アデノウイルスに冬でもうつる人が急増中って本当!?

アデノウイルスで有名なものが、プール熱なので、どうしても夏風邪のイメージがありますが、アデノウイルス自体は年中どこにでもいます。

ってことは冬でもうつるということでしょうか?

ウイルスがいるということは感染する可能性はありそうですよね。

今回は、アデノウイルスに冬でもうつる人が急増中って本当!?について説明します。

アデノウイルスは冬でも感染するの?急増中の理由は?

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アデノウイルスは1年を通していますので、冬でも感染します。

一般的にアデノウイルス、特にプール熱(咽頭結膜炎)は名前の通り夏に多い印象がありますが、冬にでも感染者がいます。

最近はプールの塩素管理が徹底されて来ましたので、プールの水を介しての感染が逆に減っているのではないかと思われ、その分冬に増えているというように感じるのではないでしょうか。
 

では、どうして冬に急増したの?

医学の進歩のおかげ

今までは、夏風邪だと思われていた事が、医学の進歩により様々なウイルスによって引き起こされていたと解明され、さらに一般の方の関心も高くなってきたという背景があります。

そして迅速検査キットで簡単に診断できるようになったので冬であっても感染している事が分かったためです。

昔から冬風邪というくくりで感染していた人がいたと思われます。

ですから、最近急増したのではなく、最近は色々と分かって来たという結果でしょう。

余談ですが、

名医がいる地域は病気の発見が多いのと同じです。

珍しい病気が一部の地域に多いと「地域病」「風土病」とか言われたりしますが、実はそうではなく「キチンと診断の出来る医師がその地域にいる」という事が多いのです。

キチンとした判断材料を持って、診断が始まると、必ず感染者の数が急増します。

アデノウイルスの感染者が冬に急増したかのように思えるのは、一般人の知識が増えた事と迅速検査キットのおかげでしょう。

では、夏風邪と冬風邪に違いがあるように、同じアデノウイルスでも冬に感染した場合はどうなるのか?気になります。

アデノウイルスは冬だと症状は違う?子供・大人の場合は

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基本、大人も子供も症状は同じです。

3大症状として

・高熱
・ノドの腫れ・痛み・発赤
・結膜炎

他、下痢・腹痛・頭痛等です。

アデノウイルスの治療はどうしたらいい?

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抗ウイルス剤も特効薬もありませんので、症状に合わせた対症療法が中心となります。

・発熱でぐったりして、水分も取れない → 解熱剤

・ノドの腫れ・痛み・発赤があり食事もとれない → 抗炎症剤・痛み止め

・結膜炎による充血・眼脂・痛み・痒み → 点眼薬

・下痢や腹痛がある → 整腸剤

あとは、水分をいつもより多めにとり、脱水を予防しましょう。小児や高齢者は脱水が命取りになる場合があります。
必要に応じて病院で点滴を受ける事になります。

アデノウイルスで幼児は特に注意!パート①

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アデノウイルスに感染した場合には、重症化しないようにする事が大事となります。

子供は、自分が「病気」だとも「感染症」だという事も認識出来ません。

その周囲にいる大人が、いつもと様子が違う事をいち早く見つけ、早急に対応しなければ、命取りになってしまう場合がありますので、以下の状態の時にはすぐ行動を起こして下さい。

要注意の状態

・ぐったりしている
・意識がもうろうとしている
・けいれんを起こしている
・顔面蒼白で冷や汗をかいている

アデノウイルスで幼児は特に注意!パート②

幼児は、大人と違い、「清潔」「不潔」の概念が形成されていません。細菌やウイルスなどの病原菌も目に見えないので理解出来ません。

大人の顔色見て、察知するのが関の山ですので、子供の手を介して、感染拡大する事を最小限に努める必要があります。

このようなことに注意しましょう!

・おもちゃをいつも通りに広げない。

お気に入りのおもちゃだけをそばに置くなどの工夫が必要です。
おもちゃを消毒するにも、片付けるにも数が少ない方が管理しやすいです。

・タオルや食器の共有をしない。

・同じ箸やコップを使わない。

・お風呂は最後に入れる

・いつもすぐ手を洗えるように準備しておく。(擦り込み式アルコールも可)

・すぐに拭けるようにティッシュとゴミ箱をそばに置いておく

・マスクの着用(幼児には難しくても、大人が着用する)

・大人は自分の顔(鼻・目・口)を触らないように心掛ける

こうする事で、大人の意識も少し高まりますので、少なくとも自分が感染しなくて済みます。

子供が感染した時に、そばにいる大人が感染して倒れてしまう程、子供にとって不安な事はありませんので、看病する大人は絶対に感染しないで欲しいと思います。

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