インフルエンザに感染しても、検査結果として陽性か陰性か結果が間違うことがあります。
発症直後は検査のタイミングとしては早いので、インフルエンザ陰性となる可能性が高いです。
これてって誤診なのかと思っていたら、そうではないらしいです。
あるものが少ないと陰性と出てしまうみたいです。
今回は、インフルエンザ検査のタイミングは早いと陰性が出る?について紹介します。
インフルエンザ検査
インフルエンザ検査をするタイミングは?
インフルエンザが発症後12~24時間以上経過していると、正しい検査結果が得られます。
今の迅速キットの性能は非常に良くなって来ていますが、ウイルスの数が少ないと例え感染していても陰性という結果が出てしまいます。
その一方で、抗インフルエンザ薬は1分でも早く服用開始した方が良いので、検査結果を優先するのか、症状を優先するのかは、担当医のさじ加減となります。
検査結果が陰性であったとしても
周囲の感染状況や感染者との接触の有無などから、検査結果が陰性であったとしても、明らかに「インフルエンザの感染でしょう」と医師が診断すれば、抗インフルエンザ薬が処方されます。
- 感染した人と接触した
- 地域で流行している
- 予防接種をしていない
- 家族がインフルエンザと診断された
このような状況下において、突然症状の発症があった(高熱・全身倦怠感・関節痛・咽頭症状等)場合には、感染している可能性がかなり高い為、感染拡大を未然に防ぐ意味で受診をして頂きたいです。
タイミング次第では検査結果が違うことも?再検査はできる?
インフルエンザ発症直後は結果が陰性に判定される事はよくあります。
その陰性と判定された人の20~30%の人は陽性の人だと言われています。
迅速キットは単純にウイルスの数を見ていますから、ウイルスの数がまだ増えていない発症直後は陰性と判定されやすいのです。
インフルエンザウイルスの増殖のスピードはかなり速いという事で有名ですが、ウイルスを吸い込んだ時にどれだけの数が体の中に入ったのかによっても、発症時間に差が出ますし、検査結果が陰性に出る人もいれば、陽性にすぐ出る人もいます。
月曜日の朝に発熱したのですぐ受診して検査をしてもらったら陰性だったが、症状が次の日も続いているので、再度受診したら「陽性」と判定結果が出たという事はよく聞きます。
これは、誤診ではありません。ウイルスの数が増える前に検査をしただけです。
同じ日に同じ病院で検査を2回受けたというのは聞いた事がありませんが、翌日に再検査をしたというのは聞きますし、誤診だと思いこんでいるので、翌日違う病院に行ったら陽性と診断されたというのは聞きますので、基本再検査は出来ます。
出来るものなら検査は1回で済むものなら済ませたいでしょうし、経済的な事も心配になりますよね?
インフルエンザ検査の費用は?
・インフルエンザ抗原精密測定 1500円
・検体検査判断料 1440円
合計2940円の3割にあたる882円が自己負担となります。
受診をしますとこれだけでは済みません。
この他に、初診料もしくは再診料が必ずかかりますし、お薬が処方されると調剤代や調剤技術料が請求されます。
あとは、決まった診療時間内に行かないと、以下のような名目で加算され支払わなければなりません。
休日加算
時間外加算
深夜加算
夜間・早朝加算
夜間・休日加算
出来るだけ、平日の診療時間内に診察を受ける事をお勧めします。
検査で陽性が出たらどうする?
インフルエンザの検査結果が陽性であった場合には、インフルエンザウイルスの感染が確定という証拠になりますので、治療に専念して下さい。
インフルエンザ発症から、どの位時間が経過しているかによって、治療の内容は違って来ますが、まずは自分の体が出来るだけ早く回復する様にして下さい。そして、あなたから「うつされた」と言われないように感染対策を行う事です。
・職場や学校、保育園など関係機関には連絡を入れましょう。
・処方されたお薬を指定された通りに服用開始して下さい。
・ご家族と同居もしくは、寮などの集団生活をしている方は可能な限り隔離します。
・早期回復を目指し、治療に専念して下さい。(休息・栄養・水分)
・環境整備をしましょう。(加湿・保温・換気・消毒)
・マスク着用とこまめな手洗いで感染拡大を防ぎましょう。
インフルエンザに感染しましたら、通常は発症から5日程度で回復します。
その間に上記のような対応を怠ると、あっという間に感染拡大していまいます。
そして、人としての品位や評価まで下げてしまいますので、慎重に行動して頂きたいと思います。