ピロリ菌は再発するの?原因は薬の飲み忘れ!?

ピロリ菌が除菌されたのを確認した後に、またピロリ菌が見つかったとしたら、それは再感染なのか?

それともピロリ菌を完璧に除菌出来なかったのか?のどちらかですが、大人になってからの再感染はあまり考えにくいと言われています。

それでは「再感染」の危険性はゼロかというとそうとも言えません。

生活環境などに影響を受けますが、最近は再感染の報告もあります。

ここでは、ピロリ菌は再発するの?原因は薬の飲み忘れ!?について紹介します。

目次

ピロリ菌は再発しますか?原因は?再発率は?

大体一定の確率で再発すると言われています。

除菌成功率は70~80%を超えていますが、一定の確率で除菌に失敗します。

2~3割の人は再度除菌を行うと90%を超える除菌成功率となりますが、それでも、やはり失敗する人が1割程度いて、3回目の除菌をする訳です。

除菌に失敗する人は、

・「薬剤耐性型のピロリ菌」が存在している確率が高い

・初回治療時に薬の飲み忘れがある

と失敗も再発も多いようです。

そしてピロリ菌は案外見つけやすい菌ですが、完全に除菌出来たかどうかは、今の技術では完璧な数値を測る事が出来ません。

除菌したと思っていても時間と共にピロリ菌が増えていたという事があるようです。

除菌後、再発しているか検査したほうがいい!

除菌をした後、病院では4週間後にピロリ菌がキチンと除菌出来たかどうかの検査を受けるように説明があります。

検査の方法は、4通りあります。

そして、出来れば除菌後1年位経過した所で、再発がないかの確認をするのが良いとされています。

内視鏡検査 : 胃カメラ

内視鏡を使い、胃の中の状態を目視すると同時に、内視鏡から採取した胃の組織を元に「迅速ウレアーゼ検査」「顕微鏡検査」「培養法」を行います。

抗体検査

血液や尿からピロリ菌に対する抗体があるかどうかを調べます。

尿素呼気検査

検査用のお薬を飲み、一定時間経過後に吐き出した息(呼気)からピロリ菌に感染しているかどうかを調べます。

便中抗原測定

便を採取しピロリ菌抗原があるかどうかを調べます。

でも、胃カメラは苦しいから嫌ですよね。
何とか胃カメラをしない方法で検査を受けたいと思いませんか?

案外、胃カメラは苦しくないって本当?

胃潰瘍や十二指腸潰瘍などで、症状がある時には苦しくて「一日でも早く治したい」という一心で胃カメラも医師に言われるまま受けますが、除菌して症状が楽になると出来るだけ辛い検査は受けたくないと、普通に思います。

しかし、今は昔と比べると辛いと言われる検査は非常に少なくなっており、胃カメラも患者さんが苦しまないように薬を使い、寝ているうちに終わってしまう時代になりました。

胃腸に不安を感じている人は一度、胃カメラを受ける事をお勧めします。

その理由は、胃カメラは胃の状態を目で確認できるからです。

胃カメラは早期発見、早期治療につながる

早期胃癌が見つかる場合の殆どは、胃カメラによる目視です。

ピロリ菌は採血や呼気検査で容易に発見出来ますが、胃癌はそれでは見つかりません。

ピロリ菌による慢性胃炎が進行し、胃潰瘍や萎縮性胃炎、更に胃癌になっている場合には、やはり胃カメラが一番発見しやすいのです。

ピロリ菌が疑わしいのなら、思い切って胃カメラを受けてみた方が、早期発見・早期治療につながること間違いなし!

ピロリ菌を予防するには?

予防については、今の所ワクチンもありませんし、大体の人は幼少期に感染していますから、完全にピロリ菌を断ち切る生活は難しいとしか言えません。

自分は致し方ないとして、次世代にはピロリ菌を感染させない様に手立てをするしかありません。

・上下水道の整っている環境で生活をする
・口で噛み砕いた食物を子供に与えない
・ゴキブリなどの害虫が繁殖しない様に清潔にしておく

今の所、予防対策はこの位でしょうか・・・
ピロリ菌の治療は若い年代で行う事が、より一層望ましいと言われていますので、胃腸の調子が悪い方は、一度受診する事をお勧めします。

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