口の中の水ぶくれは7つの原因がある!痛いし、血が出ることも!

口の中に水ぶくれができることがあります。

口内炎のような・・。でも痛くない時もある。増えたりしたら嫌ですよね。

ここでは、口の中のみずぶくれの原因についてご説明していきます。

目次

口の中の水ぶくれの原因は?

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口の中の水ぶくれの原因はこの7つの可能性があります。

  1. 手足口病
  2. ヘルペス
  3. 粘液嚢胞(ねんえきのうほう)
  4. ガマ腫
  5. 類天疱瘡(るいてんぽうそう)
  6. 尋常性天疱瘡(じんじょうせいてんぽうそう)
  7. 血腫

それぞれ見ていきましょう。

手足口病

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概要

コクサッキーウイルスの一種によって起こる感染症です。

感染してから3から5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が出ます。

発熱は約3分の1にみられますが、微熱がほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの発病者は、数日間で治る病気です。

手足口病で口の中の水ぶくれな原因

手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルス感染によって起こります。主に夏に流行します。

感染症発生動向調査によると、例年、報告数の90%前後が5歳以下の乳幼児です。感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染です。特に、保育園や幼稚園などで流行します。

他の症状

・髄膜炎、小脳失調症、脳炎
・心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺
・手足の爪の脱落

何科?治療法は

小児科を受診しましょう。手足口病に特効薬やワクチンはなく、特別な治療方法はありません。

自分での対処

よく手を洗いましょう。タオルの共用は止めましょう。

便から感染しますのでママや保育士は特におむつを交換する時には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしましょう。

手足口病の注意点

基本的には軽症なので、経過観察になることが多いですが、高熱、嘔吐、視線が合わない、ぐったりしているなどの症状が見られた場合には、すぐに小児科を受診するようにして下さい。

手足口病はいつまでうつる?厳選した情報をまとめました!

ヘルペス

概要

ヘルペスウイルスによって起こる感染症で、口腔粘膜、口唇、外陰部、指などに多発します。

ヘルペスで口の中の水ぶくれな原因

透明~白色の水ぶくれができるヘルペス科ウイルスによる病気ですが、次の3つに分けられます。

1.単純ヘルペスウイルス1型

口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、ヘルペス性角膜炎、カポジ水痘様発疹症、性器ヘルペス、ヘルペス性脳炎

2.単純ヘルペスウイルス2型

性器ヘルペス、臀部ヘルペス、ヘルペス性髄膜炎

3.水痘・帯状疱疹ウイルス

水痘(水ぼうそう)、帯状疱疹

何科?治療法は

一般的には皮膚科を受診します。

治療法は口唇ヘルペスによく効く塗り薬だけではなく、症状がひどい場合には、内服薬も処方されます。

自分での対処

水疱内にもウイルスが多く存在している為、破らないようにしましょう。

またヘルペスウイルスは早い対処が必要です。感染力が非常に強いので、ヒトに感染させないよう十分に注意しましょう。

ヘルペスの注意点

ヘルペスウイルスは、感染すると症状が治った後もヒトの細胞の中にじっと隠れていて、普段は症状が出てこないのが特徴です。

しかし風邪や疲れなどで体の抵抗力が落ちると突然出てきて暴れ出してしまうので再発に注意です。

粘液嚢胞(ねんえきのうほう)

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概要

粘液嚢胞(ねんえきのうほう)は小唾液腺(しょうだえきせん)からの分泌がうまく行われずに周囲の組織中に唾液がたまって生じる嚢胞(のうほう)です。

粘液嚢胞(ねんえきのうほう)で口の中の水ぶくれな原因

唇や舌、頬の粘膜の下には、唾液を分泌する為の沢山の小唾液腺(しょうだえきせん)があります。

米粒くらいの大きさですが、口の中の粘膜をいつも湿らせておく役目があります。

嚢胞(のうほう)は、

粘膜を噛んだり、歯の先端が当たることを繰り返しているうちに生じると考えられます。

他の症状

粘液嚢胞は下唇に生じることが最も多く、直径5〜15mmの丸くて軟らかいこぶです。

嚢胞のなかには唾液がたまっており、淡黄色の澄んだ粘り気のある液体です。

嚢胞は大きくなると青紫色に変色し、血管も透けて見えてくるようになります。

何科?治療法は

口腔外科を受診しましょう。

治療法は局所麻酔をして、嚢胞だけでなく原因になった小唾液腺も切除します。凍結外科やレーザーメスを使います。

自分での対処

患部を刺激せず、嚢胞を潰さないようにして、口腔外科を受診しましょう。

粘液嚢胞(ねんえきのうほう)の注意点

自覚症状は、何となく腫れている感じがするだけです。

噛んだり針を刺してたまった唾液が流れ出すと、腫れは消えますが、数日で再び腫れてきますので、潰さないようにして、口腔外科を受診しましょう。

血腫

概要

口の中の噛み傷などによって起こる血腫「血豆」ですが、中には噛んだ様子が見られない場合もあります。

血腫で口の中の水ぶくれな原因

血腫とは、「血豆」のことです。

舌や口の中を不意に噛んでしまうことにより起こることが多いです。

自然治癒しますが、何度も繰り返し血腫が出来る場合は全身的な疾患の可能性もありますので、血液検査が必要な場合もあります。

口の中に血豆が突然できた!治し方は潰すな!?

ガマ腫

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概要

口腔底(こうくうてい)(口のなかの舌と下顎の間の部分)に唾液のたまった嚢胞(のうほう)ができ、腫れる病気です。

時には唾液のたまりが口腔底ではなく顎下部(がっかぶ)にできて、下顎の下外側の皮膚側が腫れてしまうこともあります。

ガマ腫で口の中の水ぶくれな原因

口腔底には左右にひとつずつ舌下腺(ぜっかせん)という唾液腺があります。

この唾液腺に炎症が起こり、傷がつき唾液が組織の中に漏れます。

漏れ出した唾液は組織のなかで嚢胞を作り、嚢胞は大きくなっていきます。

類天疱瘡(るいてんぽうそう)

概要

類天疱瘡(るいてんぽうそう)は歯肉に見られる限局性の水疱です。

類天疱瘡で口の中の水ぶくれな原因

原因がはっきりしていません。

口腔粘膜や皮膚の成分に対する自己免疫疾患による「水ぶくれ」が見られることがあります。

類天疱瘡は口腔・眼粘膜に症状が出ることが多いです。

水疱はすぐに破れてびらんになる(ただれる)ため、違和感や痛みを感じます。高齢者に多く現れます。

尋常性天疱瘡(じんじょうせいてんぽうそう)

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概要

尋常性天疱瘡の患者は、かならず口腔粘膜にびらん(ただれ)が見られます。

口の中がしみて、飲食がしずらくなります。重症な場合は、飲み物をとることができなくなることもあります。

尋常性天疱瘡で口の中の水ぶくれな原因

原因がはっきりしていません。

口腔粘膜や皮膚の成分に対する自己免疫疾患による“水ぶくれ”が見られることがあります。

尋常性天疱瘡は口腔粘膜にただれが見られ、

尋常性天疱瘡の半分くらいの患者さんは、口腔のみならず、皮膚にも水疱、びらん(ただれ)ができます。水疱は、体のどこにでもできます。

治療せずに放置しておくと

体の広範囲にびらん(ただれ)ができることもあり、2次感染、体液漏出により重篤な症状がおきます。

ネット上で口の中に水ぶくれができた人の声

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インターネット上でこのような声を見つけました。

子供が3日前に手足口病にかかってしまいました。

手足に小さな赤いぼつぼつと口の中にポツポツした口内炎の様なものができ、口の中は痛いようです。私も同じ日に喉が痛いのと首や耳下のリンパ腺がいたいので耳鼻咽喉科に行き、薬を処方してもらいました。

翌日、口内炎のような水疱のようなものがたくさん口の中に出来ていて、手足口病が感染したと思い耳鼻咽喉科に行きましたが、手足口病はではなく昨日の薬のせいかもと言われて新しい飲み薬と軟膏を処方してもらいました。

しかし、帰宅してから触るとちくっとするようなボツボツ手のひらと足の裏にちらほら。 口内炎は8㎜ぐらいのと2、3㎜がぼつぼつと。 これは手足口病なのでしょうか。

一般的に大人が手足口病にかかると、子供よりも重病化することが多いようです。

手足口病には治療薬や予防薬が無いため治療法は無く、基本的には症状を抑える対症療法を行い、自然治癒を待つことになります。

大人の場合は発症して7から10日で症状が落ち着き、治癒することが多いです。手足口病かどうかは医師の判断によりますが、お子さんもお母さんも早く回復すると良いですね。

最後に

口の中の水ぶくれの原因は沢山あることがよく分かりましたね。

口の中の水ぶくれはウイルスによるものと、原因不明のものがあります。

どちらも体の抵抗力が弱っているときにできてしまうので、十分な睡眠とビタミンを摂ること、手足口病やヘルペスはヒトに感染するので、よく手洗いをすることと、感染してしまったら、マスクをして治るまで自宅で休養を摂ることが必要です。

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