インフルエンザは突然発症し、高熱や全身倦怠感・咽頭痛や筋肉痛・関節痛に襲われます。
子供は、高熱を出すと嘔吐や下痢を伴う事もあり、インフルエンザなのか、急性胃腸炎なのか、迷われる方がいるかもしれません。
この時期、ノロウイルスなどの胃腸炎も流行りますものね。
私は風邪などを引くと、お腹にくるのですぐに腹痛・下痢になったりします。
インフルエンザの腹痛・下痢はどのくらいで治るのでしょうか?
今回は、インフルエンザで腹痛と下痢の対処を大特集!について調べてみました。
インフルエンザで腹痛が出る原因は?
インフルエンザB型が消化器症状を出し易いと言われています。
インフルエンザA型とC型は、殆ど腹部症状が出ないようです。
抗インフルエンザ薬の副作用でも腹痛になる?
抗生物質や抗ウイルス剤などの病原菌をやっつける薬は、腸の中で働いている善玉菌も一緒にやっつけてしまいますので、副作用として下痢症状が出る場合があります。
その下痢する際に腹痛が起きます。
インフルエンザの腹痛が悪化するとどうなる?
インフルエンザウイルスによる胃腸炎であれば、下痢する事になります。
ただしインフルエンザによる感染症は5~7日間程度で回復しますので、ある程度のウイルスを排出すれば腹痛も下痢も止まります。
インフルエンザの腹痛の対処法は?薬は?
インフルエンザウイルスがお腹に入り、下痢をしているのであれば、下痢止めは服用しない方が良いです。
体の反応として、これ以上のウイルスの侵入をさせない(ウイルスを定着させない)為に、下痢という形をとっていますから、多少苦しくても出せるものは全部出した方が早く回復します。
しかし、下痢は腹痛と何度もトイレに行き排泄する事で、かなりの体力を消耗しますし、それにより脱水を引き起こす事もありますので、あまりひどい時には整腸剤や収斂剤などが効果的でしょう。
腹痛を止める薬も腸の蠕動運動を抑える為、あまりお勧めは出来ませんが、背に腹は代えられぬ時には服用しましょう。
インフルエンザの腹痛が辛い時の対症療法
・お腹の緊張を和らげる姿勢で横になる(自分が一番楽な姿勢)
・お腹を湯たんぽなどで、温めてみる(湯たんぽがない時にはペットボトル等で代用する)
・お腹を締め付けるものは、外す(楽な衣服に着替える)
・お腹を「の」を書くように優しくさする(手から心地よい体温が伝わる)
※「手当」という言葉は、手を当てて治療するという方法で、昔からありました。
この「の」の字のマッサージは、意外と効果があります。
「手当」の余談になりますが、
この「手当」はスキンシップとしても有効ですので、実は色々なシーンに使えます。
例えば、「夫がイライラしている」場面に、背中を撫でてみます。
そうすると夫は、母親がお腹を察すっている胎児の記憶が残っているので、イライラが少し落ち着きます。(母親が撫でているのは胎児の背中です)
また、子供が不安になっている時や、痛みを訴える時に優しく撫でて「手当」をすると精神的に安定し、痛みも和らぎます。
友人が落ち込んでいる場面、恋人が悲しんでいる時、背中や肩に人は知れずとして触れているものです。
「手当」をする事で、「心」と「病気」を癒しています。
でも、あまりにも腹痛や下痢が続いた時はインフルエンザじゃないかもしれない?
インフルエンザの腹痛・下痢の注意点は?ノロウイルスかも?
インフルエンザもノロウイルスも流行する時期が同じですから、インフルエンザに感染した後にノロウイルスにも感染していたという事はあり得ます。
ただ、同じ時期にインフルエンザとノロウイルスに感染した事がある方にはまだお会いした事がありません。
同時に感染していても、分からないだけなのかもしれませんが。
ノロウイルスでないにしても、インフルエンザに感染した後であれば、かなり体力は消耗していますから、普段は弱くて症状が出ない菌でも、下痢などの症状を引き起こすかもしれません。
長引く症状の時には、まず迷わず病院へ行きましょう。