ピロリ菌の除菌でアルコールはいつからOK?

基本、ピロリ菌の除菌中には、アルコールは飲まない方が良いです。

一時除菌をした翌日からは大量に飲まなければ良いそうですが、折角治療したのであれば、わざわざアルコールを飲んで胃液分泌を促進させなくても良いのではないかと思いますが・・・。

もちろん、周りにはお酒好きの人もいますので、治療と嗜好品のバランスを取るのは難しいです。抑制されると飲みたくなる!気持ちはわからなくもないです。

ここでは、ピロリ菌の除菌でアルコールはいつからOK?を紹介します。

目次

ピロリ菌除菌でアルコールの影響とは?

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アルコールがなぜダメなのかと言いますと、

除菌する時に胃酸の分泌を抑え、胃液のペーハー(酸性度)を下げて抗生剤の効果を上げて治療しますので、

アルコールを飲んでしまうと胃を活発にさせ胃液を分泌させてしまいますから、治療効率が下がります。

特に一時除菌で失敗した人は、

アルコールを飲む事で更に二次除菌も失敗する危険性が高くなります。

二次除菌で使用する薬剤は肝臓で薬剤を分解しますので、アルコールを飲むと更に肝臓に負担をかけてしまいます。

肝臓に負担がかかると、副作用が出やすかったり、薬やアルコールがなかなか抜けないで肝臓の機能を低下させてしまう事にもなり兼ねません。

ピロリ菌除菌でいつからアルコールはOK?

二次除菌中は禁酒が必要ですが、二次除菌終了後48時間経過後は、飲酒は良いようです。

ただ、アルコールの飲み過ぎは、決して良くありませんから、我慢していた分「がぶ飲みする!!」というのはやめて下さい。
あくまで、治療終了したばかりですので、節度を持った適量でお願いします。

アルコール以外で注意するものは?

アルコール以外で注意するものは、タバコ・コーヒー・スイーツです。

特に喫煙は胃酸を分泌させますので、薬の効果を半減させます。

コーヒーはカフェインフリーでも胃酸分泌されると言われていますので、治療中は飲まないで下さい。
そして、スイーツです。

「酒・たばこ・コーヒー」三大嗜好品がダメだと言われたら、走る所スイーツですが、これも治療のストレスを発散させるために食べてしまいますので、食べすぎてしまう傾向にあります。

こうなると、糖分が肝臓に負担をかける事になりますので、控えた方が賢明と言えるでしょう。

どんな病気も治療中は治療に専念するのが基本です。

体の中はつながっている

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「胃の中にピロリ菌がいたから除菌をする」と言っても、ピロリ菌を退治する時に、体の色々な部位に負担がかかっています。

除菌する際に服用する抗生剤は、ピロリ菌を退治するだけにとどまらず、体の中の善玉菌も退治してしまいます。

そうなると、善玉菌が減り、下痢や便秘になったりします。

小腸や大腸は体に必要な栄養素や水分を吸い取る役割がありますが、善玉菌が減る事で腸が正常に動けなくなり、食物から上手く栄養や水分を吸い取る事が出来なくなります。

栄養や水分を吸収出来ないと、肌の状態が悪くなったり、疲れやすくなったりと、各臓器や各パーツが元気を失う事になります。

ピロリ菌治療を良い機会に日常生活を見直そう

治療期間は今まで生きて来た期間と比べたら、たいした長さではありません。

アルコールは程々の量であれば良いですが、ついつい飲み過ぎてしまうのがアルコールです。

飲み過ぎると肝臓に負担をかけるだけではなく、脳細胞をダメにしたり、骨が壊死してしまう人もいます。

治療を機会に「楽しみ」として飲む量や「美味しく」飲める量を見直しては如何でしょうか。

そして治療する際にはダメージを最小限にする事をイメージして、治療に専念して下さい。

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