ノロウイルスの特徴は?症状は子供・大人では違う?

ノロウイルスは冬に大人も子供も感染する、感染性胃腸炎です。

冬の病気の代表ではありますが、インフルエンザなどもあり当然、特徴が違います。

ここではノロウイルスの特徴、原因、症状、大人・子供の違いと、新型ノロウイルスの発生と、ノロウイルスの予防法についてご説明していきます。

ノロウイルスの特徴は?原因・症状・大人・子供の違い

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① 感染力が強い

ノロウイルスはわずか10個から100個のウイルス量で人に感染する力があります。

ノロウイルスは人の腸管で急激に増殖し、便や吐しゃ物には1グラム中にウイルスが100万個は含まれています。

患者の吐しゃ物や便は適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。

② 乾燥に強い

ノロウイルスは乾燥に強く、人の体から排泄された後も空気になじみ安定した感染力を持ち続けます。

10日以上前のノロウイルスに汚染されたカーペットを通じて、感染が起きた事例も知られています。

時間が経っても、患者の吐しゃ物、便や、それらに汚染された床や手袋などには、感染力のあるウイルスが残っています。

ノロウイルスに汚染されたものは、確実に消毒、除去するようにしましょう。

③ アルコールや逆性石鹸が効かない

アルコールや逆性石鹸は、ノロウイルスには効果がありません。

ノロウイルスの原因

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ノロウイルスに感染する原因の多くは、ノロイウルスに感染したヒトの吐しゃ物や便が、手や指先に付着し、その状態で食品などを素手で触れ飲食することで感染してしまいます。

症状

主な症状は、嘔吐下痢で、人によっては37℃から38℃の発熱や腹痛を伴うこともあります。

感染から1から2日で症状が出て、通常は3日程度で回復します。

高齢者や乳幼児は吐しゃ物を気道につまらせたり、下痢による脱水症状が重症化することもあり、注意が必要です。

大人・子供の違い
  • 大人の場合
  • それほど高熱にならず、下痢がひどいです。

  • 子供や赤ちゃんの場合
  • 高熱となり 嘔吐がひどいです。高齢者や乳幼児は脱水症状を起こしやすいので注意が必要です。

新型ノロウイルスが!今までとの違いとは?

日本では2015年「GⅡ・17」ノロウイルスが流行しました。

2014年まで流行していたノロウイルス

「GII・4」型というものでしたが、2015年は「GⅡ・17」型です。

これは従来のノロウイルスが突然変異し今までにはない遺伝子配列となった可能性があります。

このウイルスは他のノロウイルスの遺伝子型と比べてタンパク質を構成しているアミノ酸配列に違いがあります。

他のウイルス同様に非常に速いスピードで進化し、同種の免疫力を持つヒトは少ないと思われます。その為、日本国内以外にも中国や東南アジアでも感染者が大発生する可能性が高いです。

症状は今までの「GII・4」型と変わらず、嘔吐と下痢と腹痛と発熱が症状ですが、市販のノロウイルス検査キットを使っても「GⅡ・17」型では陽性になりません。

ノロウイルスの予防法は?

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ノロウイルス感染予防で最も強調したいのが石鹸でよく手を洗うことを徹底することです。

ノロウイルスに感染する原因の多くは、

手や指先にノロウイルスが付着し、その状態で食品などを素手で触れ飲食することで感染してしまいます。

私たちの指先や手がにロウイルスに汚染する危険性は、トイレの後が最も高く、特に不特定多数が利用する洋式の公衆トイレなどには、ノロウイルスの菌が沢山付いており非常に注意が必要です。

トイレの後と食事の前には、しっかり石鹸で手を洗い、ノロウイルスを予防をしましょう。

最後に

ノロウイルスはかかってしまうと、特効薬がまだ無く嘔吐や下痢に苦しみながら、自然治癒を待つ辛い病気です。

ノロウイルスにかからないためには、トイレの後や食事の前には、石鹸でよく手を洗い、うがいをして、菌を寄せ付けないことが必要です。

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