ウイルス性胃腸炎は直接治す薬がないと言われていますが、
胃腸炎という病名なので通常の胃腸炎の薬は効かないの?市販されている薬で一時的にでも対処できるものはない?
一番確実なのは、病院で処方される薬になりそうですが市販薬はあるのでしょうか?
今回はウイルス性胃腸炎と薬について説明していきたいと思います。
ウイルス性胃腸炎の処方薬はある?市販薬は?
ウイルス性胃腸炎に直接作用する薬はありませんが、整腸薬や吐き気止め、解熱剤などが処方されることがあります。
【処方薬】
・整腸剤…ピオスリー ビオフェルミン
下痢で失われてしまった善玉の乳酸菌を補う作用があります。お腹の調子を整えます。赤ちゃんや子供にも処方され、幅広い方が使うことができる整腸剤です。
・制吐剤…プリンペラン ナウゼリン
弱った胃腸の運動を助けます。吐き気、食欲不振などの症状を改善します。
・腹痛止め…セスデン プスコバン
胃酸の分泌を抑える作用があります。胃炎や下痢などの腹痛に広く用いられています。
・解熱剤…カロナール ロキソニン
おだやかな作用の解熱鎮痛剤です。あかちゃんから使えるものもあります。
【市販薬】
・五苓散(漢方)
ウイルス性胃腸炎は直接の特効薬はありませんが、吐き気、腹痛などに効果があるということで、ウイルス性胃腸炎に「五苓散」という漢方を紹介しているお医者さんのHPがいくつかあるようです。参考にしてみてもいいかもしれません。
ウイルス性胃腸炎で薬を飲まない方がいいって本当?
ウイルス性胃腸炎は病原菌が体外に排出されることで回復していくので、下痢や嘔吐は無理にとめない方が早く回復すると言われています。
しかし、脱水を起こしてしまうような重い状態にあるときは処方薬によって少し症状を補助的に和らげることもあります。
ウイルス性胃腸炎を早く治す方法は?
1.絶食
ウイルス性胃腸炎はとにかく病原菌を体外に排出することが重要!体力をつけようと無理しておかゆなどを食べるよりは、嘔吐や下痢がある程度治まるまで、胃腸を休ませることが大切です。
2.水分補給
絶食だけだと脱水症状になってしまいますので、充分な水分補給を心がけてください。
目安の量としましては1日1000mlから1500ml必要とされています。
水分の内容としましては
・水
・麦茶
・ほうじ茶
・ウーロン茶
・スポーツドリンク
・OS-1
などで、カフェインの少ないものをとるようにしましょう。
・果汁
・牛乳
・ヨーグルト
などは、吐き気があるときにこれらをとると症状が悪化する恐れがあるため、できるだけ胃腸に負担の少ないものを少しずつとるようにしてください。
3.薬
診断によっては病院から
・整腸剤
・制吐剤
・抗生物質
・解熱剤
が処方されます。絶食していても、病院より処方された薬はきちんと服用してください。
ウイルス性胃腸炎で食事の開始時期
嘔吐、下痢が治まったら少しずつ開始しましょう。
ウイルス性胃腸炎にとって嘔吐と下痢は病原菌を体外に排出する行為なのでできるだけとめない方が回復を早めると言われています。
・重湯
・スープ
などの軽めのものから開始するとよいと思います。少しずつ口にしてみて、嘔吐や下痢がないかを確認しながらとるようにしてください。
再び症状が出ないのを確認しながら、通常の食事に戻していきましょう。
ウイルス性胃腸炎の感染予防について
ウイルス性胃腸炎は菌がついた手で食事をしたりすると感染します。
排便後や嘔吐後の処理は、使い捨て手袋着用で、マスクなどをして塩素系漂白剤で徹底的に除去してください。
ウイルス性胃腸炎は感染力が強いので二次感染を防ぐことがとても重要とされています。水に流すよりも、ビニール袋に詰めて口をきつく縛る方が二次感染を防ぐかもしれません。
手袋をしていると言っても、充分に手を洗うようにしてください。
ウイルス性胃腸炎を症状別にまとめてチェックできます。
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