アデノウイルスは大人でも感染します。
その中でも特に、はやり目と言われる流行性角結膜炎は、家庭の中であっという間に感染拡大してしまいますので、注意が必要です。
今回は、アデノウイルスは大人も感染するって本当なの!?について説明します。
アデノウイルスって大人にも感染する?どこから?
アデノウイルスは大人も感染します。
大人は抵抗力や免疫力の他、体力や栄養状態にも差が出ますが、感染して重症となる方もいれば、全然症状がなく気付かない方もいます。
アデノウイルスはまた感染力も強く、ヒトの体の中に入らなくても、10日以上生存が可能なウイルスですので、運よくヒトの体内に入る事が
出来れば、増殖し糞便やくしゃみ等に混じり、ウイルスをばら撒く事になります。
目に見えない大きさのため、あらゆる所にいると思っていた方が賢明です。
アデノウイルスはどこにいるの?
どこにでも、潜んでいると思っていた方が良いでしょう。
特に人がよく触る場所は要注意です。
たくさんウイルスが含まれている分泌物
糞便
唾液
鼻汁(鼻水)
涙や眼脂
痰
体液
ウイルスや細菌がついている可能性がある場所
ドアノブ
スイッチ
手すり
受話器
リモコン
机やテーブル
便器・便座
布のタオル・布巾
蛇口
お金 など。
アデノウイルスで大人の症状とは?子供とは違うの?
症状は基本大人も子供も同じです。
本人の持っている力(免疫力・体力・抵抗力・栄養状態・持病・アレルギー)によっては、症状が軽い・重いはあります。
子供の時期にかかる感染症は、大人になるとあまりかからないというイメージをお持ちかと思いますが、最近では大人が子供と同じ感染症にかかる事は結構な頻度で見受けられます。
それは、ストレスや大気汚染・アレルギーなどの影響もあるのですが、ウイルス自体も生き続けるために耐性型などが出て来たり、変異を起こしながら強くなっているのだと考えられます。
アデノウイルスで大人の対処法は?
大人は子供と違い「高熱に弱い」ので、高熱が出た時には病院受診し、診断と内服を受けた方が良いです。
もし、症状が軽くても、アデノウイルスと診断された場合には、感染拡大をしないように配慮した行動をする必要があります。
出勤停止の指示が無かった場合でも、
・マスクの着用
・手洗い励行
・食事時間をズラす など
周囲の職員に対する配慮を求められます。
自宅で療養する場合
・お風呂は一番最後に入る
・タオルは自分専用のものを使用する
・食器なども大皿にはせず、一人ずつに分けて盛り付ける
・トイレに消毒薬を置く
・こまめに手洗いを行う
・涙や目やに(眼脂)は手で擦らず、ティッシュなどで拭き、再利用しない
などの対策をしましょう。
アデノウイルスで仕事は行って大丈夫?
子供に対しては、学校感染症の中で出席停止を命じている感染症がアデノウイルスでは2つありますが、大人の出勤停止は義務付けられてはいません。
ただし、はやり目(流行性角結膜炎)は、凄い感染力が高く、見た目も明らかに「大丈夫?」という顔貌になりますので、眼科医と相談し診断書を作成してもらう事をお勧めします。
仕事をする上で可能であれば、休暇をもらった方が良い感染症です。
休暇をもらった方が良い理由
・目の充血が尋常ではない(明らかに病気でしょうという充血になる)
・目が明かないほどの黄色い眼脂が出る(見た目が汚い・不潔に見える)
・目の中がゴロゴロとした違和感があり、涙が出る(客観的に見ていられない)
・目の痒みと痛みで仕事に集中できない
・涙や眼脂のついた手で触った受話器・パソコン・スイッチ・ドアノブを介して、いとも簡単に職場内で感染拡大する(職場全体に迷惑をかける)
・いかにも、うつりそうな結膜炎にみえる(神経質な人が周囲に居れば、その人までもが仕事に集中出来なくなる)
等、以上の理由から、お休みを取らせて頂いた方が良いです。
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