私は牡蠣が食わず嫌いです。なぜかというと、身内が複数人、生牡蠣にあたり、嘔吐と下痢に苦しむ姿を見ていたからです。
トラウマになる人もいれば、懲りずに?大好きな人いますよね。
ここでは牡蠣でノロウイルスになる理由と、あたった時の症状、牡蠣を安全に食べる方法について、ご説明していきます。
牡蠣でノロウイルスになる理由は?牡蠣フライでもなる?
牡蠣が旬である冬場に生食で口にすることで、ノロウイルスに感染する危険性も持っています。
その理由は、牡蠣などの二枚貝の生態にあります。
ヒトが排出した汚水(便や吐しゃ物)は、下水処理場では除去しきれず、少量のウイルスが海水に流れます。
その海水を二枚貝が吸い込み、内臓でエサとなるプランクトンやウイルスだけを蓄積し、出水管という器官から海水だけ吐き出します。
その際、体内で取り込まれたウイルスは濃縮されます。
「ノロウイルスの原因は牡蠣にある」というよりも、そもそもヒトが海や貝を汚染していることが、ノロウイルスに感染してしまう原因であるともいえます。
二枚貝の中で、牡蠣だけが大きく取り上げられている理由としては、内臓ごと生食される貝は牡蠣だけだからです。
牡蠣フライ
牡蠣フライは、火を通し過ぎると美味しくないので少し早めに引き上げて余熱で仕上げます。
でも十分に火が通っていないと、ノロウイルスの菌に汚染された貝が入っていた場合、ノロウイルスに感染する危険があります。
牡蠣にあたるとどんな症状?どのくらいで出る?(時間)
ノロウィルスの潜伏期間は24~48時間ですので、最長でも2日後には下記の症状が出ます。
症状は、突然の吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱(37から38℃程度)です。
症状は3日以内に治まることがほとんどす。後遺症もありません。
こんな時は食べない方がいい!予防法は?
牡蠣などの二枚貝が生の場合。または牡蠣フライでも十分に火が通っていない場合は食べない方がいいでしょう。
牡蠣料理で酢牡蠣(すがき)がありますが、
お酢を使っているので殺菌作用があるように思われがちですが、ノロウイルスの感染を考えると「生」ですので食べない方がいいでしょう。
予防法は、牡蠣などの二枚貝はよく加熱してあるものを食べるようにしましょう。
どうしても牡蠣を食べたい場合は
食中毒を防ぐためには、牡蠣の中心部が85度以上になってから90秒以上の加熱をしましょう。
牡蠣フライにして食べる場合は、
180度の油で4分以上揚げるようにしましょう。
病院へ行くタイミング
嘔吐・下痢の症状がはげしく、口から水分が摂れない場合、
ひどい倦怠感に襲われ、意識がもうろうとしてきたら、医療機関を受診して、点滴や投薬の治療を受けましょう。
ノロウイルスにはワクチンや抗ウイルス剤は無いので、対処療法をして、自然治癒を待つしか方法がありません。
最後に
牡蠣はフライにすれば大丈夫と思っていましたが、それだけでは危険だことがよく分かりましたね。
牡蠣などの二枚貝を食べる時は、十分に加熱して菌を殺してから美味しく食べるようにしましょう。
私はこの時期は、牡蠣は食べません!お好きな方は要注意ですね。
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