肺炎ってうつるの?期間はどれくらい?

肺炎は肺胞性肺炎と間質性肺炎に大きく分けられ、風邪とよく似た症状から発症しますが、急激に病状が悪化する恐れがあり、油断の出来ない病気です。

また、感染源を吸い込んで発症する感染性の肺炎と非感染性の肺炎があります。

要は、うつる・うつらない肺炎ですね。

風邪だと思っていても、症状が長引いている時(1週間以上)には肺炎かもしれません。

今回は、肺炎ってうつるの?期間はどれくらい?について紹介します。

うつる肺炎・うつらない肺炎とは?

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感染を起こす病原菌が体の中に侵入して来ても、通常は肺に炎症を起こす所までには至らず、退治されます。

基本、肺炎はうつらないものですが、

うまく病原菌を追い出す事が出来なった時運悪く体力・免疫力が低下している時には肺炎になってしまう場合があります。

それでは、肺炎ついて説明して行きましょう。
 

炎症を起こす場所が違う肺炎

  • 肺胞性肺炎 = 肺の中の炎症
  • 風邪によく似た症状で発症し、抗生物質などを使い治療を行います。

  • 間質性肺炎 = 肺の壁や肺の周りにある支持組織(間質)の炎症
  • 発症後、ゆっくりと進行し組織を線維化していきます。
    呼吸不全などを引き起こし、治る事はありません。

肺炎の原因菌

肺炎を引き起こす、病原微生物は主に4種類あります。

  • 細菌
  • ブドウ球菌・肺炎球菌・インフルエンザ菌など

  • ウイルス
  • インフルエンザウイルス・アデノウイルス・麻疹ウイルス・サイトメガロウイルスなど

  • マイコプラズマ
  • 真菌(カビ)

 それぞれの肺炎について、もう少し詳しく述べましょう。

①細菌性肺炎

肺炎球菌:どの年代でも発症する可能性のある肺炎で肺炎球菌ワクチンがあります。

ブドウ球菌:

1歳未満の子供に多く発症し、抗生剤に耐性を持つものも現われているため、治療が難しくなって来ています。

インフルエンザ菌:

毎年流行するインフルエンザとは違う菌です。この菌は気管支系の病気を併発する事が多く、呼吸困難を引き起こす事があります。

②ウイルス性肺炎

インフルエンザウイルス:

インフルエンザウイルスは通常の症状が出た後に、それが重症化して肺が侵され肺炎になります。ワクチンがありますので接種をお勧めします。

麻疹ウイルス:

肺に感染した場合、麻疹の特徴である発疹が出る事は殆どありません。重症化した場合には命の危険性があります。

アデノウイルス:

肺炎を起こすものは、アデノウイルスの中でも7型と言われています。知名度は低いのですが、インフルエンザウイルスの次に多いウイルスです。

サイトメガロウイルス:

ヘルペスウイルスの一種であり、日本人の殆どが持っているウイルスです。体の調子が悪くなった時や免疫力が低下すると、普段眠っているヘルペスウイルスが起きだし、暴れます。

③マイコプラズマ肺炎

細菌とウイルスの中間くらいの存在の病原菌です。他の肺炎とは違い、健康で若い人に多く診断されています。
症状は発熱と長引くしつこい咳が判断材料となります。

④誤嚥性肺炎

誤嚥による肺炎で、高齢者に非常に多く発症します。
口の中にある細菌が原因で肺炎になりますので、口腔内を綺麗にしておくことで、誤嚥性肺炎を激減出来る事が分かっています。

⑤真菌による肺炎

真菌(カビ)が原因の肺炎は稀で、腎臓病や膠原病・白血病など、極端に免疫力が低下している時などにかかります。

うつる肺炎の感染対策は?

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どの感染症にも共通に言える事ですが、病原菌に負けない体を作るという事が一つ大事な要素となります。

そして病原菌を寄せ付けない習慣をつけましょう。

  • こまめな手洗い
  • 人混みに行く時にはマスクの着用
  • ドアノブや手すり等、人が多く触る場所は清潔にする
  • 鼻や目の周り、口などを触らないように気を付ける
  • タオルなどを共有しない
  • 環境整備を行う(掃除・整理整頓・室温・湿度管理など)
  • 換気をこまめに行い、空気の入れ替えをする
病原菌に負けない習慣

①感染している人には近づかない
②食習慣の見直し(好き嫌いをしない・暴飲暴食をしない)
③不規則な生活を見直す(適度な運動をする)
④寝不足を解消する
⑤タバコを吸わない

以上の事を見直す事で、肺炎だけではなく、生活習慣病と言われる病気の予防にもつながりますので、健康管理に目を向け快適な生活を送って頂きたいと思います。

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