鼻が赤くなってしまうときは、うっかり日焼けした時や、毛穴パックのしすぎなどがありますよね。
私は冬場に鼻が赤くなりやすいのが少しコンプレックスです。恥ずかしくなります。お化粧で隠そうとすると、次は荒れるというかかぶれるような感じになり悪循環にハマります。
鼻を気にするようになると、毛穴や詰まりも見えてきて余計に神経質になるのは私だけでしょうか?
ここでは鼻が赤い原因、症状、治療法、対処法、注意点についてご説明していきます。
鼻が赤い原因は?
鼻が赤い原因はこの「4つ」の可能性があります。
- 体質
- 脂漏性皮膚炎
- 過剰な刺激
- 炎症
それぞれ見ていきましょう。
体質
概要
もともと鼻の表皮が薄い体質のヒトで、毛細血管が拡張すると、小鼻の周辺に赤みを帯びやすくなってしまいます。これは、毛細血管が透けて見えている状態です。
体質で鼻が赤い原因
・毛細血管が原因の場合は改善の方法が今のところありません。
症状
・毛細血管が拡張すると、小鼻の周辺に赤みを帯びやすくなる。
何科?治療法は
・皮膚科もしくは美容皮膚科を受診しましょう。治療法はカウンセリングの後、症状によって対処療法が異なります。
自分での対処
・体質に問題があるケースの場合は、個人のケアによる解消は難しいです。
体質の注意点
・ファンデーションやコンシーラーを厚塗りして隠そうとすると症状が悪化するので注意しましょう。
脂漏性皮膚炎
概要
脂漏性皮膚炎は、湿疹の1つであり、脂漏性湿疹とも言われています。
脂漏性皮膚炎で鼻が赤い原因
・マラセチアというカビの一種が原因で起こります。
症状
・鼻周辺は、体全体の皮膚の中でも特に皮脂の分泌が多い箇所であり、皮脂を好むマラセチアが繁殖しやすい部位でもあります
・髪の生え際、小鼻の脇、頭皮に多く発生すると言われています。赤みを帯びた紅斑様で、脂っぽいかさぶたができるケースもあります。
何科?治療法は
皮膚科を受診しましょう。
治療法は、外用薬を塗ります。
炎症がひどい場合には、まずは、副腎皮質ホルモン剤で炎症をとめ、それから抗真菌剤でマラセチアを除去します。炎症が少ない場合には、抗真菌剤だけで症状が改善されます。
毛穴が開いた脂漏性皮膚炎の場合には、美容皮膚科にてYAGレーザーを使用する方法(カーボンピーリング)も考えられます。
発赤が目立つ脂漏性皮膚炎の場合には、美容皮膚科にてIPL光治療を行う場合が考えられます。
自分での対処
軽度の脂漏性皮膚炎ならば、自分でケアすることが可能です。
・ビタミンB群を摂取し皮膚代謝を正常化すること。
・鼻は日光に当たりやすい部位なので日焼け止めを塗りましょう。
・マラセチアが皮脂を好む菌であるため、鼻の周辺の皮脂量を調節するための日頃のスキンケアをオイルフリーにしましょう。
・リキッドファンデーションや、オイルクレンジングのようなオイルを多く含んだものは使わないことが望ましいでしょう。
脂漏性皮膚炎の注意点
・鼻などTゾーンの毛穴周辺がざらざらとした感触になり、かゆみがでたり、ウロコ状にはがれ、赤く炎症を起こしているのであれば、脂漏性皮膚炎かもしれません。
過剰な刺激
概要
小鼻の周辺は、皮脂量が多い部位です。そのため洗顔で過剰な刺激を与えてしまいがちですが、やりすぎると皮膚が炎症を起こして、小鼻が赤くなってしまいます。
過剰な刺激で鼻が赤い原因
・必要以上に洗顔をしてしまう。
・洗顔やクレンジングの際についつい強めにゴシゴシこすってしまう。
・毛穴パックやスクラブ洗顔の使い過ぎで炎症が起きてしまう。
症状
・小鼻が赤くなる。
何科?治療法は
病院に行く必要はありません。治療法は洗顔でゴシゴシこするのは止めましょう。
自分での対処
洗顔は優しく洗うようにしましょう。鼻に赤みがあるときは毛穴パックやスクラブ洗顔は避けましょう。
過剰な刺激の注意点
小鼻の赤みが気になって触ったりすると悪化してしまうので気をつけましょう。
炎症
概要
炎症は、様々なものがありますが、大きくは過酸化脂質による炎症と、紫外線による炎症の2つに分類されます。
炎症で鼻が赤い原因
・過酸化脂質による炎症
ファンデーションやコンシーラーなどのメイク成分と皮脂が混ざり、皮膚状で過酸化脂質になることで鼻が赤くなってしまいます。
・紫外線による炎症
分泌された皮脂に含まれるスクワレンと呼ばれる物質が、紫外線によって酸化し、鼻が赤くなる炎症のきっかけになります。
症状
・ファンデーションやコンシーラーなどを厚塗りすると鼻の赤みが悪化します。
・脂分の多いクリームなどの使用は鼻の赤みが悪化します。
・日焼けをすると皮脂が酸化して鼻の赤みが悪化します。
何科?治療法は
病院に行く必要はありません。
ファンデーションやコンシーラーを厚塗りしないようにしましょう。また日焼けをしないように日焼け止めを塗るなどして肌をガードしましょう。
自分での対処
・なるべく皮脂量を減らすことが鼻の赤みには効果的なので、クリームファンデーションやナイトクリームなど、脂分の多いスキンケア商品は避けるようにしましょう。
・外出しない日などは、メイクをしないですっぴんでいることも鼻の赤みを治すのに効果があります。
・日焼けをしないように日焼け止めを塗るなどして肌をガードしましょう。
炎症の注意点
どんな化粧品でも、少なからず皮膚に負担がかかります。鼻の赤みがある時は、基礎化粧品やメイクをなるべく控えるようにしましょう。
また日焼けをしないように日焼け止めを塗るなどして肌をガードしましょう。
ネット上で鼻が赤い人の声
鼻が赤い!で悩んでいるのはあなただけではない!
インターネット上でこのような悩みを見つけました。
鼻が赤いです。
中学生まではなんの肌あれもなく、スキンケアもなにもしてなかったんですが、中学に入って少ししてから鼻の毛穴がザラザラしてきて黒いポツポツができるようになりました。
わたしはそれが気になって毎日毎日、爪でとってました。高校に入る頃になると鼻の皮膚は真っ赤になって赤みが引かなくなりました。
現在、高3で今もまだ赤みに悩まされています。皮膚科に行ってもレーザー治療でも改善されず、毎日憂鬱で、メイクもできません。
鼻のみ敏感肌ですぐに荒れます。どうすれば元の綺麗な肌に戻ってくれるんでしょうか?常に赤いし、かゆみもあります。
お返事
鼻の皮膚が真っ赤になってかゆみもあるんですね。お肌の悩みとしては深刻ですよね。
ついいじってしまったりしていませんか?鼻の皮膚にトラブルがある時は毛穴パックやスクラブ洗顔などの刺激を与えないのが一番です。また鼻を指で触らない方がいいですね。
もし私なら皮脂の分泌が多くて鼻のトラブルがある場合は、鼻だけ優しく洗顔して、保湿のために油分の少ない化粧水をコットンに浸して鼻の上に5分のせてパックしてみます。
それでも効かない時は皮膚科を受診して鼻のかゆみ止めを処方してもらいます。鼻のトラブルが1日も早く解消されると良いですね。お大事にしてください。
最後に
鼻が赤い原因は4つあることがよく分かりましたね。
鼻の赤みを治すためには
・皮膚科もしくは美容皮膚科を受診する。
・毛穴パックやスクラブ洗顔は使用しない。
・脂分の多いファンデーションやクリームは使わない。
・患部をいじらない。
・外出しない日は化粧をしない。
・日焼けをしないようにする。
以上のことが大切です。