戦うために、身体は栄養と休息を求めていますので、食事は摂取できるのであれば、食べた方が良いです。
咽を食材が通過するたびに痛みを伴う事が予測されますので、飲み込む回数が少なくて済む少量で栄養価の高いものが望ましいです。
出来れば、固形物ではなく狭い咽頭部分を通過できる柔らかくスルッと飲める形態のものが良いでしょう。
こんな時は食べないほうがいい?
高熱で吐き気がある場合には、症状が軽減するまで控えた方が良いです。
咽が痛い所をやっと飲んだのに、吐いてしまっては元も子もないですし、吐くという事は再度胃液などが咽を通り、刺激してしまうからです。
咽に対するダメージを最小限にする事を考えなければなりません。
こういう時は食べる気がしませんから、体の反応に素直に従うというのも大事です。
扁桃腺炎の食事は何がいい?おすすめ3選
1.雑炊・鍋料理・スープ
2.プリンやゼリー
3.パウチパックに入っている1回食(高カロリー食・ベビーフード・シニア食)
咽に刺激が少なく、栄養価が高いものでお勧めなのは、雑炊・鍋料理・スープなどです。
ただし、熱すぎるもの・冷たすぎるものは扁桃腺が腫れていると刺激となり、痛みを増強させてしまうので、熱いものは人肌程度に冷まし、冷たいものは常温程度にするのが、ちょっとした配慮となります。
あとは、ゼリーやプリンなどが、少量で咽に引っかからない食材が食べやすいでしょう。
また、ドラッグストアに行くと、高カロリーのゼリーやパウチに入った1回食が売っています。
自分で作ると、量が多過ぎたり、思いのほか食べれない場合があり食材を無駄にしてしまう事がありますが、パウチに入った1回食ですと、
作る手間や栄養価を考える必要がないので、体調不良の時にはこういうものを上手に利用するのも一つです。
扁桃腺炎で食べてはいけないもの
病気になってしまった場合に、一般的に食べてはいけないと言われるものは扁桃腺炎も同じく食べてはいけないと考えた方が無難です。
そして基本、咽に優しいもの以外は食べない方が良いです。
例えば、
・香辛料類
・硬い物(せんべい・スナック類)
・甘い物(チョコレート・砂糖類)
・塩辛い物(漬物・塩漬けにした魚等)
・酸っぱい物(レモン・酢物等)
・香辛料や味の濃いもの、硬い物は栄養価に限らず、咽に刺激が強すぎるので食べる事はお勧めできません。
扁桃腺の痛みを何とか和らげる方法は?
咽が乾燥していると、痛みは単純に増強してしまい、下手すると咳までが出てしまい、驚くほどの痛みが襲って来る時があります。
ですから、咽が痛い時には乾燥しない様にマスクを着用し、のど飴などを使用し唾液の分泌を促しましょう。
口腔内が潤っているだけで、痛みは随分と軽減します。
口腔内が潤っている時には、咽の痛みも少し和らぎますので、少量であれば食物を摂取する事も可能となって来ます。
ただし、のど飴による糖分が血糖値の上昇を招き、満腹感となり食欲が出ない事もありますので、のど飴もほどほどの量を摂取するようにして下さい。